2010/12/27

アイコム、有線と無線を融合した2次元LANシステム

アイコムから有線並みの秘匿性と無線並みの利便性を両立できるLANシステムが発表されました。

有線接続の安全性と無線接続の柔軟性を兼ね備えた二次元LANシステムを構築。

セルクロスというベンチャー会社の@CELL(特殊な『通信シート』内部で電波を閉じる)を利用したLANシステムだそうで、今まで無線LANの電波干渉やセキュリティの心配と有線LANのケーブル引き回しのわずらわしさを同時に解消できるようです。

(@CELLの説明はこちらをご覧ください)


同軸ケーブル接続のCATVよりもつなぐわずらわしさが少なく、鉄道通信に使われている漏洩ケーブル(LCX)よりもさらに電波の広がる範囲を抑えたシステムとも言い換えられます。



このシステムならばLANケーブルを建物内で極力引き回す手間が省けるので工事費コストの削減につながることもあるでしょう。また空中へ電波をほとんど放射しないため、場合によっては今までわずらわしかった無線局の免許申請の手間も省けることも予想できるため一層のコスト削減が可能かもしれません。

視覚障害の方用にGPSが使えない屋内で床に敷けば点字ブロックならぬ電波ブロックという使い道も考えられそうですね。
個人利用では@CELLで使用する通信シートを加工して電波暗室をつくることもたやすくなるでしょう。
通信シートに差すだけでLEDが光るように加工すれば今まで電源結線が面倒だった芸術作品などにも使えそうです。


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