・Airband Transceiver FTA-250L - Yaesu.com
米八重洲無線 FTA-250L(公式サイトから) |
FTA-250Lは特定の航空関係者だけが使用可能なエアバンドトランシーバーです。一般ユーザーが簡単に持てる免許資格不要の受信機とは異なります。
付属のリチウムイオン充電池SBR-25LIとオプションの大容量リチウムイオン充電池SBR-26LIで動作します。
連続動作時間はSBR-25LI使用時、約16時間です。
外観をチェックします。
見たところ同社製デュアルバンドアマチュアハンディのFT-65とFT-65Rに似ています。液晶ディスプレイもFT-65RやFT-65と同じフルドット表示のようです。
FTA-250L 左右側面(取扱説明書から) |
上面、側面ともに一見FT-65シリーズとほぼ変わりませんが、よく見るとアンテナコネクターのBNC化とスピーカーマイク端子形状が違います。
上面の赤色ボタンはFT-65シリーズではLEDライト兼エマージェンシーキーでしたが、FTA-250Lではキーロックとなっています。
スピーカーマイク以外はFT-65シリーズと共用できるようです。
機能をチェックします。
COMMバンドの送受信のほか、米国のWXチャンネル受信に対応します。送信出力は5ワットです。送受信モードはAM、WXチャンネルの受信モードはFMです。
内蔵スピーカーの音声は700ミリワットまでという大音量。
メモリー数は航空無線機としては大容量の250。英数字のチャンネル名設定やグループ化も可能です。
音関係はエンジンやイグニッションノイズを下げるANL(自動ノイズキャンセラー)、送受信独立したノイズキャンセル、内蔵orオプション外部マイクの選択、受信音質のAFフィルター設定、VOX設定など、馴染みのあるものからプロ仕様のものまで至れり尽くせりです。
送受信機はDSPではなく通常のダブルスーパーです。
FT-65シリーズにあったLEDライト機能はありません。
トーンスケルチやDCSはありません。
このFTA-250Lは北米で発売中。米国市場価格は、米八重洲無線では破格の250ドル程度と、アマチュア無線機FT-65シリーズよりも少し値が張る程度です。
個人的にはFTA-250Lでアンテナ端子をBNCにできるならFT-65シリーズではなぜそうしなかったのか、というのが率直な感想です。まあBNCよりも逆SMAのほうが安くできるからというのが本当のところと思いますが…。
(関連記事はこの下です)
[関連記事]
・八重洲無線 デュアルバンドハンディFT-65国内発表&実機確認 (2017/07/17)
・米八重洲無線 アマチュアハンディFT-25R,FT-65R発表 (2017/02/10)
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