IC-7300はHF帯と50MHzアマチュアバンドをカバーする幅240ミリ、奥行238ミリ、高さ95ミリの大きさで重さ約4.1キロのRFダイレクト・サンプリングトランシーバーです。
画面更新間隔は毎秒約30フレームと、ほぼIC-7851(IC-7850)と同じ。音声やRTTYを受信しながらウォーターフォール対応のリアルタイムスペクトラムスコープ等の表示が可能。
スペクトラムスコープを見ながら目的の山に線を合わせるダイヤルチューニングとタッチパネル上での2ステップ(1回目のタッチでタッチした周辺を拡大表示し2回目のタッチで目的のタッチした場所へ合わせる)選局をサポート。マウス接続によるチューニング操作は現時点では考えていないとのことです。
周波数変換をせず電波を直接デジタル処理するRFダイレクト・サンプリングにより本体の小型化と高性能を実現。
IC-7200比で1kHzのC/Nが15dB改善。性能はIC-7600に匹敵とのこと。
液晶の解像度はタッチパネル内蔵480 x 272ドット。ビギナーにも分かりやすいメニュー画面やローマ字入力、携帯電話方式の仮名入力に対応。
リレー切り替えタイプの高速オートアンテナチューナーを内蔵。
大型マグネットを搭載した新採用のスピーカーユニットを本体の専用スペースに装備。
音声録再、RTTYデコードログ、画面表示キャプチャー、SDカードスロット、大型クーリングファン、新設計のハンドマイクを標準装備。
またタッチパネルでは難しい、微妙な操作を実現するマルチダイヤルを搭載しています。
ラインナップは100W、50W、10Wの3タイプを予定。50W機は移動運用にもおすすめとのこと。
発売は来年2016年の早いうち、価格は10万円代前半となる予定とのことです。
画面表示キャプチャー機能が搭載されることは分かりました。またIC-7851と肩を並べられそうな音に聴こえたのはやはり間違いではなかったようです。
流行のタッチパネルを搭載しながらも固定機ならではのカチッとした見た目や操作感、操作レスポンスは確保されていると思いました。
対抗馬はやはり八重洲無線のFT-991でしょう。
発売されたらVHFとUHF内蔵で全部盛りのFT-991を取るか、あるいはこのIC-7300の短波帯の信号処理性能を取るかという新たな悩みが誕生します.....いや、もう既に(笑)
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