ソニー ICF-306 FM/AMモノラルラジオ |
よしおがICF-306を入手した経緯はそれまでのソニーのラジオとは一線を画す、曲線と直線を基本とするシンプルなデザインが良く使ってみたいと思ったからです。
価格も3000~4000円程度と、ソニー製にしては入手しやすいこともポイントでした。スペックに関しては発売前の記事(下記関連記事参照)に記載しています。
なお写真のICF-306は不覚にもスピーカーグリルを凹ませてしまったため、左下が変形していることをご承知おきください。
あらためてICF-306をチェックします。
ICF-306 FMアンテナ収納時 |
大きさは手のひらよりもひと回り~二回り大きい程度で置き場所に困ることがありません。
重さも最近のスマートフォンと同程度か少しある程度。可動式ハンドルがあり持ち運びも比較的楽です。
使い方は電源を入れAMかFMを選び、本体上の選局ダイヤルと右側の音量つまみを調節するだけ。ラジオの使い方が分からなくてもとりあえず触れば音が出るようになっています。
ICF-306本体上面 |
最近の製品にありがちな、素早く選局ダイヤルを回すとラジオの受信がダイヤルのスピードについてこないAFC搭載ラジオとは異なる、完全なアナログラジオなので急いで放送を合わせたい場合にも素早く対応して使い勝手は快適です。
本体には電池ランプと同調ランプがあり、電池切れとラジオの放送局に合わせられているか一目で分かります。ラジオの選局窓と周囲には光沢があり従来のラジオのイメージを刷新するアクセントになっています。
ソニー ICF-306 |
スピーカーの周囲には金属製グリルが装着され、ほぼ同じ内部スペックを持つICF-P26とICF-P36よりも音が広がりやすく高価な造りです。そういう訳で写真のICF-306は凹んでいます(よしお自身もかなり凹んでいます)。
ラジオの受信範囲はAMが530~1605kHz、FMが76~108MHzと、i-dioを除く国内の主要な地上波ラジオ放送をカバーします。一部地域でAM放送をFMでも聴けるFM補完放送(ワイドFM)に対応しています。ラジオNIKKEIは受信できません。
受信音声は内蔵モノラルスピーカーの他、モノラルヘッドホン端子があり音楽プレーヤーに使われているステレオミニプラグのヘッドホンから出力できます。ステレオイヤホンを使用すると音声は両耳モノラルとなります。
ICF-306右側の 音量つまみ(上)とヘッドホン端子(下) |
音質は大型スピーカーを搭載した5000円以上のラジオと比べ高音と低音が抑えられ、パーソナリティやアナウンサーの声が聴ける程度に設定されています。
非常に音が軽く柔らかいのでラジオを鳴らしながら何かをする用途に向いています。
電池はICF-306を裏返すと電池蓋があります。電池蓋を下向きにずらして上へ跳ね上げると電池が取り付けられます。蓋は本体と一体のためなくす心配がありません。
ICF-306裏側 |
電池室が1本ずつに分かれているので電池を入れた後に蓋を閉めようとするといきなり電池が飛び出すトラブルが少なくなっています。
ICF-306 電池蓋オープン |
ラジオとして重要な性能の一つである受信感度は地元の放送局を受信できる程度。山間部での使用や遠距離受信を楽しむ場合は1万円以上のICF-EX5MK2やICF-M780N、ICF-SW7600GRなどを選びます。
ICF-306のデザインコンセプトに似た同社の上位機種ICZ-R250TVと比べると音質やスピーカーの数、機能性、受信範囲や感度で劣りますが持ち運びやすさと電池の持ちはICF-306が勝ります。
ICF-306(左)とICZ-R250TV(右) |
ICF-306(手前)、ICZ-R250TV(奥) |
家電にありがちな電源コードがなく電池専用なのでインテリアを重視する部屋にさりげなく置けるお手軽ラジオとして、このICF-306は選択肢のひとつに入るでしょう。
小型ながら電池の持ちもなかなかのものですから、非常時に備えた普段使い用としても最適です。
(関連記事はこの下です)
[関連記事]
・ソニー 2バンドラジオICF-P26, ICF-P36, ICF-306発表 (2015/10/12)
・ソニー ワンセグラジオレコーダーICZ-R250TV発表&プチレビュー (2014/10/05)
・【追記】ソニー、ラジオNIKKEIが聴けるホームラジオICF-M780N (2014/01/22)
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