2015/11/14

AR-DV1 ファーム1511Bのミニレビューなど

AORのSDR受信機AR-DV1に1511Bのファームウェアをインストールしてみました。ここではこの1511Bファームのうち、ごく一部をレポートします。


前回の記事「AOR AR-DV1、ファーム1510Bのミニレビュー(下記、関連記事参照)」にて取り上げた11項目のうち、スケルチのプツプツ開閉繰り返す問題と秘話コード設定状態で録音してしばらくすると電源が切れなくなる問題は解消もしくは症状が緩和したようです。他の項目については確認中もしくは変化なしのように思います。

一方これまで問題となっていた、モードによってスケルチレベルがバラバラという症状は緩和されているように聴こえます。スケルチレベルが浅くても効果があるようになりました。

また更新情報には記載はないようですがデジタル復調モード(DA表示)の挙動も結果として変更されているようで、1510Bよりも積極的に復調するようです。これにより雑音混じりのアナログ波もまれにデジタルと誤判定するようですが、アナログ波と分かっていれば最初からFMモードに固定すれば(当然ですが)この誤判定問題は解消します。



録音に関する新たな問題が浮上しました。SDカードに録音されるスケルチレベルと本体のスピーカーやヘッドホンでモニターするスケルチレベルが異なる?という現象です。

具体的には本体スピーカーやヘッドホン基準でスケルチを雑音が聴こえないぎりぎりのレベルに設定するとSDカードにはスケルチ開放状態、つまりモニター状態で録音されます。

これにより交信がない状態では録音動作を停止するまで永遠と雑音が録音され、録音時にスケルチを効かせるためにはさらにスケルチを絞る必要があります。恐らく上記の「モードによってスケルチレベルがバラバラ」の症状改善時、単純に録音中のスケルチレベルが未修正となったと思われます。




ファームウェアのアップデートとは関連の少ない話題をいくつか.....。

AR-DV1のアナログモードで有効なトーンスケルチやDCSのサーチ機能は非常に優秀です。

受信状況にもよりますが比較的弱電界であっても受信とほぼ同時に正確なトーンまたはコードを表示してくれます。その速度はあのユニデンアメリカの主要スキャナーに装備されているCTCSS/DCSラピッドデコード機能をさらに上回ると思いました。


AR-DV1の取扱説明書も(今さらですが)最近初めて読みました(苦笑)。ビギナーにとってこの説明書は図が少なく専門用語が羅列されており難解でしょうが、私よしおにとっては1度読めばほぼ内容が分かる構成のため非常に好印象です。



引き続き今後のファームウェアのアップデートに期待します。

(関連記事はこの下です)



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