トライステート NS73M使用FMステレオ・トランスミッター・キット |
このNS73M使用FMステレオ・トランスミッター・キットは手持ちの音声をカーラジオを含むFMラジオへ電波で飛ばす、デジタル方式のFMステレオ送信機です。
送信周波数は87.5MHz~89.9MHzで0.1MHzステップで連続可変。音声はステレオライン入力に対応しています。
コンデンサーマイク入力方法はメーカーWebサイトに改造例があります。
このキットの入手理由は現在使用しているエレキットのFMステレオトランスミッター(販売終了品)が76~80MHzで、そのままでは補完放送周波数付近で使えないためです。
当初は小型で使いやすいエレキットの同型機の改造を検討しましたがワンダーキットも含め同系統の製品がすべて販売終了でした。
秋月には低価格FMステレオ・トランスミッタキットもありますがそのまま製作すると周波数ズレや音質などが値段なりのため、前から気になっていた前述のNS73M使用版にしました。
このNS73M使用のFMトランスミッターキットは部品の数が多くないので、中級以上の電子工作員なら説明書を読めば30分も掛からず組み立てられるはずです。
トライステート NS73M使用FMステレオ・トランスミッター・キット部品 |
ということでラジオ番組を聴きながら電子工作し、手持ちのACアダプターで電源を入れると無事動作しました。
トライステート NS73M使用FMステレオ・トランスミッター・キット組み立て例 |
音のクリアさはこれまで使ってきたものより上です。
CDを再生するとFMラジオ放送局顔負けの非常にクリアな音質となりますが、このトランスミッターの音質が良すぎるためか、パソコンから低ビットレート音声を送るとデジタル特有の音の粗さが目立ちます。
入力レベルは設定変更してもエレキットの旧FMステレオトランスミッターキットよりも低いため、次回改造してみます。
このキットは周波数ずれの心配がなくボタンでメニュー設定できるので、精密ドライバーを握りしめながら調整職人になる必要はありません。
トライステート NS73M使用FMステレオ・トランスミッター・キット動作例 |
次は収納ケースを考えます。
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・「だれでもできる電波通信実験」AM送信機製作 (2011/05/23)
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