2016/03/26

米八重洲無線 2mのC4FMモービル機FTM-3200DR発売

アメリカのYAESUからシステムフュージョンに対応した2メーターモノバンド機が発表されました。

FTM-3200DR - Yaesu.com(英語)

(公式サイトから引用)


今回登場したFTM-3200DRは従来のアナログFMモードに加え八重洲無線のアマチュア機のデジタル通信方式であるC4FMに対応したモービルトランシーバーです。

大きさは突起物を除き幅15.4センチ、高さ4.3センチ、奥行15.5センチ。無線機本体の重さは約1.3キログラムです。


送信出力は最大65ワットとハイパワー。他に30ワットと5ワットが選べます。65ワット送信時には15アンペア程度消費するため米国内での固定運用時は電源を選ぶ必要がありそうです。

本体前面にスピーカーを配置し、音声出力はなんと3ワットと驚異のスペックを誇ります。補足ですが付属のテンキー付きDTMFハンドマイクMH-48A6JAにはスピーカーがついていません。


送信周波数は米国の2mアマチュアバンドに対応し、受信周波数は136~174MHzをカバーします。受信時に動作するトーンスキャンとDCSスキャン機能も装備しています。また米国のWX警報も受信可能です。

システムフュージョンに対応したAMS(自動モード選択)機能を装備し、受信時にアナログ/デジタルが自動切替されます。


メモリーチャンネル数は199の通常メモリーに加えホームチャンネル、すぐに呼び出せる重要チャンネルと10組のプログラムスキャン(PMS、サーチ)を記憶します。メモリーチャンネルスキャンも可能です。
また各メモリーチャンネルにはアルファベットで名前もつけられます。このほかメモリーチャンネルのスキップ機能やマスク機能、メモリーチャンネルの周波数をVFOへコピーする機能も装備しています。デュアルワッチ機能にも対応します。


FTM-3200DR本体裏面にはUSBデータ端子が装備されていますが取扱説明書には"ファームウェアのアップデートに使用します"と記載されている程度にとどまり、データ端子を活用したデータ通信方法は明記されていないようです。但しFTM-3200DR本体はデジタルモードでのデータ送受信(V/Dモードとデータ専用モード両方)に対応しているようです。

クローン機能にも対応しています。FTM-3200DR本体のマイクロホン端子間にケーブルを接続するとクローンが可能です。


これら以外に無線機本体の電圧表示や温度表示、C4FMデジタル通信特有のGM(グループモニター)機能なども対応しており、一般的なアナログモービルトランシーバーに搭載されている機能に加え、八重洲無線のC4FMデジタルモードの機能も一通り装備しているようです。

補足ですがこのFTM-3200DRはWIRES-Xのノード局としては使えない、つまりHRI-200には対応しないという報告もあります。実際説明書にFTM-3200DRをWIRES-Xのノード局として使う方法は現時点(2016年3月現在)では記載されていません。



このFTM-3200DRはすでに米国内で発売中で価格は定価220ドルと、デジタルモードを搭載したモービル機としては破格。一部のショップでは180ドルを切っています。

よしおの個人的な感想としてはFTM-3200DRは国内でも発売されている同社FTM-100Dシリーズの廉価版で、見た目は何となく米ケンウッドが発売しているTM-281A米アルインコが発売しているDR-B135Hシリーズと似ているような...
(米ケンウッドTM-281A 公式サイトから引用)

(米アルインコDR-B185 公式サイトから引用)


.....何となく今回発表されたこのFT-3200DRと似ている...
(米YAESU FTM-3200DR 再掲、公式サイトから引用)

...ような気もしますが、FTM-3200DRはデジタルモード搭載ということで低価格ながら付加価値の高い製品と思います。

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2016/03/21

ELPA(朝日電器) ER-C57WRミニレビュー

朝日電器のワールドラジオER-C57WRを使って気が付いたことをよしおの視点で少しだけレポートします。
ELPA(朝日電器) ER-C57WR



ER-C57WRは2014年10月からELPAブランドで朝日電器から発表され、現在(2016年3月現在)発売されている高機能ラジオです。

通常のAMラジオ放送とFMラジオ放送、FM補完放送の他、世界で使用されている長波やラジオNIKKEI、NHKの海外放送などが放送されている短波、そして飛行機の会話に使われる航空無線(エアバンド)が聴ける、むしろ"受信機"と言うべき多機能を備えたラジオです。

単3乾電池2本または単3充電池2本で駆動し、商品説明によると新品のアルカリ乾電池を使うと連続で3日程度鳴らし続ける実力を備えているそうです。

早速各部を見ていきましょう。




●外観


大きさは幅12.8センチ、高さ7.8センチ、厚み最大3.2センチ。重さは電池込みで約226グラムと、市販のスマートフォンと比べ同程度か若干重いです。

本体正面にスピーカーと液晶表示窓、操作ボタンがあります。電源、ロック、テンキーと周波数の上下(選局ボタン)、FMステレオ/モノラル切替兼AM帯域幅切替、ページ(メモリーバンク切り替え)、周波数ステップ、バンド切り替えの各キーが装備されています。


液晶表示窓内部には購入当初から小さなチリが入っていました(写真赤丸中央の白い点)。

液晶画面の数字表示の大きさは横幅が4ミリ、縦は9ミリと大型です。ボタンや選局ダイヤルを操作すると橙(アンバー)色のバックライトも点灯します。


左側面にはステレオヘッドホン、DC4.5ボルト入力が、右側面には選局ダイヤルと音量ツマミがあります。

背面には短波とFMラジオ、航空無線(エアバンド)受信用のロッドアンテナ、単3電池2本を収納する電池蓋があります。ロッドアンテナ長は実測で最短で10.2センチ、最長48.5センチです。

ロッドアンテナ根元の塗装の剥げは開封時についていました(下の写真、赤枠内)。

ロッドアンテナ本体にも入手当初からついている小キズがまばらに見えます。入手当初鉱物オイルのようなものがアンテナエレメントに付着していましたが使用している間に気にならなくなりました。


底面にはリセットスイッチがあります。

全体的に外装のプラスチックは継ぎ目が波打っているように見えます。





●受信範囲


カタログ通りの受信周波数範囲を確認しました。
長波:153-279kHz, 3/1kHzステップ
AMラジオ:522-1620kHz, 9k/1kHzステップ or 520-1710kHz, 10k/1kHzステップ
短波:2300-26100kHz, 5k/1kHzステップ
FMラジオ:76-108MHz(FM補完放送対応), 100k/10kHzステップ
エアバンド:118.000-137.000MHz(25kHz, 5k/1kHzステップ)

各周波数ステップは選局ダイヤルのプッシュで切り替えられます。
SSBや同期検波はありません。

AMラジオの周波数拡張は電源切状態で0(9/10kHz)ボタンを長押しする度に変更できますがこのときFMラジオも自動的に海外仕様(87-108MHz)となります。

エアバンド受信時には選局ダイヤルを回す、または上下選局ボタン押す場合は5kHz or 1kHzステップ。スキャン時は選局ダイヤルのプッシュ切替によらず25kHz固定となります。





●操作性


テンキーの反応は押したときのボタンの凹み具合が数字によってまちまちですから数字に応じて押し方を変える必要があります。またテンキーは携帯電話や有名メーカー製の短波ラジオのように素早く押してもボタンは反応せず、加えてボタンを離したときに反応するので人によっては動作がもっさりしているという印象を受けるようです。

選局ダイヤルはパソコンのマウスのホイールのようにカリカリっとした操作感です。高速で回転させると周波数はちゃんと追いついてきますがFMラジオ以外は操作中に受信音は出ませんので、選局ノブを回しながら放送局を探すのが好きな方は注意されると良いでしょう。

選局ダイヤルの操作ノイズは図書館内で勢いよく回すと隣の方が気付く程度。かなり静かです。

操作ボタンのタッチノイズは選局ダイヤルを回す以上にポツ音が出ます。図書館内で連打すると周囲の方から睨まれる程度。普通です。0~9のテンキーはそれぞれ押し具合がまばらなためタッチノイズの大きさがボタンによって違います。よしお所有の個体では数字の8キーが最もへこんでいるため一番押しづらく、最もタッチ音が小さいです。





●受信感度


もはや世界標準となっているソニー製ワールドバンドレシーバーICF-SW7600GRを基準に比較します。外部アンテナは使用せず本体のロッドアンテナでの比較です。

長波は並、中波(AMラジオ)放送はほぼ互角レベル。なかなか健闘していると思います。


短波は並以下ですが外部アンテナをつけると高感度となります。Sメーターは触れていても音が聞き取りづらい状況が比較的見受けられました。S/Nがあまり良くないようです。帯域幅をナローに切り替えると若干改善します。
外部アンテナをつけなくても2.3~10MHz程度までは近隣のV-Highマルチメディア放送らしき「ジャージャー」というカブリを受けます。


FMラジオ放送は並です。76.4MHzで229MHz帯のGPS基準局のカブリがありました。基準局送信所から1キロに満たないエリアでの使用のため仕方ないかもしれません。
名刺サイズラジオのようにヘッドホンを接続してもヘッドホンのコードはアンテナとしての機能を果たしません。


航空無線は比較的感度が良いと言われている八重洲無線の受信機VR-160ラジオライフの航空無線受信用アンテナRL-AIR twinAORのバンドパスフィルターABF128-SMAの組み合わせと比較しました。スケルチ(雑音消去)レベルはER-C57WRとVR-160どちらも1に設定しています。

結果、VR-160がわずかに優勢となりました。
市販のロッドアンテナをVR-160に取り付けたものとER-C57WRを比べるとVR-160がV-Highマルチメディア放送のカブリを受け、AB128-SMAエアバンドフィルターを間に追加してもER-C57WRに軍配が上がるため上記の組み合わせとしています。

この結果からER-C57WRのエアバンド受信性能は高感度と判断します。





●音質


長波から短波までの受信音は帯域幅をワイドにすると番組によっては人の声の「さ」「た」行の発音がはっきり聞けるほどクリアです。今のところビートなど帯域幅がワイドによる弊害には遭遇していません。

帯域幅をナローにすると市販のAMラジオと同等かわずかに高音が伸びます。電波が弱いときは音割れが発生しているように聞こえます。
エアバンド受信中も帯域幅を切り替えられます。


FMラジオの音質はヘッドホン端子を使うとウォークマンやラジオレコーダーに内蔵されたFMラジオとそん色のないレベルです。聴感上ミニコンポ内蔵のラジオよりも低音が少ない程度でしょうか。

本体スピーカーの音質は市販の小型ポータブルラジオと同レベルでクセはありません。現在受信中の放送局がFMなのかそれ以外かわかります。





●その他


スキャン速度はエアバンドを除き、ソニーのワールドバンドレシーバーの倍以上は出ています。長波、中波、短波いずれも目測で毎秒10~15ステップ程度でしょうか。FMは目測で毎秒100ステップ程度と超高速。対して、エアバンドのスキャン速度は毎秒約3ステップと激遅です。

短波のスキャンは放送バンド範囲内のみを横断する方式のため、放送バンド外の周波数を受信中にスキャンを開始すると自動的に次の放送メーターバンドに移動しスキャンを続けます。つまり放送メーターバンド以外はスキャンしないということです。

メモリーチャンネル数は長波、中波、短波、FM、エアバンドともに各100チャンネル、合計500チャンネルと大容量です。メモリースキャン機能はないようです。

スキャン中に受信した周波数を自動保存するATS機能が搭載されています。

エアバンド受信ではスケルチを入れておくと交信の最初1~2秒が毎回途切れます。本格的な受信には不向きですが、航空無線の臨場感を味わう程度のニーズには応えていると思います。

時計機能、指定時間に電源がONとなるアラーム機能やスリープタイマーもあります。電池を外し30秒以上経過すると現在時刻はリセットされますがプリセットメモリーデータや電源を切る直前の状態は電池を外しても保持されました。





●まとめ


ER-C57WRはコンパクトながら長波から短波、FMラジオに加え航空無線も聞けるワールドバンドラジオです。個体差はあるでしょうが受信感度は上級機に匹敵するほどの性能を有していました。

操作性や本体の造りに上級機ほどの高級感はありませんが、時計や目覚まし機能があり、持ち運びが楽なので旅のお供などに1台あって損はないラジオと思います。

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[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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2016/03/07

東芝エルイー ハイレゾ再生対応CDラジオレコーダー TY-AH1000発表

東芝エルイートレーディングからAurexブランドを冠したハイレゾ再生対応のCDラジオ(パーソナルオーディオシステム)が発表されました。

TY-AH1000:新製品情報:東芝エルイートレーディング株式会社

TY-AH1000:ハイレゾ対応SD_USB_CDラジオ:東芝エルイートレーディング株式会社

(TY-AH1000 公式サイトから引用)


今回発表されたTY-AH1000はハイレゾ音声の再生に余裕で対応した左右合計50ワットデジタルアンプ出力、60~40000Hzまで再生可能な大音量スピーカーを搭載し、USBメモリーまたはSDカードに保存されたハイレゾ音声ファイルの再生が可能となっています。Aurexスペシャルサイトまで立ち上げるという凝りようは本気(マジ)ですね。

電源はACのみで乾電池駆動は不可ですがラジオのタイマー録音が可能ということで興味深いです。なるべくラジオを中心に外観とカタログスペックをチェックしていきましょう。





まずはTY-AH1000の外観から。

本体はシルバー色でフロントが黒となっています。大きさは幅40センチ、高さ13.5センチ、奥行20.5センチ。重さは約3.2キログラムです。デザインは発売済みの同社製CDラジカセと比べ、ずいぶんオシャレに見えます。
(TY-AH1000 公式サイトから引用)


フロント中央部には2チャンネルのLEDレベルメーターとハイレゾ再生表示LED、動作状態を表示する液晶表示部があります。
その下にヘッドホン出力端子、外部(ライン)入力端子、マイクロUSBタイプのPC入力端子、USBメモリー接続端子、SDカードスロットがあります。
(TY-AH1000 公式サイトから引用)


本体上部には左にNFCタッチエリア、中央にCDトレイ、その周囲に収納式キャリングハンドルがあり、上面手前に操作部があります。ラジオのお気に入り(プリセット)登録はAMラジオ、FMラジオ各4局までのようです。
(TY-AH1000 公式サイトから引用)


裏面にはFMロッドアンテナ、左上にAMループアンテナ入力端子があり、左右中央付近にはステレオスピーカー左右のダクト、中央には通気孔、右下にはコンセント接続端子があります。FM外部アンテナ端子はないようです。
(TY-AH1000 公式サイトから引用)


リモコンには"EQ"という音質切替ボタンが装備されています。本記事作成時点で現在公開されている説明書に記載はありませんが通常(フラット)の他にジャズ、ロック、クラシック、ポップが選べるようです。
(TY-AH1000 公式サイトから引用)


このほか写真はありませんがTY-AH1000本体にはバックアップ用単4電池2本収納用の電池ふたが底面に装備されています。




次にスペックのチェックです。

再生可能な音源はCD、SDカード、USBメモリー、ブルートゥース、ラジオ、外部ライン(アナログ)入力、PC(USB経由)です。ブルートゥース再生時はNFCによるワンタッチペアリング(接続)が可能です。

再生対応形式(ファイルフォーマット)ですがSDカード、USBメモリーともにWAV、MP3、WMA、FLACです。CDはこれに加えて音楽CD(CD-DA)が再生できます。TH-AH1000ではWAV、FLACの96kHz 16bit/24bitハイレゾ音声ファイルの再生にも対応しているため"ハイレゾ再生"対応をうたっています。

SACD(スーパーオーディオCD)やCCCD(コピーコントロールCD)のCDデッキでの再生は対応していないようです。またブルートゥース接続時のハイレゾ再生はサポートしていないようです。PC接続時のハイレゾ再生可否は不明です。


ブルートゥース接続とPC接続以外はタイマー再生に対応します。2時間までのスリープタイマー設定も可能です。

CD、SDカード、USBメモリーの音声ファイル再生時は0.7~1.3倍速再生と10秒送り、3秒戻し、プログラム再生、1曲リピート、全曲リピート、ランダム(シャッフル)再生に対応しています。


録音データ保存メディアはSDカードとUSBメモリーの2種類。音楽CD、ラジオ、外部ライン入力の音声が録音可能です。

SDカード内コピーやUSBメモリー内コピー、SDカード~USBメモリー間のコピー、音楽CD(CD-DA)形式以外のCD音声、Bluetooth音声、USB接続によるパソコン音声は録音できません。

タイマー(予約)録音は2番組まで可能。AMラジオ、FMラジオ(補完放送対応)、外部ライン入力に対応します。

曜日の設定項目はなさそうですから毎週予約(曜日指定)録音は不可ということでしょう。いったんタイマー録音を設定すると解除するまで"毎日録音"されるか、あるいは1度録音されたら自動的に予約録音解除のどちらかになると思われます。


音楽CDをSDカードまたはUSBメモリーへ録音する場合のみ2倍速ダビングが可能です。

録音ファイルフォーマット(形式)はサンプリングレート48kHz、ビットレート192kbpsのMP3のみです。




肝心のラジオ部はAMが531~1710kHzで放送波以外の電波もキャッチ可能、FMが76~108MHzで補完放送にも対応しています。手動選局、スキャンを装備しAMループアンテナが付属する点は好印象です。

写真から推測するとFMアンテナは3段式で最大伸長時60センチ程度でしょう。

"お好み選局" つまり放送局のプリセット(登録)数はAMラジオとFMラジオで各4局となっています。





以上、TY-AH1000の外観とスペックをチェックしました。
(Aurex公式サイトから引用)

このTY-AH1000は今月(2016年3月)下旬に発売予定で、販売価格は発売前にも関わらず一部店舗ではすでに税抜き3万2800円、税込み3万6000円程度と出ています。


Aurexブランドの復活というまでに至らしめた、音質にこだわったスピーカーシステムの新規開発と接続可能な機器の豊富さ、便利な録音機能を総合的に考えると安価ではないかと思います。

ただしラジオ、ラジオレコーダーという観点では毎週予約ができない可能性があること、FM外部アンテナ端子がないこと、お好み選局が合計で8局までしか登録できないことに疑問はあります。

オーディオ機器視点ですと音声レベルメーターに-12dBらしき刻みが見当たらない、操作表示部が液晶であるが故にレベルメーターのLEDよりも暗く見えるような気がする、奥行が20センチで置き場所に苦労しそうなのでどうせならもっと良いものを.....といった外観上の気になる点はありますが、実際の再生能力を目の当たりにすると印象が変わるのかもしれません。せっかくなのでスペアナ表示は欲しいと思います。


いずれにせよ最終判断は実際に試聴、操作してからですね。


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2016/03/06

西日本ハムフェア2016ぶらり散策

今年(2016年)も日産自動車九州にて実施された西日本ハムフェアに参加しました。


一部のブースでは例年通り、開始早々"爆買い"が発生していました(笑)
いくつかのブースではアンテナの特価品がありました。


巨大な屋外駐車場はほぼ満車となり、止めるのに苦労される方も出たほどの盛況ぶり。


午前中に一時雨がぱらつきましたが大雨になるほどではなかったです。


入口の扉が片方開かず、入場開始時直後に紳士淑女の乗車する白熱した満員電車の気分を味わえたことが良い思い出となりそうです。

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2016/03/05

ソニー ICF-SW07生産終了

ふと気になってソニーの折り畳み式セミコンパクトワールドバンドレシーバー(短波ラジオ)ICF-SW07をネットで調べると、ほとんどのショッピングサイトで軒並み完売となっていました。

上記はアマゾンの状況です。ご覧のとおり「現在お取り扱いできません。」となっています。


ソニー公式サイトに掲載されたワールドバンドレシーバーのラインナップは...

ICF-SW07がありません。生産終了の可能性が濃厚です。


さらに調べてみると確かに「生産完了」となっていました


ソニー公式Webショップでも下記のとおり入荷終了となっていました。





これでソニーの短波ラジオのラインナップは残り3機種、アナログチューニングのICF-SW11デジタルチューニングのICF-SW35そしてSSBと同期検波を搭載したICF-SW7600GRとなりました。

カセットケースサイズのICF-SW23も先日(2015年に)生産完了となりましたので、いよいよソニーから短波ラジオのラインナップがなくなるのも時間の問題でしょうか。

先日ニュースリリースで公開されたFuture Lab Programにレガシーテクノロジーである短波ラジオが加わる可能性は高くないでしょうが、近年のレトロブームもありますのでICF-5900またはチューニングダイヤルのあるICF-2001Dの復刻版をせめて期間限定受注生産で再現してもらえたらなあと思います。どうでしょうか、ソニーさん。


最近はインターネットがありますしネットラジオ受信機もありますから.....。とはいえ、短波ラジオはネットが使えないオフライン状態(通信料タダ)で聞けるメリットや、ネットでは聴けないレアな放送局に遭遇するスリルが楽しめるアトラクションの一つであるのも魅力と思います。

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