...ではなく、ハムフェアに行ってきました(笑)
ここでは私よしおの目線で気ままにレポートします。その1では無線機メーカー、受信機メーカーの新製品などをお送りします。
初日開場45分前の様子です。すでに500人くらいは列に並んでいるでしょうか。
会場内の様子です。
アイコムのダイレクトサンプリングトランシーバーIC-7300です。
CQ出版社から発売されているTRX-305同様、ミキサ(ミクサ)等のデジタル化により外付け部品が大幅に減りコンパクト化を実現したそうです。言い換えるならば、部品の経年劣化による影響や内部発生ノイズがかなり少ないといったところでしょうか。
目を引くのは毎秒10フレームで画面更新される、非常に滑らかなスペアナ表示です。気持ち毎秒30フレーム程度の速さに見えました。IC-7851の2.5倍の動作には見えないほど、とにかく滑らかです。最大表示スパンは1MHzで、従来のようなルーフィングフィルタにより制約を受けることがなく広範囲の表示が可能とのことです。
SDカードスロットを装備し受信音声、送信音声の録音やファームアップ、IC-7300に表示される画面の保存にも対応予定とのことです。
このIC-7300は年内には発売したいとのことで価格は今のところ15万円程度を想定しているそうです。ターゲットは初心者~中級者向けと思われます。
アイコムブースではこの他ID-51の限定モデルを全色展示していました。下の写真はそのうちのひとつ、限定色
ケンウッドのブースではTS-590Gと歴代の製品展示がありました。
アツデンのブースにはオーディオ用、無線用卓上マイクやヘッドホンなどが展示されていました。
アルインコは海外で発表済みのDR-735を展示していました。
DR-735は2mと430MHzの2波同時受信対応のモービル機でDR-635の後継機という位置づけとのことです。DR-635で不満だった操作の簡素化に加え液晶の大型化、カラフルなバックライトを搭載し使い勝手を向上させた一方、DR-635のあまり使わない機能をそぎ落としたようです。
下の写真のように2バンド同時待ち受け中に左右異なる表示も可能です。送受信に応じてLEDの色を切り替えることも可能とのことです。
記憶が正しければ発売は10月~11月頃のはずです。価格はDR-635よりもリーズナブルになるとの事。フロントセパレートキットはオプションです。
AORからはAR-DV1の発売日と価格がアナウンスされました。
日本の発売日は今年2015年9月9日。標準価格は税抜き15万5千円です。受信範囲だけを考えますとAR8600MK2とARD300の組み合わせの方がお得とは思いますが32GBまでのSDHCカードによる録音に対応していますから...迷いますね。なお付属のSDカードは4GBとのことです。
会場から少し離れたTFTビルではSDRのセミナーも開催されました。内容はやや駆け足でしたがTRX305 SDR無線機の基礎理論などの説明がありました。もう少し掘り下げた内容を聴きたかったのですが...。TRX-305キット込みのセミナーの存在をもう少し早く知っていればと思いました。すでにTRX-305を作ってしまった人向けのセミナーは開催していただけないものかとさりげなく期待しています。
八重洲無線のブースでは新型のWIRESX(System Fusion)レピーターDR-1Xが参考出品されていました。C4FMデジタルとアナログの混在運用に対応した製品のようですね。
現行品となったC4FMデジタルハンディのFT2D、特小のSR100A、SR70A、SR40,SR45も展示されていました。
ドイツから参戦したWiMoのブースではアンテナ機器やHFから50MHz運用に対応するSDRトランシーバーやPCと接続して使用するSDR受信機、アンテナ等を展示していました。
イタリアELAD社のSDRトランシーバー FDM-DUOです。現地の販売価格は約1160ユーロ(おおよそ18万円)。
アパッチラボ社のSDRトランシーバー ANAN-100Dです。現地の販売価格は約4000ユーロ(おおよそ60万円)。
カメレオン社ポータブルHF/6mループアンテナ、F-LOOP Plusです。現地の販売価格は629ユーロ(おおよそ10万円)。
上記SDRトランシーバーは現時点で国外向けのため購入できないとのことですが、多くの要望があれば国内向けが登場する可能性があるかもしれません。
以上、よしおの視点で見た無線機メーカー、受信機メーカー各企業ブースの今年の様子でした。
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