2014/01/12

eton 同期検波を改善した短波ラジオSatellitなど発表

ワールドバンドレシーバーで有名なetonアメリカからエアバンドも受信できるSSB対応ワールドバンドラジオ(短波ラジオ)が発表されました。

Satellit - Eton


外観は写真を見る限り同社から発売予定のTraveler IIIにテンキーを追加したイメージに最も近いです。

側面のダイヤルのような形状は選局つまみなのか音量なのか定かではありません。付属ACアダプターまたは単3電池4本駆動、大きさは横168 x 高さ105 x 奥行き31ミリ、重さは未定だそうです。

写真をじっくり見ますとWIDEとNARの文字が本体右側にあるように見えます。これはフィルターの設定でしょうか。



現在公開中のデータシートをベースにSatellitの機能を見て行きましょう。

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●AM, FM, LW, SW, VHF航空無線受信
LW : 150-285kHz
MW : 520 - 1710kHz
SW : 17.11 - 30MHz
FM : 87.5 - 108MHz(ステレオ対応)
AIR : 118 - 136MHz

●SSB(LSB/USB) 1kHz選局

●同期検波

●PLLデジタルチューナー

●RDS(海外向けのFMラジオデータシステム)対応

●700チャンネルメモリー

●ATS(自動選局保存)と手動選局

●SWではメーターバンドによる直接選局が可能

●感度切替スイッチ

●スリープタイマーとアラーム内蔵ワールドクロック

●付属ACアダプターまたは別売り単3電池4本駆動

●ヘッドホン出力ジャック、ライン入力

●電子音量/低音/高音調節

●リセットボタン、ロックボタン

●FMロッドアンテナ

●橙色の液晶表示

●ダンディーな(笑)キャリングポーチ付属

●電池残量表示


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打ち間違えかもしれませんがデータシートが正しければ長波の286-519kHzと短波1711-17100kHzの一部周波数をカバーしていないようですね。

液晶の部分はこれまでのラジオのような黒文字ではなく背景が黒地になるようです。この仕様の場合、常にバックライトを入れなければ文字が読めないことはないのかという疑問を感じますが使ってみないと分からないでしょう。



eton Satellitの最も注目すべきポイントは同期検波回路です。

商品説明によりますと"Satellitの同期検波回路は歪みとフェージングの低減化により音質を向上しています。さらにより高感度化することで弱電波の受信が可能です。"とあり、同期検波が従来よりもスペックアップしたように思えます。



以上のように今回発表されたetonのSatellitは説明が正しいと仮定した場合、SSB選局が1kHzの部分と長波や短波の一部をカバーしていないらしく、これに納得できる方であれば入手するべきでしょう。発売は2014年春頃という情報もあります。

SSBチューニングの微調整ができるのであれば試してみたい気にもなりますが果たして・・・今後の情報のアップデートを待つ必要がありそうです。


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