2018/08/17

米ユニデン SDS100付属充電池のサイズを変更

ユニデンアメリカから発売中のSDS100ですが、付属のリチウムイオン充電池の容量が現在のロットから大容量化されたとのことです。

Uniden SDS100 with Bigger & Better Battery - Scanner Master Blog(英語)


SDS100について詳細は下記関連記事を参照いただくとし、ここではリチウムイオン充電池が大容量化した経緯と米国のSDS100を取り巻く現状を確認しましょう。



まず、こちらのフォーラム(英語)の情報によると、SDS100は本来8時間連続使用できる設計のはずが、現在流通する最終仕様製品は初期に添付されたリチウムイオン充電池(3600mAh)を使うと、長くて5時間程度しか持たないとの報告があります。

原因は、設計が完了する前に8時間電池駆動できたことを確認したものの、その後さらに設計変更が入り、設計完了時に電池が8時間持つことをあらためて確認せず出荷したことにあるようです。

後日、これに気が付いたユニデンアメリカはこちらのフォーラムに書かれているように、急遽大容量リチウムイオン充電池(5400mh)の標準添付を決めたようです。


これらの状況から、充電池の大容量化は電池寿命のスペックを満たすためであったことが分かります。

既にSDS100を入手された方は、北米地域にお住まいの場合は製品登録後、無償で大容量バッテリーを届けてもらえるはずです。





次に大容量化したSDS100のバッテリー形状を確認します。
左側面から見たSDS100+初期充電池(左)、SDS100+大容量充電池(右)
底面から見たSDS100+大容量充電池(左)、SDS100+初期充電池(右)

上記写真はこちらの投稿に掲載されているものです。(trido, I have borrowed your posted pictures. Many thanks!)

大容量化でSDS100本体の後ろが大きく膨らむ「背中メタボ」形状になったようです。


このバッテリーの巨大化について手厚いユニデンアメリカの対応に歓喜する声以外に、現状のソフトケースに入らなくなる、ベルトクリップが使えなくなるなどという懸念も出ているようで、充電池の巨大化を皮肉る作詞家も誕生したようです。

これら懸念点のうち、ベルトクリップについては一応大容量化された充電池との干渉をしない配慮はされているようです。

よって今後SDS100を導入する場合は、充電池の巨大化による本体重量と体積の増加、充電時間の増加を覚悟する必要があり、予備バッテリーの入手は必須と言えます。




よしおの個人的な意見ですが、以上の状況から現在SDS100を検討されている方は、充電池の大きさが新旧入り混じっている状況を踏まえ、現時点では素直に非SDRの下記スキャナーを新規or追加導入するのが良さそうです。

既にSDS100をお持ちの方は、今後付属しないスリムなバッテリーパックが手に入ってラッキー!とひとまず喜ぶのが無難と思います。

(関連記事はこの下です)

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