・NX-20R 特定小電力トランシーバー 【F.R.C. エフ・アール・シー】
(NX-20R 公式サイトから引用)
どこかで見たような型番、どこかで見た形と思われた方はご明察。2014年に発売されたNX-20Xの電波を遠くまで飛ばせる中継器(レピーター)に対応したバージョンのトランシーバーです。"R"とは無線機の色を表すのではなく中継器対応を意味しているようです。
このNX-20Rは1台1セット。NX-20Xに付属していたイヤホンマイクはオプション扱いとなりました。
(NX-20R付属品 公式サイトから引用)
基本スペックはNX-20Xと同じ。大きさも幅5×高さ9×厚み1.9センチ、重さは専用リチウムイオン充電池込みで約100グラムと変わらず。
(NX-20R大きさ 公式サイトから引用)
NX-20Xで通話可能な20チャンネルの交互通話チャンネルは継承され、引き続き76~90MHzのFMラジオを無線の待ち受け中に受信可能。38波のトーンスケルチとスケルチレベル変更や内緒話もできる秘話(スクランブル)機能も引き続き装備します。
音声出力は最大400ミリワットと、引き続き薄型ながら大音量を誇ります。付属リチウムイオン充電池の1チャージで約24時間使用可能な点もNX-20Xと同じです。
中継器使用時の送信周波数は440MHz帯で受信周波数は421MHz帯。アイコムや八重洲無線、ケンウッド、アルインコ等で使われている組み合わせと同じです。
NX-20R用の中継器として、メーカーでは同社製レピーターFC-R1を推奨しています。他メーカーの中継器とは互換性がないかもしれません。別情報によると送信出力は10ミリワット固定式の模様。1ミリワットの連続送信には対応していないようです。
充電端子はスマートフォンなどと同じマイクロUSB端子を標準装備。急場でもスマートホンのアクセサリーが(100%とは言い切れませんが)使える可能性はあります。
このNX-20Rは発売中で実売価格が税抜き1万円前後。本記事執筆中の現在こちらのF.R.C.公式オンラインショップなどで入手可能です。色はブラックのみとなります。
正直な感想としてはFMラジオ受信範囲が95MHzまであればなあといったところです。
トランシーバー本来の実性能はさておき、とにかく安く誰でも使えて、なるべく薄くコンパクトで、なおかつ中継レピーターとFMラジオと秘話対応でUSB充電可能なトランシーバーとなると現時点でこのNX-20Rが唯一の選択肢となります。
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