・TY-JKR5:AM_FMラジオ:東芝エルイートレーディング株式会社
(TY-JKR5 公式サイトから引用)
TY-JKR5は手回し発電または単4電池2本で動作するライト付きFM(補完放送対応)とAMの2バンド対応ラジオです。
少雨やホコリの多い場所でも使えるIP54に対応。水没や砂没には対応していませんが悪天候での屋外での使用も可能です。
これまでの手回し充電式ラジオのような充電式電池を搭載せず大容量のコンデンサーを搭載することで、電池の充電時間や充電池の寿命を考える必要がほとんどなくなりました。
それではTY-JKR5のスペックを見ていきましょう。
●外観、重さ
(公式サイトから引用)
大きさは約11センチ×6.5センチ×3.5センチ。厚みを除くと一般的な5インチスマートフォンよりも一回りほど小型です。
重さはオプションの単4乾電池2本搭載時約210グラムと、おおよそスマートフォンの2台分程度。本体に厚みがあるため実際に手に取ると恐らく軽く感じると思います。
本体正面にはラジオの電波をキャッチしたことを示す同調インジケーターとバッテリー残量が少ない場合に表示されるバッテリーインジケーター、そして選局中のラジオの周波数を示す表示部があります。
左側面にはLEDライト、イヤホン端子、USB端子(後述)があります。各端子は防水キャップで保護されています。
本体上面にはFMロッドアンテナ、LEDライトの入/切スイッチ、AM/FMラジオスイッチがあります。FMロッドアンテナは5段で最大伸長時おおよそ40センチと推定されます。
右側面にはラジオのチャンネルを変える選局つまみ、電源スイッチ兼用音量つまみがあります。ハンドストラップ取り付け穴は選局つまみの近くにあります。
(公式サイトから引用)
背面には手回し発電用のハンドルと内蔵コンデンサー使用か乾電池使用を切り替える電池切替スイッチ、単4電池2本を収納する電池ふたがあります。
(公式サイトから引用)
●ラジオ
受信周波数はAMが1620kHzまで。通常のAMラジオ放送のほか、道路交通情報を聴けます。FMは108MHzまでの補完(AMラジオの再送信)放送に対応。ステレオ放送には対応しませんがステレオヘッドホンを接続すると両耳からモノラル音が出る親切設計です。
ラジオ使用時の電池持続時間は手回しハンドルで1秒間に3回程度、1分間回し続けると内蔵スピーカーで約30分ほど。新品の単4アルカリ乾電池2本があれば連続40~45時間程度使用可能です。
スピーカー出力は最大80ミリワットと小音量のため、手元で聴取するための用途に最適です。オプションのヘッドホンを使用すると使用時間を延ばすことができます。
●ライト、USB給電機能
TY-JKR5は白色LEDライトを搭載しています。1秒間に3回転程度、1分間ハンドルを回し続け内蔵コンデンサーを充電すると連続で30分ほどライトが使用可能とのことです。
(公式サイトから引用)
USB機器充電用のUSB端子を搭載しています。TY-JKR5の手回しハンドルでお手持ちのスマートフォンや携帯電話などの充電が可能です。
一部充電に対応しない機種もあります。タブレットや高性能CPUを搭載したスマートフォンなど大容量機器の充電には時間が掛かるか、充電できない可能性があります。本機能は緊急用と割り切り、充電できたら運が良かった程度にとどめておくとよいかと思います。
以上、TY-JKR5をチェックしました。
TY-JKR5の発売日は今年(2016年)2月下旬。価格は8000円程度、色はホワイトのみです。
日焼けの可能性があるため保管の際は毎日長時間直射日光にさらされる環境への放置を避けるとよいでしょう。
ようやく使用に耐えうる、大容量コンデンサー充電式の手回しラジオが登場したと思います。スーパーキャパシター内蔵の手回しラジオならば、内蔵充電式電池へ充電するタイプよりもいざという時に即使える恩恵があります。
今後は他のメーカーの防災手回しラジオも大容量コンデンサーが搭載されるかもしれません。
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