2011/09/22

Vスタンダード 日本語表示可能なデジアナ簡易業務機

ローカルな話題ですが関東地方は台風15号の影響で交通網などの混乱が続いています。WiMAXの回線は昨晩から今日まで電波が見つからない状況に陥り、ルーターの故障を疑ったほどでしたが原因は回線障害とのことでしばらくすると何とかつながるようになりました。



さてずいぶん前のことで恐縮ですがバーテックス・スタンダードから新型の簡易業務機が発表されています。

デジタル/アナログ デュアルモード搭載の簡易無線機 操作性と拡張性を追求したモデル、VXD450U

型番から分かるとおり、VXD450UはUHF簡易業務無線機です。ケンウッドの2年保証に対抗してか「安心の3年間の長期保証」を唄っています。

ビギナーの方のために「簡易業務」無線機を簡単に説明しますと主に仕事に使うための無線機です。「簡易」とはあくまでも法律の言葉で実際は全く簡易ではなく免許制です。警備会社、運送、ホテル、工事、一般店舗などで実際に広く使われています。

呼び方はさまざまですが現在私たちが手の届く無線機としては主に
・特定小電力無線(買ってすぐ使える)
・登録局350MHz無線(免許不要、要資格)
・簡易業務無線(要免許)
があり、上から順に誰でも使いやすい(=混信しやすい)順かつ費用(初期・保守)の安い順となっています。



無線機の種類の説明はこのくらいにして話を元に戻します。

VXD450Uは同社簡易業務機としては久しぶりの筐体新設計機種と思います。恐らく国内市場に対応するためでしょう。ボタンも大きめで日本語表示されており非常に押しやすくなっています。

筐体新設計による防水・防塵性能は従来と同等かそれ以上のレベルでしょう。他メーカーの製品と比べても十分対抗できるスペックです。他にはない通話録音機能も装備しており使い勝手がさらに向上しています。

バッテリーなど各種オプションもバーテックススタンダード製従来機種とほぼ共用でき、同社の無線設備をお持ちの場合でも安心して追加導入できます。

VXD450Uの最大の特徴は別売りGPSスピーカーマイクを使った位置情報機能でしょう。まだ詳細は非公開ですがタクシーで導入されているGPS-AVMのような位置情報による人員管理・配置が効率的に行えるポテンシャルを秘めています。






あと10年後に控えているデジタル化にも対応したVXD450U。本格的なトランシーバー導入を考えている皆様にはぜひお勧めしたい機種と思います。


以下はすべて資格不要で使える登録局トランシーバーです

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