2017/12/25

ラジオ放送番組の録音方法と録音機器の選び方2017

今回は2017年現在入手が容易な製品をもとにラジオの録音方法を大きく2通りに分け、カタログスペック比較やよしおの製品試用体験などからラジオ番組の予約録音におすすめの製品を提案します。



まず、ラジオ番組の録音方法は大きく2通りに分かれると思います。
(1) 全国のラジオ番組を録音する
(2) お住まいの地域のラジオ番組を録音する

それぞれラジオの予約録音方法をチェックしましょう。


(1) 全国のラジオ番組を録音する


お住いの地域以外のラジオ番組を録音したい場合は、インターネット接続前提でRadikoプレミアムなどに加入し、市販のインターネットラジオ録音ソフトで番組を予約録音します。

録音したい番組の放送時間にそのラジオ放送局の電波が遠距離受信可能であれば高感度な指向性アンテナを立て、それなりの単品ラジオチューナーとレコーダーを組み合わせるのも有効な手の一つです。

詳しい説明は省略しますが、Radikoプレミアムなどに登録した上でRadikoolなどフリーソフトや市販のネットラジオ予約録音ソフトが使えるかもしれません。

市販のRadikoラジオ番組録音ソフトの例



(2) お住まいの地域のラジオ番組を録音する


地域の放送番組を予約録音する場合はラジオ放送の電波を受信する、ラジオ録音機(ラジオレコーダー)がおすすめです。

Radikoと比べ録音中の音切れがほぼなく、通信料不要なのがその理由です。

2017年現在、よしおがおすすめするラジオ録音機(ラジオレコーダー)には下のようなものがあります。価格が分かるようにAmazonのリンクも貼っておきます。

これから紹介する機種のおもな選定基準はいずれもMP3でAMラジオとFMラジオが録音でき、10番組以上ラジオ番組が予約録音できること、時計が自動補正されることです。


ZS-RS81BT(ソニー)
ソニー CDメモリーラジオ ZS-RS81BT(公式サイトから)
[特徴]
  • 単2乾電池6本またはコンセントで動作
  • ラジオはAMモノラルとFMステレオ、ワイドFMステレオが聴取、録音可能
  • 予約録音は最大10件まで。日付と曜日の指定可能
  • 録音音質は128kbpsステレオMP3フォーマットのみ
  • SDカード、SDHCカード、32GBまでのUSBメモリー対応
  • 自動時刻補正機能装備



CFD-RS501(ソニー)
ソニー CDメモリーラジカセ CFD-RS501(公式サイトから)
[特徴]
  • コンセント専用機
  • ラジオはAMモノラルとFMステレオ、ワイドFMステレオが聴取、録音可能
  • SDカード、SDHCカード、メモリースティックDuo、カセットテープ対応
  • 予約録音は10件まで日付、曜日の指定可能
  • 録音音質は128kbpsステレオMP3フォーマットのみ
  • 自動時刻補正機能装備
  • AM放送用の外部アンテナ付属



ICZ-R250TV(ソニー)
ソニー ラジオレコーダー ICZ-R250TV(FMアンテナ引き出し時)
[特徴]
  • 内蔵充電池と単3アルカリ乾電池4本または付属ACアダプターで動作
  • ラジオはAMモノラルとFMステレオ、ワイドFMステレオ、ワンセグ音声が聴取、録音可能
  • 内蔵メモリー、SDカード、SDHCカード対応
  • 予約録音は20件まで日付、曜日の指定可能
  • 録音音質は192kbps、128kbpsステレオMP3と48kbpsモノラルMP3フォーマット
  • 自動時刻補正機能装備
  • AM放送用の外部アンテナ、FMとワンセグ音声用アンテナコード付属



RF-DR100 本体色ホワイト or オレンジ(パナソニック)
パナソニック RF-DR100-W(グレイスホワイト) (公式サイトから)
パナソニック RF-DR100-D(コーラルオレンジ) (公式サイトから)
[特徴]
  • 単2乾電池6本またはコンセントの電源で動作
  • AMとFMステレオ放送の聴取と録音が可能。ワイドFM(補完放送)は不可
  • 内蔵メモリー、SDHCカード、SDカード対応
  • AM用18センチ大型ジャイロアンテナ搭載
  • 予約録音20件まで。日付、曜日の指定可能
  • 録音音質は192kbpsステレオ, 128kbpsステレオ, 32kbpsモノラルのMP3フォーマット
  • 自動時刻補正可能
  • オプションのAMループアンテナが接続可能



上記各製品の特徴はざっくりしすぎているのでラジオファンは不満を感じるかもしれません。

そこで上記4機種のカタログと説明書をほぼ隅々まで読み、製品の実使用情報を加えた、予約録音に関係しそうな情報をスペック比較表に並べました。比較表は5分割しています。

まずは外観、対応メディア、共通機能比較です(クリックで拡大)。

周波数特性、録音機能、再生機能、その他機能比較です(クリックで拡大)。

Bluetooth、予約録音やアラームを含むタイマー、そして肝心のラジオ部のスペック比較です(クリックで拡大)。

最大録音時間、電池持ち時間、内蔵スピーカーの音質比較です(クリックで拡大)。

最後は入出力端子、電源そして付属品の構成比較です(クリックで拡大)。




上記4機種のうち特にラジオの予約録音に特化した製品は、20番組予約可能で192kbpsの比較的音質の良いMP3録音ができるソニーのICZ-R250TVパナソニックのRF-DR100のどちらかになります。

パナソニックのRF-DR100はAMラジオ受信用大型ジャイロアンテナはありますがFMアンテナ端子がなく、一部地域のAM放送をFMラジオで聴けるワイドFM受信機能がありません。

ソニーのICZ-R250TVにはワンセグTV音声録音機能があります。よしおも当記事執筆現在、普段使いのメイン機としてフル活用しています。小型で持ち運びしやすいですがAMラジオ音質のこもりと慣れるまで操作がやや煩雑と感じます。


ラジオの入りやすい場所へ録音機(ラジオレコーダー)本体を置きアンテナを整えれば、上記4機種どれを選んでもお住まいの地域のラジオ番組の予約録音はできます。

あとは見た目や機能、置き場所、使い勝手などの「好み」が決め手でしょう。



2017年現在は市場に上記4機種以外のラジオ番組を予約録音可能な機種はありますが、正直なところ予約録音システムの完成度がいまいちだったり高音質なMP3録音ができないなど残念な仕様を確認しています。

よしおとしては(ソニーやパナソニックの回し者ではありませんが)多少値が張っても上記4製品(ZS-RS81BT, CFD-RS501, ICZ-R250TV, RF-DR100)のうちどれかをお勧めしたいところです。

(関連記事はこの下です)

[関連記事]
ICZ-R250TVの放送局名と周波数のプリセット変更方法など (2017/11/05)

ソニー Bluetooth CDラジオZS-RS81BT発表&プチレビュー (2017/05/25)

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【更新】ソニー CDラジカセ CFD-S401発表&プチレビュー (2017/05/22)

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