早速誤植の指摘です。TRX-305B組立要領書.pdf 1ページ目の部材にエンコーダ結線基板 AF-SUBとありますが、そのような基板はないため正しくはAG-SUBと思われます。
加工の最初の難関、パネル基板のカットです。
LCDと組み付けるフロントパネル基板は上部が非常に細く、折り曲げようとすると枠が破損する可能性があったため、時間は掛かりますがカッターナイフで少しずつ折り目部分を削りました。
次にパネル基板組立.pdf 5ページ、LCD取り付けです。
ピンヘッダをパネル基板へはんだ付けする部分ですが、ここは予め加工済みピンヘッダをLCDとパネル基板でサンドイッチした状態で仮組みしながらはんだ付けすると作業しやすいです。
同じくパネル基板組立.pdf 6ページ、ロータリー・エンコーダ加工ですが、写真15の線の色と説明が異なるため文章に合わせます。修正済み一部pdfがすでにこちらでドキュメント訂正として公開されていました。
また、この説明書でB-CN1/2/3が説明されていますが、そのような文字は付属基板には記載が見当たらないため、以下のように勝手に判断しました。
・B-CN1がEN1(AG-SUB)
・B-CN2がEN2(SQ-SUB)
・B-CN3がEN3(DIAL-SUB)
写真右からB-CN1、B-CN2、B-CN3です。
パネル基板組立.pdfの写真16の正しいと思われる写真を以下に示します。
写真手前左からB-CN3(DIAL-SUB)、B-CN2(SQ-SUB)、B-CN1(AG-SUB)です。
この後手順書通り miniUSB 基板の作成前にTRX-305B組立要領書.pdfへ戻っても良いのですが、先にminiUSB基板を作成すると時間短縮になります。
TRX-305B組立要領書.pdf ①-5フロントパネルにパネル基板を取り付ける手順ですが、フロントパネルに金属粉が付着しているためあらかじめティッシュなどで金属粉を除去する必要があります。あわせて、フロントパネルへはんだ付けしたパネル基板を取り付ける前にLCDの保護シートを外す必要があります。
TRX-305B組立要領書.pdf 5ページ ①-8ですがCN9をさんざん探し回ったもののパネル基板上に存在しませんでした。どうやらCN15の間違いのようです。後で気が付きましたがこちらの公式サイトに2014/12/22付けでドキュメント訂正「 (1) 電源スイッチに配線するパネル基板のコネクタ番号」の記述がありました。
電源スイッチのはんだ付けはフロントパネルがプラスチックのため、下の写真のようにヤニがフロントパネルを溶かさないよう、パネル付近に紙を置きはんだ付けするとよいと思います。
電源スイッチの絶縁キャップの装着前の状態は下記です。
TRX-305B組立要領書.pdf 5ページ ②に入る前にBPF基板とLPF基板を手順書に従いはんだ付けしておくと作業が楽です。BPF基板CQ-HF RxBPFにはRF-BPFという袋の部品3点を、LPF基板CQ-HF PALPFにはTX-LPFという袋の部品とリレーをそれぞれ使います。LPF基板のはんだ付けはT1トランスとCN8を最初に、その後リレー、コイルの順で作業するとスムースに行きます。
その後TRX-305B組立要領書.pdf 5ページ ②~③-2まで進め、パワーアンプ基板の組み立て.pdfに従い5WATT-PAという袋の部品をPA基板CQ-HF PAへはんだ付けします。
TRX-305B組立要領書.pdf ③-2の写真28はパワーアンプ基板の組み立て.pdf掲載の写真と加工穴の向きが異なりますが、TRX-305B組立要領書.pdf 写真28が正しいようです。
パワーアンプ基板組立後はTRX-305B組立要領書.pdf 12ページ ③-3から⑤-1まで進めます。
パネル基板組立.pdf 8ページのファームウェア書き込みには別途TRX-305Aで製作した電源ケーブルが必要です。これがないとファームウェアが書き込めません。電源ケーブルはTRX-305A組立時と同様、メイン基板CN10の3ピンコネクタへ取り付けます。
.....そんなこんなでTRX-305Bを組み立てTRX-305としたのがこちらです。
BNCコネクターが曲がっています。後で直そうと思います。
メインダイヤルにアクセスしたところダイヤルにガタがあり、フロントパネルと干渉し回転しなくなることがありました。さらに調整が必要でしょう。
アマチュア無線機としてパワーアンプを使用する場合はさらに調整が必要とのことですが、調整以前にリアパネルから出ている電源端子と合う2ピンの平型電源コネクターを所有していないため、残念ながら現状TRX-305無線機の電源を入れられません(笑)
パネルのファームウェア書き込み直後バックライト点灯、液晶表示とノイズ音、ダイヤルを回し周波数表示が変化したことを確認したため、組み立て自体は多分成功していると思います。
TRX-305を無線機として使うか否か考える前にまずこの電源コネクター探しから始める必要がありそうです。
(関連記事はこの下です)
[関連記事]
・CQ出版 TRX-305B到着(2014/12/21)
・TRX-305Aの「チュートリアル」を試す(2014/11/09)
・TRX-305A再挑戦(2014/10/21)
・CQ出版 実験ボードTRX-305A組み立て(2014/10/19)
・ハムフェア(HAMFAIR)2014ぶらり散策(2014/08/24)
TRX305を組み立ててみました。一応、送信、受信とも動作をしましたが
返信削除送信時のメーターが振りません。理由は配線ケーブルの不足のようです。
CQ出版に問い合わせをしています。その他いろいろと課題がありそうです。
匿名さん コメントありがとうございます。
削除貴重な情報ありがとうございました。こちらでも少しずつ確認してみようと思います。
私も同じです 受信はメーターがふれます 送信はできてますがメーターがふれません
返信削除コメントありがとうございます。
削除恐らくファームウェアのバグで、下記URLから最新のコントロール・パネル・ファームウェア更新を試すと動作するはずです。
http://toragi.cqpub.co.jp/tabid/740/Default.aspx
あまり参考にならないかもしれませんが、Sメーターが振れた写真が下記にあります。
http://yoshio-dempa.blogspot.jp/2015/01/trx-305_10.html
以上、参考まで。
御指導ありがとうございました 結果はやはり不動でした 解体して半田のチェックなどしましたが 改善しません CQ出版社に問い合わせ中です
返信削除Sメーターのバックライトは点灯しましたでしょうか。点灯していない場合Sメータの片方の端子がGNDにつながっていませんでしょうか。もしGNDにつながっている場合は、別のどこかで電源とGNDがショートしている可能性があるので液晶のLED周りなど、はんだを見直されてください。
削除また液晶は正しく表示されていますでしょうか。表示異常の場合CN8の差し込みを確認されてみてください。液晶表示が正常でバックライトも点灯しSメーターが振れない場合はSメータ・ケーブルのつなぎを念のため再度確認されてください。
以上ご参考まで。
いろいろ御心配ありがとうございます 結局 504A フォームウエアのバグが原因でした 12月購入でもCDのソフトは未対策なんんですね
返信削除解決して何よりです。
削除手違いもあるとは思いますが、安くはないものですからその辺りはしっかりしてほしいですよね。ご報告ありがとうございました。