・NX-20X 特定小電力トランシーバー 【F.R.C. エフ・アール・シー】
(写真は公式サイトから引用)
NX-20Xは格安現行モデルET-20X、ET-20XG同様、2台1組セットの製品です。買って充電すればだれでも通話料無料ですぐ使えます。
現行モデルET-20Xと比べますとNX-20Xには以下の特徴があります。
・大きさが一回り以上小さく、薄くなった
・重さが約半分になった
・アンテナが固定式になった(ET-20Xは回転収納式)
・色はブラック(黒)とワインレッド(赤) (ET-20Xは黒とガンメタル)
・スペック上受信感度が若干低下した(-14dB -> -9dB)
・リチウムイオン電池と充電器オプションが標準付属(ET-20Xはオプション単3電池3本)
・スペック上電池の持ちが半分以下になった(約60時間->約24時間)
・スピーカーマイク端子が1ピンになった(ET-20Xは2ピン)
・FMラジオ搭載(ET-20Xはなし)
・秘話(ひそひそ話)機能搭載(ET-20Xはなし)
一言で表すならば、大きさや重さが減り機能が増えたといったところでしょう。液晶表示は現行品よりも見やすいと思います。アンテナは恐らく曲がりません。
受信感度はスペック上低下していますが、果たして現行品ET-20Xの受信感度が通信距離に定評のあるアルインコの上位製品と同等かと言われますと比べてみた方のみぞ知るといったところです。
本体色に赤が追加されました。使用中に無線機が目立つ可能性はありますが、紛失の可能性は少なくなるでしょう。
注目すべきはFMラジオと秘話です。どちらもFRC製品初と思います。詳細未確認ですが故マルドルのTM-20SやミヨシTCV01のように、FMラジオ受信中無線を受信するとラジオ受信が自動で止まり無線に切り替わる機能があればやはり便利でしょうね。
秘話機能は恐らくNX-20X以外のトランシーバーを使うと通話内容が分かりにくくなる機能と思います。エントリークラスの製品にこれほどの機能を載せてくる試みはかつてありませんでした。
その他気がついたことをいくつか。
引き続き大手メーカー品のような防水防塵機能はないようです。400ミリワットという騒音下でも大音量で再生可能な仕様は歓迎します。
NX-20Xに付属するACアダプターの充電端子がマイクロUSBのように見えますから(メーカー保証外ですが)もしかするとお手持ちのスマートフォンの充電器でも充電できるかもしれません。
ベルコール(音で相手を呼び出す)機能の音色のレパートリーがET-20Xと同じ5種類かは未確認です。
現行品に比べコンパクトになり機能も充実しているNX-20X。電池が切れたら付属ACアダプターの充電コードを差し込むだけという携帯電話と同等の手軽さを誇ります。
スペック上抜群のコストパフォーマンスですので趣味やレジャーで気軽にトランシーバーを使いたい方、ET-20Xからワンランクアップしたい方、格安で秘話機能が欲しい方にはおすすめと思います。FMラジオ内蔵ですから災害時の情報収集にも活用できそうですね。
(関連記事はこの下です)
[関連記事]
・ファーストコム(FRC)、FC-S20特小を2色追加 (2014/01/26)
・FRC、同報無線受信対応の防災ラジオ発表 (2013/10/13)
・八重洲無線 クラス最薄特小トランシーバーSR100発表 (2014/07/11)
・アルインコ DJ-PB27製品情報公開 (2014/06/21)
・アルインコ DJ-P221Lレビュー (2014/04/01)
0 件のコメント:
コメントを投稿
現在コメントに返信できない状態です。ご不便をお掛けします。