・ZS-RS80BT - ラジオ/CDラジオ・ラジカセ - ソニー
(公式サイトから引用)
ZS-RS80BTはスマートフォンなどに保存されている楽曲をブルートゥースで無線転送しワイヤレスリスニングを実現するCDプレーヤー内蔵ラジオです。デザインは発売済みのCDラジオ ZS-S40と同じテイストです。
ZS-RS80BTは発売中のZS-RS70BTの後継モデルのような感じを受けます。当記事作成時点では生産完了ではないのですが、録音機能を除きZS-RS70BTとほぼ同じコンセプトのためいずれZS-RS70BTは生産終了する可能性が考えられます。
カタログスペックから気になった特徴を挙げてみます。
ラジオはAMモノラルとFMステレオの2バンド。カタログによると受信周波数はAMは531~1710kHzを維持し、FMは補完放送対応とのことで受信周波数が108MHzまで拡張されています。プリセット数はAMが10局、FMは20局まで登録可能です。
本体は白色LEDバックライト内蔵のフルドット液晶で日本語表示されるようになっています。
(公式サイトから引用)
このZS-RS80BTはCDラジオという名称ですがSDカード、SDHCカード、USBメモリーを装填しラジオ番組やCDの録音が可能です。内蔵メモリーはありません。またメモリースティックは使えません。
ラジオはなんと10件までの予約録音が可能。録音フォーマットは128kbpsのMP3固定となっています。
また予約録音にうれしい自動時刻補正機能を搭載。AMまたはFMのNHKラジオの時報と同期するシステムのようです。
●ZS-RS80BT発売前プチレビュー
発売前にZS-RS80BT実機を触ってきましたので、なるべくラジオを中心にカタログからは読み解けない部分のプチインプレッションをします。写真撮影を忘れてしまったため説明だけとなりますがご容赦ください。製品版では一部仕様が変更されるかもしれません。
第一印象は手のひらサイズほどではないものの、想像以上にコンパクトだなあというものでした。
電源はACコード接続または単2電池6本駆動とのことです。カタログのスペック表にはAC専用と思える記載はありますが電池駆動は可能でした。
リモコン用の他、時計のバックアップ用に単3電池3本が別途必要です。簡単に動作確認してみたところ、バックアップ電池なし状態が1分程度であれば時計の再設定は必要でしたが音量、ラジオのプリセットや地域設定は保持されていました。
バックライトは動作中明るい、暗い、切の3パターンが選べます。電源切状態では点灯しません。時計の液晶表示はAC駆動であっても電源切後5秒ほどで非表示となります。
ラジオ、CD、Bluetooth、SD/USB、音声入力は電源を押さなくても本体正面の独立操作ボタンを押すと体感1~2秒程度でダイレクトに起動します。
・ラジオについて。
AMラジオはソニーストア内のノイズが多く拾えませんでしたがノイズ音から推測すると、一般的なラジカセと同等の高感度と思われます。
ZS-RS80BTに装備されているFMロッドアンテナは本体の横幅の2倍程度、少なくとも50センチ以上は伸びるようです。アンテナを延ばすと近隣の放送局がクリアに入りました。なおFM/AMともに外部アンテナ端子はありません。
放送局名は地域選択後、漢字付きの日本語が1文字1センチ程度の大きさで液晶表示されます。
ラジオの手動選局は本体正面の上下ボタンで行います。スキャンは上または下ボタンの長押しで行えました。スキャンスピードはFMの場合目測でおおよそ0.5MHz/s(毎秒5ステップ)程度でした。
・録音について。
SD、USBへの録音はラジオとCD、外部入力のみとのことです。SDとUSB間のコピー、ブルートゥースで再生中の音声録音はサポートしていないようです。
マイク入力端子や内蔵マイクはないためCFD-RS501のようなカラオケやミキシングはできません(CFD-RS501にはステレオ音声入力端子とBluetooth再生機能がありません)。
・音量、音質について。
ZS-RS80BTにはフルレンジスピーカーが搭載されています。左右スピーカーの出力は合計4ワット。例えば10~20名程度が収容可能な教室ならば余裕で鳴らせると思います。半分以上音量を上げましたが音の歪みは確認できませんでした。
音量ボタンは「+」「-」ですがレスポンスが良く、音量の上げ下げがスピーディーにできました。
スピーカーの音は比較的固めです。高域は思いのほか出ないため耳がキンキンしないと思います。ドンシャリ感はありません。
ステレオ感はあまりありません。またサラウンドや多連イコライザーは装備されておらず、唯一低音増強スイッチMEGA BASSがあります。このMEGA BASSをONすると体を揺るがすほどではないものの、比較的無理のない低音が出ました。
・NFC
ZS-RS80BTにはスマートフォンとのBluetoothによるペアリング接続簡素化のため非接触NFCが搭載されています。
手持ちのソニー製ではない、工場出荷時にトロイの木馬等のマルウェアが多数プリインストール済みのNFC対応スマートフォン(Android5.0)にて試したところ、あっさりとZS-RS80BTへBluetooth接続できました。なおNFCはiPhoneには対応していないとのことです。
このNFCを実際に使用する際の注意点ですがスマートフォンをZS-RS80BTの上面左手前のNFCマークへ完全に接触させるとうまくいきました。ZS-RS80BTとスマートフォンの間を2センチ以上空けると反応しませんでした。
・その他
移動にうれしいキャリングハンドルはFMアンテナのそばに収納されています。ハンドルを立てる際は正面向かって右奥にくぼみがありますのでそこへ指を入れます。
かゆいところに手が届く機能について。時計バックアップ電池の寿命を表示する機能も装備されていました。共通メニューからバックアップ電池の状態を選び決定ボタンを押した後、さらに↓ボタンを押すとバックアップ電池の状況把握が行えるようです。
繰り返しとなりますが、本記事執筆時点ではバックアップ電池の状態をメニューから上下ボタンで選び、決定ボタンを押すだけでは電池の状況が表示されないので注意してください。
以上、駆け足でCDラジオZS-RS80BTのカタログスペック分析と発売前プチレビューをお送りしてきました。
(公式サイトから引用)
ZS-RS80BTの想定価格は1万3千円程度。ソニーストアでの価格は当記事を執筆中現在、税抜き13880円でした。発売予定日は11月28日(土)とのことです。
ラジオの受信性能は比較的良さそうです。手持ちのスマホやメディアの音楽を再生したい、ラジオの予約録音もしたい、というこだわり派にはうってつけでしょう。
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