2015/12/05

アイコム無線フェスティバル2015で開発中のIC-7300を触る

奈良県にあるアイコムのならやま研究所で開催されているアマチュア無線フェスティバル2015に来ています。



お目当ては発売が予定されているIC-7300です。

場内に上がるとまだ完成品ではないもののIC-7300と発売済みのIC-7851を含む実機が触れるようになっていました。





IC-7300はタッチパネルによる操作が可能な、HF~50MHzをカバーするダイレクトサンプリング無線機です。


現時点で確認したIC-7300の内容をざっと挙げてみます。

アンテナチューナーを内蔵しIC-7851に匹敵する描画速度でウォーターフォール表示が可能です。

周波数をタッチすると運用したいバンドが選択できたりバンドスコープ上をタッチすると付近のスペクトラム表示が拡大したり周波数が瞬時に移動可能となっています。テンキーはタッチパネル上に出現します。

録音機能がサポートされています。ハムフェア2015で説明のあった、搭載予定の表示画面保存機能は開発中の実機にはメニュー項目に見当たらないようです。出荷時に実装されるのかは不明です。

主観が入っているとは思いますが、音質は一見するとIC-7851との差がないように思いました。聴きやすいと思います。

操作感については、スペアナと音声波形などを全部同時に表示すると音声波形だけが体感で秒間5~8フレーム程度になりますが、それ以外はハムフェア2015に引き続き非常に滑らかです。

本体液晶表示の外部出力端子はないようです。またマウスによるUSB接続は現時点では対応しないようです。



IC-7300デモ機の裏面パネルです。電源とアンテナ端子、空冷ファン以外にご覧の端子が装備されているようです。仕様変更の可能性はあります。


IC-7300は発売が「2016年の早いうち」、価格は「10万円前半」とのことです。
※2015/12/06更新:公式発表の内容に合わせ訂正しました

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