今年の2/24に当ブログで予兆を事前にお知らせしたとおり、auの860MHz/915MHz帯を使用する3Gサービス、すなわちCDMA1Xサービスの終了がKDDIから正式に発表されています。
・「CDMA 1X」などのサービス終了等のお知らせ 2011年 KDDI株式会社
今回のauのCDMA1Xサービス終了の事前の2/24時点の記事とその詳細は最下行の関連記事を参照いただくとして、簡単に振り返りますと移動局(携帯電話)側が送信する、au用に割り当てられている915MHz~925MHzが総務省の方針により「電子タグシステム等」に割り当てられ今後使えなくなることが原因です。
auの3G網は今回2012年7月22日にサービスが終了する800MHz帯と2.1GHz帯、さらに「新800MHz」に割り当てられており、このうちの「新800MHz帯」を除く800MHz帯を使用する携帯電話のサービスが終了します。
「新」があったりなかったりの800MHz帯ですが「新800MHz」とは具体的に825~829MHzと843~845MHz(左記はいずれも基地局側の周波数)です。「新800MHz」の合計使用帯域幅は6MHzで、旧800MHzの使用帯域幅が10MHzだったことから2012年7月23日以降auの携帯電話の800MHz帯使用割合が実質4割減、つまり800MHzだけに限った場合、基地局サービスエリア内で一度に通話できるユーザー数がこれまでよりも約4割減となり残りは2.1GHz帯での通話となるか、2.1GHz帯サービスエリア外ではこれまでよりも通話制限の可能性が増えることになります。
auの3G網は「新800MHz」以外に2.1GHzにも約13MHz分割り当てがありますから2011年現在、すべての3Gサービスが完全に終了にはなりませんのでご安心ください。ただ旧型CDMA端末をお持ちの一部auユーザーの方は端末の交換または買い替えが必要となります。実際にどの機種がサービス終了になるかはKDDIが公表しています(上のリンクを参照)のでそちらをご覧ください。
※4/26、サービス終了日を訂正しました
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