2015/05/14

AORアメリカ AR-DV1製品情報公開

AORの米国版デジタル復調受信機AR-DV1の製品情報や説明書等が公開されました。

AR-DV1 | RECEIVERS - AOR U.S.A.,Inc(英語)


英文取扱説明書のスペックを日本語に直したものが下記です(クリックで拡大)。

一部、カタログには掲載されているものの取扱説明書に記載されていない項目は上記スペックには含んでいません。

現状のAR-DV1は発売済みのAR5001Dと比べるとバンドスコープ(スペアナ)がなかったり一般のユーザーが実用上ほとんど支障のない程度で受信性能が若干劣っていたりします。バンドスコープ機能はもしかすると今後マイクロUSBを介しパソコンで実現できるようになるのかもしれません。

またSDカードによる録音機能はサポートされているものの、スケルチ連動録音のサポートは不明。しかしタイマー録音には対応していると説明書には明記されています。録音フォーマットはWAV(PCM)でサンプリング周波数は19kHzですから9kHzまでは録音できそうです。

FMラジオ放送はAR5001Dとは異なりFMステレオの明記はないようですから現時点ではモノラルの可能性が高いです。



メモリーチャンネルやサーチバンクメモリーのデータはcsvフォーマットのファイルをSDカードへ書き込み、AR-DV1へコピーするだけで即反映できます。マイクロソフトのエクセル等でデータ管理が可能と思います。

ファームウェア更新もSDカードから可能と説明書に記載されています。ようやく中級受信機も最近のデジタルカメラのような簡便性を持ち始めました。



英文取扱説明書22~23ページの「IF帯域幅」に興味深い内容が掲載されています。それは簡単に日本語訳しますと「IFが30kHzや100kHzはワイヤレスマイクロホン用」という内容です。恐らくこれはCタイプやBタイプのアナログワイヤレスマイクロホンを指していると思われます。なかなかどうして、うれしい配慮ですね。

同8ページには電源入切時の動作が記載されています。オープニング画面は「AR-DV1 START」とのこと。どうせならJVCケンウッドのTH-D72のように好きなオープニング画面にカスタマイズできるといいと思いました。ちなみに電源が入ってから受信状態になるまでに約8秒掛かるそうです...。



とにかくAR-DV1の国内発売の情報が待ち遠しいです。

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