すでに一部の方は情報をつかんでいると思いますが、ELPAブランドで有名な朝日電器のラジオ全製品が3製品を除きすべて廃盤になりました。
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ラジオ│商品情報│ELPA 朝日電器株式会社
残るELPAの3機種は
大ヒット中の航空無線(エアバンド)と短波放送が受信可能なER-C57WRと
高感度2バンドラジオER-C56F、卓上2バンドラジオ
ER-H100です。
朝日電器から安価な短波ラジオが消滅してしまうということでよしおは衝撃を受けています。
せっかくの機会ですからなるべく直輸入ブランドを除き、2018年時点で国内の大手家電量販店で販売されている短波ラジオがどのくらいあるのかリストアップしてみました。
写真を含む下記はアマゾン等のリンクとなっており、各ラジオ写真の下へ簡単にコメントを添えています。
■ANDO(アンドー) ER4-330SP
TECSUN BCL-2000の国内向けリブランド品。単1乾電池4本動作。アナログチューニングのデジタル表示ラジオ。短波は3~28MHzを3バンド分割。受信は不安定。
■ANDO(アンドー) PL7-468SL
名機TECSUN PL-600のリブランドPLLラジオ(現行品はPL-660/PL-680/PL-880)。単3電池4本駆動。短波は1.711~29.999MHzをSSBでフルカバーの他100~519kHzを受信。ステレオイヤホンと充電池、アンテナ付属。
■ANDO(アンドー) S10-887DY
名機TECSUN PL-360のリブランドDSPラジオ(現行品はPL-365)。単3電池3本駆動。短波は2.3~21.95MHzの他150~519kHzを受信。外付けAMジャイロアンテナ付属。選局にクセあり。
■ANDO(アンドー) S11-783DPU
廃盤となった名機DEGEN DE1103のリブランドPLLラジオ。単3電池4本駆動。短波は1.711~29.999MHzをSSBでフルカバーの他100~519kHzを受信。ステレオイヤホンと充電池、アンテナ付属。
■ANDO(アンドー) S11-896D
別売り単3アルカリ乾電池2本駆動。短波は3.9~21.85MHzを10バンド分割。両耳イヤホン付属。
■ANDO(アンドー) S15-950
単3アルカリ乾電池2本駆動。短波は5.8~18.3MHzを7分割。両耳イヤホン付属。
■ANDO(アンドー) S16-671
単1マンガン乾電池2本で約250時間動作。短波3.5~10MHz受信。同調は値段なりで不安定。
■AudioComm(オーム電機) RAD-P750Z
別売の単3アルカリ乾電池2本で16時間以上動作するデジタルチューニングラジオ。短波は3~21.8MHz受信。両耳イヤホン付属。
■AudioComm(オーム電機) RAD-S600N
別売の単3アルカリ乾電池2本で42時間以上動作するデジタルチューニングラジオ。短波は2.3~21.95MHzのほか長波153~513kHz受信。FMは付属イヤホンでステレオ受信。
■AudioComm(オーム電機) RAD-S520N
別売の単3アルカリ乾電池2本で59時間以上動作。短波は3.8~21.95MHzを10バンド分割。イヤホン付属。下記RAD-S512Nの後継機。
■AudioComm(オーム電機) RAD-S512N
別売の単3アルカリ乾電池2本で90時間以上動作。短波は3.7~21.95MHzを10バンド分割。イヤホン付属。ワイドFM(FM補完放送)受信不可。
■ELPA(朝日電器) ER-C57WR
別売の単3アルカリ乾電池2本で50時間以上動作。短波は2.3~26.1MHzに加え153~279kHz、航空無線(エアバンド)118-137MHzを受信。エアバンドはスケルチ装備。
■ELPA(朝日電器) ER-C54T(生産終了)
別売の単3アルカリ乾電池2本で30時間以上動作。短波は3.85~21.85MHzを10バンド分割。片耳イヤホン付属。
■ELPA(朝日電器) ER-C55T(生産終了)
別売の単3アルカリ乾電池2本で30時間以上動作。短波は3.85~21.85MHzを10バンド分割。片耳イヤホン付属。
■ELPA(朝日電器) ER-21T-N(生産終了)
別売の単3アルカリ乾電池2本で80時間以上動作。短波は3.9~21.95MHzを10バンド分割。イヤホン付属。
■Kenko(ケンコー) KR-002
別売の単4アルカリ乾電池2本で20時間動作。短波は3.9~21.85MHzを11バンド分割。イヤホン付属。ステレオ表示しますが音はモノラルです(笑)
■東芝エルイー TY-SHR3
別売りの単1アルカリ乾電池3本で280時間動作。短波は3.8~10MHzを連続カバー。肩ベルト付属。感度は並。
■WINTECH(廣華物産) HR-K71
単1アルカリ乾電池2本で約60時間動作。短波は3~22MHzを2分割だが安定性が極めて悪く実用にあらず。感度は低。
■ヤザワ RD10SV
単4アルカリ乾電池2本で約34時間駆動。短波は5.7~6.4MHzと9.2~10MHz。ポケットサイズで感度は価格なり。ステレオイヤホン付属。
■番外編:XHDATA D-808
専用リチウムイオン充電池駆動。長波~短波まで文句のない高感度でSSB装備。エアバンド(航空無線)はスケルチ装備。USB充電機能付き。難点は中国製のため電源まわりの品質ばらつきが多く当たり外れあり。
このように番外編のXHDATA D-808を除き、家電量販店で買える短波ラジオは19機種、ELPAブランドの廃盤機種を外すと残り15機種です。
思いのほか多い印象はありますが、個人的に実用的と思える短波ラジオが果たしていくつあるのかと問われると答えに詰まります。
上記から1つ選べと言われると、見た目と操作性は値段なりながら価格と電池寿命、性能のバランスからELPAのER-C57WRがおすすめでしょう。
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