韓国にも電気街が複数あるようですがよしおが訪問した電気街は東京の秋葉原と比べても遜色のないくらい大きな規模です。人出は少なくないのですがどうも「にぎやか」という言葉がこの街にはしっくりきません。恐らく20年前の秋葉原にタイムスリップしたかのようなどっしりとした趣があるからでしょう。
今回訪れた電気街で現在販売されている商品の主流はパソコンです。デスクトップタイプのパソコンが圧倒的で中国製、台湾製のものが多くありました。建物の奥へ足を運ぶと店の通路で人が実際にドライバーやオシロスコープを使いパソコンを組み立て・調整している様子を見かけることが多く、手づくりの温かさが伝わってきました。
興味を引くところの通信関連製品の販売事情はどちらかというとパソコンよりも控えめな印象です。視点が偏っている理由もあるでしょうが携帯電話もそれほど見かけませんでした。無線関連製品を販売するお店はだいたい電子部品や監視カメラなど防犯装置もあわせて売っていました。
実際にお店に入りましたが驚いたことに違和感はほとんどありません。国が違ってもお店の雰囲気に同じ居心地の良さが感じられるのはうれしいものです。お店の人と少しだけ話したところ、人によると思いますが韓国の無線ショップの方の気風は他のアジアの方と比べ日本人の感覚と共通する点が少なくなく、非常に親しみが持てる印象でした。
撮影も忘れ電気街散策に奔走してしまい少々薄暗い写真だけしかありませんが全体的に韓国の電気街は“分かる人”には買い物しやすい場所ですし1日散策するだけでも面白いと思います。もっとも、電気街が秋葉原並みの規模ですからじっくり回ろうとすると1日では難しいでしょう。
まるで昔にタイムスリップしたかのような雰囲気を持つ韓国の電気街。日本では今後お目にかかれそうにない、そしてどこか懐かしさがこみ上げてくる空気がこの街にはありました。
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