(Youtube公式サイトから)
この丸い形状は明らかに、かつて一世を風靡したBCLラジオ、スカイセンサー5900(ICF-5900)後期型のSWバンドスプレッドダイヤルです。
作品のタイトルは「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」といいます。下記予告編ビデオの51秒付近で主人公「我聞悠太」がICF-5900のアンテナをポップアップさせ電源を入れる様子が描かれています(音量注意)。
(いずれもYoutube公式サイトから)
現在BCLを楽しまれている or かつて楽しまれていた方は思わずニヤッとしてしまうのではないでしょうか。
Wikipediaによると本作品の作者は昭和40年代生まれの志倉千代丸氏です。1970年代はまさしくBCLブーム真っ只中。氏も恐らく幼少期にBCLブームの洗礼?を受けたと思われます。
この作品中でBCLラジオICF-5900がどのようにストーリーに関わるのかは今後放映される本編を見てのお楽しみですね。
最近の漫画やアニメにアマチュア無線の交信シーンが登場することはありますが、BCLラジオを操るシーンの登場は珍しいのではないでしょうか。
ちなみによしお所有のICF-5900は前期型。スプレッドダイヤル等が後期型とは異なります。
ご存知のとおりICF-5900は絶版で、高値ではありますが秋葉原界隈、全国の電気街、リサイクルショップなどで中古品が入手可能と思います。なにしろ40年以上前の製品ですから見つけたとしてもサビが発生したり部品が欠けていたり、一部またはほとんど動作しないジャンクの可能性は十分あり得ます。
もし入手を検討中の方は表紙がまさにスカイセンサー5900となっているなつかしBCL大全などで操作方法を理解するなど、十分な下調べをされてからがよいでしょう。
なおポップアップアンテナ、スプレッドダイヤルとマーカーによる周波数直読という遊びゴコロのあるギミックを装備したラジオの現行品は2016年10月現在存在しません。
しかしダイヤルを回し放送電波を探す醍醐味を堪能するアナログチューニングやカチッとしたメカニカルスイッチ操作など、古きよき雰囲気が味わえるラジオはソニーのICF-EX5MK2が挙げられます。
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