2017/10/25

アンドー 特小無線機 T16-475Y, T14-365LZ発売中

ラジオや小型オーディオ機器を取り扱うアンドーから特定小電力トランシーバーが2機種発売中です。

マルチフィールドトランシーバー T16-475Y | アンドーインターナショナル

特定小電力トランシーバー T14-365LZ | アンドーインターナショナル



●T16-475Y

アンドー T16-475Y (公式サイトから)

T16-475Yは単4乾電池3本で動作する腕時計型特定小電力トランシーバーです。

どこかで見たような気はしますが総務省の技術適合証明を受けた、電池を入れてだれでもすぐ買って使える無線機です。

大きさは幅5×高さ7.1×厚み3.3センチ。重さは電池込みで約92グラムです。

使用チャンネルは単信20チャンネル。レピーターは使えません。

マルチフィールドトランシーバーとありますが、恐らく防滴機能はありません。

本体中央部にPTT(送信)ボタンがありますが、付属イヤホンマイクを使ったハンズフリー通信も可能です。


参考通信距離は見通しのよい場所で最大1キロメートルとありますが、アンテナが短いので100メートルも届けば御の字でしょう。

ボタン配置といい液晶表示といい、見たところF.R.C.の腕時計型特定小電力トランシーバー FT-20Wと同じコンセプトですが、FT-20Wが専用充電池を使用するのに対して、このアンドーのT16-475Yは電源に乾電池を使用する部分がポイントとなっています。
FRC FT-20W 左~正面(公式サイトから)

F.R.C. FT-20W 正面~右(公式サイトから)


FT-20W同様にスキャンを装備し、時計機能が常時動作すると思われます。

アームバンドとイヤホンマイクが付属します。
アンドー T16-475Y (公式サイトから)



●T14-365LZ

アンドー T14-365LZ (公式サイトから)

T14-365LZは単4乾電池4本で動作する特定小電力トランシーバーです。

何となく見覚えのある製品のような気もしますが、こちらも総務省の技術適合証明を受けた、誰でも買ってすぐ使える無線機です。

大きさは幅5.2×高さ14.2×厚み3.3センチ。重さは電池込みで約130グラムです。

使用チャンネルは単信20チャンネル。レピーターは使えません。
アンドー T14-365LZ 液晶表示 (公式サイトから)


アンテナの隣にLEDがあり懐中電灯として使えるようです。
アンドー T14-365LZ ライト機能(公式サイトから)


防滴機能はありません。

ハンズフリー通信、モニター機能、スキャン、ベルコール機能などがあるようです。

付属品はベルトクリップのみです。





腕時計型のT16-475Y、ストレート型のT14-365LZはいずれも発売中で、T16-475Yは2台1組で2万2千円程度、T14-365LZは2台1組で1万5千円前後のようです。


せっかくT16-475YとT14-365LZを取り上げたのですがFRCのFT-20Wは2台で店頭価格が1万3千円程度なので今回取り上げた2機種の割高感は否めません。

この価格でそこそこの通信距離と確実性を確保するのであれば単3電池1本駆動可能なアイコムの47チャンネル機IC-4300アルインコDJ-PB20ケンウッドのUTB-10など防滴性能を持つ無線機メーカー製をお勧めしたいところです。

しかし腕時計型のT16-475Yは乾電池式という点が他にはないため、重さ100グラム程度の腕時計型無線機を腕にくくりつけ遊んでみたい用途には良いのではないかと思います。


なお、これら2機種は形状や色が全く同じ、紛らわしい類似品をオークションサイトやショッピングサイトで見かけます。

それらは値段がアンドーと比べ極端に安いですが、アンドー以外はすべて海外でのみ使用可能となっているものばかりです(当記事執筆時点)。

入手の際はANDOの文字があることを確かめるくらいしか手立てがないので注意が必要でしょう。

(関連記事はこの下です)




[関連記事]

エフ・アール・シー 腕時計型特小無線機FT-20W発表 (2016/06/03)

アイコム、本体93gの小型特定小電力トランシーバー (2011/09/27)

【追記】アルインコ 特小DJ-PB20発売開始 (2014/02/24)

JVCケンウッドの特小無線機UTB-10発売中!? (2015/07/01)

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