・AM 1バンドラジオ R-2255 - Panasonic
・FM/AM 2バンドレシーバー RF-2450 - Panasonic
それでは順にチェックしていきましょう。
●R-2255
(R-2255、公式サイトから)
R-2255は単3アルカリ乾電池4本で約64時間動作するAM専用ラジオでR-2200の後継機です。大きさはCDのジャケットを2枚横並びしたときよりも少し小さい程度の幅で、厚み(奥行)はおおよそCDジャケット6~8枚分です。
現行機種R-2200との見た目の違いはダイヤルパネル(表示窓)の配色(背景が白地から黒地)と夜間に見やすい蛍光選局ポインター(針)、蓄光表示窓です。
(R-2200、公式サイトから)
一見バリコンという部品を使ったアナログ選局ラジオに見えますが内部はデジタルチューニング方式を採用し、合わせにくいラジオ放送局の電波をより簡単に合わせられるとのことです。
重さは電池なしの場合R-2200の650gよりも20gアップの670g。これは内部がアナログ選局からデジタル選局へ変更した、つまり中身がこれまでとほとんど違うことが理由でしょう。
細かい部分ですが電池動作時のスピーカー最大出力が640ミリワットから600ミリワットへスペックダウンしています。とは言え、通常静かな室内で使用する場合は300ミリワットでも比較的大音量の部類に入るので大した問題にはならないはずです。
受信周波数は1629キロヘルツから1665キロヘルツへ拡大され、通常の放送以外の電波も受信可能となりました。
R-2200の電池持続時間は約47時間とありますがこれはマンガン乾電池使用時。アルカリ乾電池の場合は使い方にもよりますが、おおよそ倍は持続するはずですからもしかするとR-2255はR-2200よりも電池の持ちが悪くなっている可能性があります。ただし消費電力はどちらも3.0ワットですから、大した変化はないのかもしれません。
●RF-2450
(RF-2450、公式サイトから)
RF-2450は単3アルカリ乾電池4本で約61時間以上動作するAM/FM 2バンドラジオでRF-2400Aの後継機です。
現行機種RF-2400Aとの見た目の違いは前述のR-2200とR-2255との違いと同様にダイヤルパネルの配色の反転と暗所での見易さの改善です。
(RF-2400A、公式サイトから)
重さは電池なしでRF-2400Aの670gから16g増加し686g。これもR-2200とR-2255との違いと同じ理由と考えられます。
FMラジオは引き続き補完放送に対応。AMラジオの受信範囲はR-2200からR-2255へのアップデートと同様に1665キロヘルツまで拡張されています。
電池動作時のスピーカー最大出力はR-2255と同じように、RF-2400Aの640ミリワットから40ミリワットスペックダウンした600ミリワット。電池の持ちも恐らくRF-2400Aの方が若干よいかもしれません。
さて今回パナソニックがアナログチューニングのようなデジタルチューニングラジオ(らくらくチューニング)を新搭載することによるメリットとデメリットを考えてみます。
- メリット:近隣のラジオの放送局合わせが簡単
- デメリット:夜間近隣のラジオの周波数に近い遠距離の放送を受信すると遠方の弱い電波が受信しにくくなる
R-2200で謳っている「大型フェライトアンテナ搭載の高感度設計」の宣伝がR-2255にはないため、AMに限った話ではもしかするとアンテナを小さくし、なるべく近隣のAM放送電波だけ受信するようになっているのではないでしょうか。
以上の推測が正しい場合、遠距離受信には現行のR-2200かRF-2400Aが良いということになりそうです。
今回発表されたR-2255とRF-2450はラジオ入門者や、どこを押せばよいか分かりづらいボタン式は敬遠したいがもっと簡単にラジオのチャンネル(放送)を合わせたい場合にはおすすめです。
発売は2016年11月25日金曜日。価格はAM1バンドラジオR-2255が3000円前後、AM/FM2バンドラジオRF-2450が6000円前後と予想します。
個人的には、両者はアナログチューニングのようなデジタルチューニングラジオのため、ダイヤルの操作レスポンスや周波数ずれの出にくさがどの程度か気になります。
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