◆非常用持ち出し袋に入れておきたいラジオ
避難先での使用を想定すると小型軽量で声の聴こえるスピーカーとイヤホン(ヘッドホン)ジャック付き、加えて長く使え、なるべく感度が良いこと、頭がパニックになっても直感的に使いやすいことが選定ポイントです。◎ソニー ICF-51
単4アルカリ乾電池2本でスピーカー使用時約44時間以上、オプションのモノラルイヤホンを使うとさらに動作時間が長くなります。オプションのステレオヘッドホンを使用すると片耳から音が出ます。
本体色は白と赤から選べます。色違いによる機能の違いはありません。FM補完放送に対応します。
ファッショナブルで価格もリーズナブルながら本格的な使用にも耐えられる、よしおお勧めの1台です。
◎ソニー ICF-P26
単3アルカリ乾電池2本でスピーカー使用時約100時間以上、付属の片耳イヤホンを使用すると約250時間以上持つ、小型のモンスターマシンです。FM補完放送に対応します。
◎ソニー ICF-P36
単3アルカリ乾電池2本でスピーカー使用時約100時間以上、付属の片耳イヤホンを使用すると連続で約10日以上持つ、こちらもICF-P26同様小型のモンスターマシンです。
先のICF-P26との違いは形状が異なる程度。機能に違いはありません。
◎東芝エルイートレーディング TY-JKR5
単4アルカリ乾電池2本でスピーカー使用時約40時間以上、オプションの片耳イヤホンやステレオヘッドホンを使用すると約70時間以上持ちます(音声はモノラル)。
大容量コンデンサを内蔵し、乾電池が切れても体力のある限りラジオが聴けます。
ラジオの他LEDライト、手回し充電ハンドル、携帯電話やスマートフォン緊急充電用USB充電端子、中程度の雨中でも使える防滴防塵性能のある多機能ラジオです。FM補完放送に対応します。
サイレン機能を持たないので誤って大音量が鳴り響きパニックになることはほぼありません。
他機種よりも高価ですが、雨中や砂地でも使え、とにかく機能豊富。万一の時に使える保険と考えれば安いものです。悩んだらこれを選んでおくと間違いないでしょう。
◆普段から鞄に忍ばせておきたいラジオ
たとえラジオを普段あまり使用しない場合であっても、名刺サイズラジオを1台鞄に忍ばせておくといざというときに重宝することが多いです。外出先へ持ち出すラジオはなるべく小型軽量でかさばらずそこそこの受信感度があること、そして電池の持ちがポイントとなります。
◎ソニー ICF-R46
単4アルカリ乾電池2本で内蔵イヤホン使用時約120時間以上持つラジオです。
本体に巻取り式イヤホンを内蔵しイヤホンとラジオ別々に持ち運ぶ必要がありません。
FM補完放送に対応します。新品の入手をお勧めします。
◎パナソニック RF-NA17RA
単4アルカリ乾電池2本で内蔵イヤホン使用時約72時間以上聴取できます。
こちらも本体に巻取り式イヤホン(インサイドホン)を内蔵し持ち運びが容易です。FM補完放送に対応します。
◎ソニー ICF-R354MK
単4アルカリ乾電池1本で内蔵イヤホン使用時約40時間以上聴取できます。こちらは単4充電式電池と充電器がセットの充電キットが付属します。
巻取り式イヤホンを内蔵。普段からラジオを聴取するヘビーユーザー向けです。FM補完放送に対応します。
末尾にKのない乾電池専用モデルもありますが、本機は時計を内蔵しているため未使用時も若干電池を消費することに留意してください。
以上、よしおが選ぶ防災ラジオセレクションガイド2017でした。
本来ならば普段使い慣れているラジオを災害発生時に持ち出すのが一番ですが、非常時はなるべく少ない荷物で素早い避難が求められることを念頭に置かれるとよいのではないかと思います。
また、あまりにも安価な製品は必要な時に限って動作しない場合が見受けられます。
普段使いであればそれほどこだわる必要はないと思いますが、防災ラジオだけはほぼ確実に動作するメーカー品を選ぶというのがよしおの持論です。
補足としてラジオに使用する乾電池、充電池には寿命があります。ラジオを使わなくても最低1年に1回はお手元のラジオが動作するか、電池が液漏れや充電切れを起こしていないか確認し、必要に応じて電池交換をするとよいでしょう。
(関連記事はこの下です)
[関連記事]
・防災ラジオの選び方(2016年版) (2016/11/21)
・【追記】【プチレビュー】TY-JKR5、使用前に遭遇した症状と対策 (2016/11/28)
・ソニー 2バンドラジオICF-P26, ICF-P36, ICF-306発表 (2015/10/12)
・ソニー 名刺サイズの山ラジオICF-R354Mシリーズ発表 (2015/05/27)
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