2013/12/23

VX-8D 12V電源ケーブルの製作

旧バーテックススタンダード(現:八重洲無線)VX-8Dトランシーバーのシガーライター接続電源アダプターを製作しました。

製作の発端はVX-8Dをある機器とつなぎたいということと、偶然秋葉原のaitendo店先でVX-8Dに使えるかもしれないジャンク品のDCプラグを入手したことに始まります。

電子工作自体は簡単なものですから、精密ドライバーやドリル、ラジオペンチ、テスター、はんだごてなどがあれば小学生でもできると思います。あくまでも参考としていただければと思います。




早速シガーライターソケット接続電源アダプター製作にとりかかりましょう。

必要な部品は左からシガーソケットUSB充電アダプターとDCプラグと、写真にはありませんが手持ちの電源コードを使いました。電源コードを除くと合計136円と、大変リーズナブルです。

まず入手したシガーソケットUSB充電アダプターを精密ドライバーで分解します。

VX-8Dへ接続するDCプラグのコード用の穴をシガーソケットアダプターに開けます。穴を開けるポイントがズレないよう、シガーアダプターのガワはセロハンテープできつく仮止めしました。

手持ちの電源ケーブルを加工したシガーアダプターのガワに仮組みします。

シガーアダプター基板の12Vが入る部分に電源ケーブルをハンダ付けします。

電源ケーブルをハンダ付けしたシガーアダプターを組み上げ、シガーライターソケットに入ることを確かめます。

製作した充電ケーブルをテスターで導通確認します。プラスとマイナスがショートしている様子はないので大丈夫そうです。



今回の製作ではシガーアダプター内側のUSBコネクターや基板そのものを外すとシガーソケットアダプターとして機能しないことに加え、狭いガワ内部にケーブルを押し込まなければならなかったことに苦労しました。次に同じ工作をする時はもう少し大きめのシガーソケットアダプターを選ぶと製作が楽になるかもしれないというのが反省点です。

ともかくこれでVX-8Dがある機器とつながる“はず”です。

その"ある機器"とは.....次回へ続きます。


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2013/12/01

FTH-107/108とFTH-307(L)/308(L)の違い

先日八重洲無線から単3電池1本で使える小型特定小電力トランシーバーFTH-307(L)、FTH-308(L)が発売されたのはご存知のとおりです(詳細は下の関連記事参照)。

しかし問題点が1つ。大きさは異なりますが同じ形に見えるFTH-107やFTH-108との違いがよく分かりません。

そこで白黒はっきりさせるためFTH-107、FTH-108、FTH-307、FTH-308のカタログと説明書を読み解き比較表を作りました(ロングアンテナバージョンのFTH-307L、FTH-308LについてはショートアンテナのFTH-307、FTH-308とアンテナ長以外の違いはありません)。


この表を見ますとFTH-307、FTH-308はFTH-107、FTH-108から機能や使い勝手が大幅に拡充されていることが分かります。

FTH-307(L)/308(L)のような、音量ツマミに電源機能を持つトランシーバーは電源を入れる度に音量が変わってしまい使いづらい印象を何となく受けますが、使える状態になるまでの時間を考えますと電源長押しよりもカチッと音量ツマミを回して電源を入れるほうがスマートではないか・・・とも思ってしまいます。この辺りは好みの問題です。

通話品質の確かさを求めるならばロングアンテナとコンパンダー機能を持つFTH-307L、FTH-308Lが有力候補となるでしょう。


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