2014年夏のハムフェアで発表された八重洲無線のカラー液晶搭載アマチュアオールモード機FT-991が、今年(2015年)2月頃から国内でも流通し始めました。
今回はFT991の上位機種、八重洲無線のFTDX1200と、カタログに掲載されている仕様表の比較です。ここでおさらいですが両者の標準価格はFTDX1200が税抜き22万8千円、FT-991が税抜き17万5千円と、5万3千円の開きがあります。
本比較ではFTDX1200とFT-991の異なる部分のみ抜粋しました。表中の赤字が異なる部分です。
さっそく一般定格比較から(図はクリックで拡大します)。
表の左からFTDX1200、FT-991です。ご存知のようにFT-991はHF/50MHzのほか144MHzと430MHzのオペレーションも可能となっています。
FTDX1200はRTTYやPSK31通信が可能でしたがFT-991はC4FMの運用が可能となっています。
FTDX1200の最小ステップは1ヘルツ、対するFT-991は5ヘルツです。
大きさはFT-897シリーズから横幅が約3センチ増加、奥行が約1センチ減少で重量はFTDX1200の半分以下、FT-897シリーズよりも約400グラム増となっています。
つづいて送信部の比較です。
一見すると送信電波の質はわずかながらFTDX1200のほうが良いようです。FT-991はコンパクトさを優先したのかもしれません。
最後に受信部比較です。
中間周波数がFTDX1200とFT-991で異なります。
受信感度はスペック上、SSB/CWモードで0.5~1.8MHzはFTDX1200が上で1.8MHz~30MHzはFT-991が上です。また28MHz、FMモードでもFT-991のほうが高感度です。
以上、FTDX1200とFT-991のカタログ仕様表比較をしました。
率直な感想ですが、FT-991は受信感度が総じて優れているように思いました。しかし機能比較がまだのため、現時点での判断は時期尚早です。
結論は次の機能比較まで保留とします。
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