2017/06/11

ダイヤモンドの分配器SS500入手と実験

第一電波工業(ダイヤモンド)の受信専用分配器/混合器SS500を導入してみました。

SS500は1つのアンテナで受信した電波を2つに分け合ったり2つのアンテナで受信した電波を1つに混ぜる機能があります。外部電源は不要です。

今回SS500を入手した理由はアンテナから受信した電波をAR-DV1とIC-R8600に分配したいと考えたからです。

SS500の公式Webサイトはこちらです。



さて、1本のアンテナで受信した電波を2つに分配すると電波が弱くなるだろうことは感覚的にあると思います。

そこでSS500の使用前後で受信感度がどの程度変わるのか、IC-R8600の感度表示をdBuで表示し6~2550MHzまで実際に受信し確かめました。

受信中の様子はこのような感じです。


SS500からIC-R8600までの接続ケーブルは、自作すると性能が出ない場合を想定しフジクラ製5D2Vを50センチ使用したナテックの両端がMPコネクターのDV505Mと秋月電子で購入したMJ-NP変換コネクターを使用しました。

参考ですがSS500とAR-DV1との接続にはナテックのPJ205を使用しています。

なお下記の結果はSS500とケーブル、コネクター損失の合計となるのでSS500そのものの性能ではありません。SS500だけの性能チェックはよしおのような素人ではほぼ不可能と思います。



さっそく結果を見てみましょう。なお大人の事情で一部細かい周波数を伏せています。
SS500なし、6.055MHz受信中
SS500あり、6.055MHz受信中


SS500なし、79.5MHz
SS500あり、79.5MHz


SS500なし、108MHz帯
SS500あり、108MHz帯


SS500なし、283MHz帯
SS500あり、283MHz帯


SS500なし、352MHz帯
SS500あり、352MHz帯


SS500なし、473MHz
SS500あり、473MHz


SS500なし、865MHz
SS500あり、865MHz


SS500なし、1140MHz帯
SS500あり、1140MHz帯


SS500なし、1500MHz
SS500あり、1500MHz


SS500なし、2550MHz
SS500あり、2550MHz

SS500の対応周波数は0.5~500MHzですから、800MHz以上の受信感度が極端に低下する状況は軽視できます。

FM~108MHzで6dBu感度が低下しているのが気になります。他の周波数でS1程度で収まる感度低下がFMと108MHz周辺では感覚的にS2つ程違います。



ということで受信用アンテナ分配器SS500のレビューでした。

できれば受信機1台にアンテナを1本立てたいところですがVHFエアバンドをIC-R8600やAR-DV1でリスニングする目的ではあまり使わないので、ひとまずこのまま使用してみます。

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