2011/01/08

DJ-X1 by ALINCO

今回から過去に発売された無線機&受信機を振り返るシリーズを始めます。第1回目はコチラ。


アルインコのDJ-X1です。1990年代前半に登場したDJ-X1はほぼ同時期にアイコムから発売されたIC-R1の対抗馬でした。
受信周波数は0.1~1300MHzと現在でも通用する性能を誇っていますがこの時期の機種にはまだAM放送受信用バーアンテナが内蔵されておらず、AMラジオ受信時は電灯線か長いワイヤーアンテナを接続する必要がありました。

デザインは今見ると古めかしさを感じてしまいますが現在主流のバッテリーを背負わせる方式をいち早く取り入れています。いかんせん単3電池6本分の電圧が必要なことから電池を受信機に装着させたときの奥行きはベルトクリップで固定するのをためらうほどの大きさでした。
ただライバルのIC-R1と比べてキーイルミネーションが装備されていたためこだわり派からは支持を受けたようです。

空線キャンセラやトーンスケルチといった付加機能はありませんが基本機能は現在市販されているものと遜色がないため今でも十分使える受信機と言えるでしょう。

※カタログ内容は掲載許可を得ています

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