2011/02/01

完全デジタル化への仕上げに向けた動きとは?

本日2月1日はテレビ放送の日ということでテレビ放送の話題を取り上げます。総務省から地上デジタル放送移行の最終行動と運動について公表がありました。

「完全デジタル化最終行動計画」及び「完全デジタル化に向けた最終国民運動」の公表

この公表で個人的に少々気になった内容がありましたのでいくつか列挙してみました。

「完全デジタル化最終行動計画」資料14ページでは総務省テレビ受信者支援センターの活動が紹介されています。同15ページでは地上デジタル放送未対応世帯へは地域の電気屋さんなどの地デジサポーターの個別訪問や地デジボランティア活動が実施とのことです。
完全デジタル化に向けた最終国民運動」PDF資料によると個人への直接アプローチは地デジボランティアによる「草の根運動」が記載されています。

地上デジタル放送への完全移行が7月下旬に迫る中、こちらの「完全デジタル化最終行動計画」PDF資料の最終ページに「最終段階で混乱が生じないような危機管理体制の確立」という文言で何やら穏やかではない雰囲気も見受けられますが、それはそれとしてようやく最終行動に移る総務省の行動計画が示されたことは興味深いです。
特に気になるのはデジタル化を普及促進する役が最終的に国民のボランティアによって支えられていることですが災害ボランティアとは異なるためこれには疑問を持つ方が少なくないはずです。とはいえテレビが見られなくなると困る場合もありますから人の役に立つことには違いないでしょう。

総務省が今回発表した地デジ完了への最終計画資料にある国民の位置づけにあらためて言及するならば、地デジの最終的な担い手は国民のボランティア精神によるところでありまさに“国民はテレビを救う”などといった標語でもつきそうな様相です。
現代の社会で近隣住民との関係が希薄な中、テレビ放送のデジタル化を通して少しでも地域のつながりが生まれることに期待したいものです。

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