2015/07/19

第20回関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2015)ぶらり散策

大阪府池田市の池田市民文化会館で開催された関西アマチュア無線フェスティバル(通称KAMHAM)へ今年2015年も立ち寄りました。


初日は10時のテープカットセレモニー後、入場開始です。


屋外ブースも例年通り開場され多くの人が行き交っていました。



よしおは初日の午前中にメーカーの展示ブースや屋内屋外の一般ブースを見て回り、午後は笑福亭瓶太さんの落語やMasacoさんのトークショーなどを楽しみました。無線機メーカーは発売済みの製品や現行品の展示をしていました。

興味を引いたのは地元池田市に拠点を置くラジオパーツジャパンの国産ヘックスビームモービルアンテナです。東海ハムの祭典でも組み立てられた実物が展示されていましたが、やはり形状だけでもインパクト抜群。組み立てた製品が前日の台風11号の強風でもびくともしなかった堅牢性を宣伝していました。ATU(アンテナチューナー)なしでHFに出られる移動運用アンテナということでなかなか面白そうです。



前述のとおり、KANHAM開催初日の前日には大型台風11号が自転車並みの速度で通過。開催初日も河川が濁流となっているなどで開催が危ぶまれましたが無事に開催され、初日午後には青空が広がり天気に恵まれました。

KANHAMは今年で20周年という記念すべき年となりました。企画も徐々に磨かれ内容は年々内容が充実しつつあると思います。ハムフェアとは違い、屋外ブースがあるのはKANHAMの魅力のひとつではないでしょうか。

来年も機会があれば参加したいものです。

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2015/07/13

東海ハムの祭典2015ぶらり散策

愛知県日進市で開催された第47回東海ハムの祭典(2015)を見に行きました。

上の写真は開場前の様子ですが、イベント開始直前の会場の駐車場はほぼ満車といっても過言ではない状態。それを反映してか、エントランスでは予定時間よりも前にテープカットが始まりました。残念ながら写真を取り逃しました...。



屋外会場のデューラス(DEURAS)-Mを見学しました。ちょうど電波の発信源を特定するデモを実施していました。

車内には大型液晶モニターと受信装置が確認できます。

よく見ると以前当ブログで紹介した(下の関連記事参照)独ローデシュワルツ社製の超広帯域受信機PR100らしき機器が装備されています。

特に参加者の持つ無線機を方向探知するデモは興味深く、見学者から歓声が上がっていました。


このDEURAS-Mのお値段はなんと、住宅一戸建てが買える相当だそうです...。



さ、さて気を取り直して会場内の様子は...すみません、DEURAS-Mの価格に圧倒されてしまい思わず写真を撮り忘れました。やや投げやりではありますが地元のケーブルテレビ局らしきカメラクルーが取材に来ていたり、出店されていたショップの関係者らしき方が撮影されていましたので別の機会に紹介されることでしょう。

出店ブースで驚いたのは地場産の高級果物が破格で売られていたことでしょうか。このアプローチは予想外でした。




メーカーの新製品を一部ご紹介しましょう。今回会場で最も気になったものはこちら。

コメットアンテナのアンテナアナライザーCAA-500MarkII。CAA-500の後継品です。実働品を見るのは今回が初めてです。海外ではすでに発売されているようです。

1.8インチのカラー液晶を搭載しアルカリ乾電池6本で10時間程度連続駆動。HFから144MHz周辺の測定は本体上部のM型コネクターへつなぎ、430MHz周辺は本体右のN型コネクターへ接続し測定するそうです。単3充電池の充電機能を搭載。乾電池を誤って充電しないよう、内部に乾電池と充電池の切り替えスイッチを装備しているそうです。

SWR周波数スイープのデモを見ましたがスイープ中にアナログメーターが変化していく様がなかなか面白いです。これでExcelへ測定データが出力できれば高価な測定器を買わなくても手軽にアンテナ特性が測定できるのですが...。

国内での発売はハムフェア2015の終わり頃を予定しているとのこと。価格はあくまでも予定で7万円程度になるのではとのことです。オプションの肩掛けキャリングケースは現行モデルCAA-500と共用できるそうです。



以上、非常に簡単、いやずいぶん偏った内容でしたが東海ハムの祭典2015の様子を紹介しました。

東海ハムの祭典は屋外ブースを除き、関ハムの開催場所である池田市民文化会館の雰囲気とほぼ同じと思います。可能であれば西日本ハムフェアーほどのより広い場所が欲しいところです。

今後は農産物紹介も然り、無線に関連するようなご当地名産品ブースの出店など、地方ならではの特色を生かしたさらに濃密なイベントになることを個人的には期待しています。

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2015/07/01

JVCケンウッドの特小無線機UTB-10発売中!?

メーカー公式Webサイトには見当たりませんが、ケンウッドブランドの特定小電力トランシーバー TALKBIT(トークビット)が発売中のようです(下記アマゾン商品リンク)。

JVCケンウッド TALKBIT特定小電力トランシーバー UTB-10 (Amazon)


(写真はAmazon商品ページから転載)


説明によると生産完了したUBZ-LM20と同等のIPX2(少雨程度、豪雨や水没は不可)の防滴性能で20チャンネル、ラウドネス(音量アップ)機能を搭載したの中継非対応特定小電力トランシーバーとのことです。

UBZ-LM20との違いは音声連動送信(VOX)機能やスクランブル(内緒話)機能に非対応とのこと。それ以外はUBZ-LM20同様に液晶バックライトや回転アンテナや空きチャンネルスキャンといった基本機能などはきっちり装備されているそうです。


写真を見る限りUTB-10は塗装コストなどを抑えることで低価格化を達成したものと推測できます。

液晶画面は5月に発売されたUBZ-LP20シリーズやUBZ-LP27Rと同一のようです。

外観は2003年登場のUBZ-LJ20によく似ています。UBZ-LM20やUBZ-LK20と同じ形状としなかったのは恐らく旧モデルとの区別をできるだけつけようと考えた末の結論ではないかと推測します。


メーカー公式Webサイトに掲載されておらず、パッケージには中国製の表記があることから、新手の海賊版では?と勘違いしそうな気もしますが総務省の電波利用ホームページによると工事設計認証はきっちり通っていることから、UTB-10という機種はまぎれもなくJVCケンウッド製であると分かります。

それにしてもこのUTB-10という機種、発売されているにもかかわらずネット上で発表されていない...まさに謎のトランシーバーですね。もしかするとJVCケンウッドの新しい(Webを使わない)マーケティングのため敢えて公式サイトでの発表はなしというスタンスなのでしょうか。

何はともあれ、少なくとも価格は発売当初から1万円を切っているためKENWOODブランドのトランシーバーの性能を安価に体験したい、またはケンウッドトランシーバーを大量に安く入手したいと考えている方には朗報と思います。

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