・製品詳細 AM_FMラジオボイスレコーダー YVR-R304 - Qriom - YAMAZEN BOOK
(YVR-R304, 公式サイトから)
品番から察するに、乾電池2本駆動にもかかわらずカラー液晶というスペックで個人的には話題となった前作YVR-R303の後継機と考えられますが電池の持ちや録音フォーマットなど、見た目上スペックはYVR-R303比で劣る傾向です。
電池は単4乾電池または単4充電池2本駆動。アルカリ乾電池駆動時は約8.5時間まで(YVR-R303は約14時間)の連続録音と約11時間(YVR-R303は約30時間)の連続再生に対応しているようです。
大きさは横10.4×奥行5.2×厚み1.46センチ、重さは乾電池込みで約74グラムと携帯電話よりも軽量です。
3.5ミリステレオイヤホン端子、3.5ミリステレオライン入力端子を装備し、録音メディアは32GBまでのマイクロSDHCカードに対応と、前作の良さを継承しているようです。本体内蔵の4MBメモリーはUSB接続時パソコンから読み書きできないので注意が必要です。外部マイクロホンには対応していません。
AM外部アンテナ端子はなくなりました。液晶表示は前作のカラーから128×64ドットのモノクロ液晶へ戻ったようです。また動作中はラジオの受信周波数と時刻を同時表示してくれるようです。
NHK-FMの時刻補正機能にも対応しているようです。1フォルダに最大1万個の音声ファイルが作成できるのはうれしいですね。
ラジオの受信範囲はAMが522~1620kHz、FMが76~95MHzと補完放送に対応しています。
7件までのラジオ予約録音に対応します。ビットレートはなんと32kbps固定のMP3にてFMステレオ放送やライン入力のステレオ音声はステレオで記録され、AMラジオと内蔵マイクの音声はモノラル録音とのことです。
気になる点としては
(1) Web上のPDF取扱説明書の半分がPCによっては下記のように正常に表示されないこと...
(2) USB接続ケーブルは専用品(YVR-USB1)、ACアダプターも専用品(YVR-AC1)、外部FMアンテナも専用品(YVR-FM1)、ステレオイヤホン(YVR-ER3)と、いずれも専用品のみ使用可能とのことですが本記事執筆時点では直販サイトなどを見るとどれも下記のとおり在庫ゼロ
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(3) イヤホン出力が3mW+3mWと小音量のため耳に障がいのある方には聞き取りづらい場合がある
(4) 32kbpsのステレオ録音した音声が聞くに堪えられるものなのか(圧縮しすぎでケロケロ音がしないか)
が挙げられるでしょう。
山善は昨年(2015年)にYVR-R600というラジオボイスレコーダーを知らないうちに発表していましたが、なぜか有名なTVショッピングのみの取り扱いだったようで市場にはさほど流通していないようです。
YVR-R600では録音したはずのデータが勝手に消える不具合報告があるようで、前作YVR-R303でも予約録音が正常動作しない不具合報告がちらほらあったようですがこのYVR-R304ではどうなのでしょうか。
(YVR-R304, 公式サイトから)
このYVR-R304は当記事執筆時点で発売中。価格はあるショッピングサイトで8980円とあります。扱っているショッピングサイトはごく少数のため入手難と思われます。
製品を紹介しておきながら語るのも何ですが、正直なところ個人的には高くてもコンセントでも使えるソニーのICZ-R100かICZ-R250TV、オリンパスのPJ-30(いつの間にか生産完了)/PJ-35(こちらも生産完了)>のいずれかが確実に動作するためおすすめです。
(関連記事はこの下です)
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・山善 カラー液晶AM・FMラジオレコーダーYVR-R303発表(2014/04/25)
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