2016/04/24

香港でPHS端末が所持使用禁止に

香港特別行政区の通信事務管理局(日本の総務省に該当、以下OFCA)は今年(2016年)5月10日から香港でPHSを所持・使用すると罰則を課すとのことです。

由二零一六年五月十日起全面撤銷PHS無線電通訊器材的豁免領牌安排 - 新聞公報 - 通訊事務管理局辦公室(中国語)


これはOFCAが2013年4月22日に告知した3年の猶予が切れることによるものです。

PHSの周波数帯域は5/10以降、新たなサービスの割り当てに使用されるとのことで公式サイトには(下手な訳ですみませんが)
PHS機器の免許が廃止される2016年5月10日から香港でいかなるPHS機器を所持もしくは使用してはならない。違反した者は最大5万香港ドルの罰金と最長禁固2年を課す。
とあります。5万香港ドルは本記事を執筆している現在、およそ75万円です。

所持しなければ使用はできないと思いますが「使用」とは電源を入れる行為も含むと思われます。


所持と使用が禁止されるPHS機器の使用周波数帯域は1895~1906.1MHz。このうち1880~1900MHzを使用するDECT方式の無線電話機器については引き続き使用可能のことです(根拠はこちら(中国語))。


パルディオを使用中の方は恐らくもういないはずですが、旧KDDIや旧ウィルコム、Yモバイル製の無線ルーターやPHS携帯電話無線機端末をお持ちで、香港を訪問される方や香港経由で海外旅行や海外出張を計画されている方は今一度確認されることを強くお勧めします。

香港行き以外の便に搭乗し香港上空を通過したり香港近海に船舶で接近した際にPHS機器を所持していたらパスポートを所持していても罰金刑や禁固刑になる.....かもしれません多分。

(関連記事はこの下です)


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