不足していたのは電池蓋やチューニングノブ、上部カバーといった外装パーツです。
月日が経つにつれ電池ふたやチューニングノブが行方不明になり、気が付いたら某国の家庭用ラジオのごとく、放送局が固定されチューニングできない状況となっていました。以下はパーツ装着後のICR-S71の写真です。
すでに20年以上酷使し続けたICR-S71はくすみを帯び、取り付けた部品との色やツヤの違いが一目瞭然です。一年中日差しが照り付ける窓側で使い続けていましたが、不思議とチューニング窓が黄ばむこともなく外装パーツの紛失以外の問題は特にありません。よくもまあ今まで動作し続けていたものだと感心します。
このタイミングで手持ちのICR-S71を修理しようとしたのはお察しの通り生産終了だからです。各部をよく見ると予想以上に外部DCジャックのパッキンやキャリングベルトの劣化が認められます。どうせならまとめて外装パーツを新しくしたいと思います。
あらためてその再生音に耳を傾けるとICR-S71はAM1バンド専用でスピーカー専用機ながら最新のICZ-R250TVラジオレコーダーのスピーカーよりも高音がよく伸び、バスレフではない分無駄に低音が響かないため人の声を聴くストレスが少ないですね。
日本語のサ行の発音がAMラジオにしてはそこそこ聴こえるのは帯域フィルターが広いからなのでしょう。デジタル選局ラジオでは味わいづらいファインチューニングが可能な点、通常1ヶ月電池交換不要で使い続けられる点もグッドです。
計算しつくされているからこそユーザーから名機の称号が与えられているのではないかと思います。
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