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2018/07/08

IC-R30録音ファイルのタグ情報を解析しBCD436HPと比較

アイコムの広帯域受信機IC-R30の話題が発売開始以来絶えません。ここではIC-R30を留守録メインで日々使う視点で、IC-R30が記録する録音ファイルに付いているID3タグの内容を解析し、使い勝手をあれこれ考えてみます。レビュー時のファームウェアバージョンは1.04です。
アイコム IC-R30デュアルワッチ(2波同時受信)中



その前にID3タグについて。ID3タグとはMP3やAACなどの音楽ファイルに付加されるアルバムなどの情報のことです。

IC-R30の録音ファイルを再生すると周波数やモード、電波強度、GPS位置情報などが本体に表示されますが、これらは録音ファイルへ同時記録されたID3タグを読み取ることで実現しているようです。



前置きはこのくらいにして早速IC-R30の録音ファイルに埋め込まれたID3タグを解析しましょう。解析にはフリーソフトのSuperTagEditorを使いました(使用される際は自己責任でお願いします)。

下がIC-R30録音ファイルの解析結果です(クリックして拡大)。


ご覧の通り"トラック名"と"コメント"に付加情報が、スペースまたはタブで区切られ集約されています。

ここから言えることは、録音後のファイル整理でタグの並べ替えによる検索がしづらいということです。



今度はユニデンアメリカBCD436HPの録音ファイルのID3タグをチェックしましょう(クリックして拡大)。下記は日本ではなかなかお目にかかれない、本場アメリカでBCD436HPを録音状態にしたときの結果です。

"ジャンル"、"アーティスト名"、"トラック名"にシステム名、デパートメント名、チャンネル名が1項目ずつ分けて記録されており、録音後のファイル検索性向上が期待できます。

本体で録音ファイルを再生すると、復調モードやトランキングに使用するID、P25のNAC、NXDNのRAN(オプション購入時)などの情報も表示されるので、今回チェックした範囲外のどこかにこれらのタグが埋め込まれているのでしょう。GPSを使用すると位置情報も追加されるはずです。



以上、IC-R30の録音ファイルに埋め込まれたID3タグの保存状態をユニデンアメリカのBCD436HPと比べました。

余談ですがIC-R30の録音機能にはファームウェア1.04で、プログラムスキャン(サーチ)中、まれに異なる周波数の音声が1ファイルにまとまって録音される現象があります。この症状がファームウェア1.05で改善されているかは現在確認中です。

(関連記事はこの下です)

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[関連記事]
アイコムIC-R30とIC-R6スペック比較 (2018/04/29)

発売前のIC-R30機能を再チェック (2017/12/17)

ハムフェア2017ぶらり散策 (2017/09/06)

2017/08/21

アイコム IC-R8600ファームバージョン1.10の使用感

アイコムからリリースされた広帯域受信機IC-R8600を使い数か月経ちました。ここでは1.10ファームを入れたIC-R8600を使用して気になったことをAORのデジタルボイスレシーバーAR-DV1(ファーム1702D)の使い勝手も交えてメモします。



◆いいところ


  • 見やすいユーザーインターフェース
大型タッチパネル液晶表示があるので人によっては説明書を見なくても比較的簡単に操作できます。

液晶表示は見た目、同社製アマチュア無線機IC-7300よりも洗練されている印象を受けました。実際、スコープの設定変更がよりしやすくなっています。



  • 一部デジタル通信の復調機能
DMRやTETRA、国内の重要な通信を除くデジタル通信の復調が可能です。



  • 高速スキャン
同社製広帯域ハンディ受信機IC-R6と同程度の高速スキャンが可能です。



  • スコープ機能
目で電波が探せるのは言うまでもなく、ウォーターフォールを見ているだけでも楽しいです。



  • ファイル分割録音機能
AR-DV1は受信音声がすべて一つのファイルになってしまうのでタイムスタンプが使えませんでした。IC-R8600の録音機能は受信時のデータもタグに保存されるので事後確認に重宝します。



  • 1秒未満の音とならない受信電波を録音しない
ユニデンアメリカのBCD436HPは通話終了間際の電波も録音されジャンクファイルが大量に生成されます。その点録音機一体型のIC-R8600は事後確認がしやすいです。



  • スクリーンキャプチャー機能がある
IC-7300のような手動画面キャプチャーがあります。電源ボタンの短押しでファイル保存できる設定もあります。



  • デジタル通信の復調音声が比較的クリアである
秘話のかかった通信を除き、誤って復号されたロボット音声がほとんど出力されません。
IC-R8600で復調できる通信自体極めて少ないですが復調後の音質はAR-DV1よりも上です。



  • 受信モード毎にステップとフィルターの設定を記憶する
AR-DV1は受信モードとステップを切り替える二度手間が発生するのでこれは使いやすいです。



  • メインダイヤルの操作フィーリングが選べる
メインダイヤルの操作方式は他のアマチュア固定機同様の無段階スムースタイプとAR-DV1のように軽いクリック感のあるクリックタイプが選べます。



  • アンテナ切替機能
短波以下では3つの端子から選べます。



  • 液晶とLEDインジケーターの明るさが選べる
夜間運用時は便利と思いました。



  • 音質が選べる
低音高音が調整できます。プロトタイプで発生していた低音の音割れはリミッターで対策しています。



  • 同期検波のロックが外れても極端に音声が破綻しない
同期検波がロック中なのか確認できませんが、強力なフェージングが到来してもバサバサというひどい雑音や音の破綻がほとんどありません。






◆よくないところ


  • プロトタイプよりも重い
実機は昨年(2016年)アイコム本社で開催されたアマチュア無線フェスティバルで触った実機よりも圧倒的に重いです(下記関連記事参照)。IC-R8600の重量が4.3キロに対してAR-DV1は1.5キロです。


  • メインダイヤルにホコリや手垢が付きやすい
1か月放置するとメインダイヤル周囲のラバー部品についたホコリが目立つようになります。セロハンテープなどで剥がすとほぼ元に戻ります。部品は交換が可能となっています。

またメインダイヤルのヘアライン仕上げの溝に手垢と思われるものが目立つようになりました。AR-DV1ではこのようなことはありません。



  • 動作中本体が熱くなる
AR-DV1も比較的発熱しますがIC-R8600もかなり熱を持ちます。ベーコンが焼けるほどではありませんが温泉卵や日本酒の熱燗はできるかもしれません。いつか実験したいですね。

※お酒は20歳になってから



  • HFより上の受信感度が微妙
短波帯以下を除き、プリアンプが切の状態では弱い電波が受信できません。

プリアンプを入にすると他の受信機とほぼ同程度となりますがノイズレベルも同時に上がります。

特に航空無線を受信しようとするとスケルチを50程度まで深くする必要があります。市販の外付けプリアンプを付けると恐らく雑音まみれになるでしょう。



  • 録音データ容量が他の受信機よりもすぐ満杯になる
ユニデンアメリカのBCD436HPと比べるとIC-R8600のほうがSDカードの容量の消費が速いです。AR-DV1の録音機能は実用性がないので比較対象としません。



  • 446.35MHzで353MHz帯のイメージが出現する
イメージの出現はこの1箇所のみ確認しています。

AR-DV1ではこのような症状は今のところ皆無です。この周波数のイメージは手持ちの他の受信機では確認できません。



  • VFOで受信中にバンドエッジで音が一瞬途切れる
メインダイヤルを回しバンドエッジに差し掛かると音が一瞬途切れたり、一瞬だけSメーターが振れ、あるはずのない電波が表示されるように見えることがあります。仕様でしょうが気になりました。



  • スコープに電波ありと表示された周波数に合わせようとすると表示されていた電波が消える
実際はないがあるように見える、所謂"お化け電波"が表示される症状です。最大±2.5MHzのスパンでスコープを表示するとこの症状が顕著に現れます。仕様でしょうが紛らわしいと思いました。



  • スケルチのキレがこれまでの非SDR(アナログ)受信機と比べ良くない
弱い信号を受信するとスケルチが断続的にブツブツ開閉し続け煩わしいことがあります。プリアンプON状態が原因のひとつかもしれません。

スケルチの開閉を繰り返すとき一般的によくあるポップ音はIC-R8600ではありません。



  • スコープをめいっぱい表示するとステップを変えるのが煩雑
スコープの液晶画面表示範囲(スパン幅ではなく)を最大にするとステップ表示が画面からなくなるため、いったんスコープ表示領域を小さくするかkHzオーダーの周波数表示を長押ししてステップ変更する手間が掛かります。



  • プログラムスキャンのグループリンク機能がない
AR-DV1にはあるサーチバンクリンクと同様の機能がIC-R8600にはありません。オプションのプログラミングソフトウェアCS-R8600の設定にも見当たりません。

50組のプログラムスキャンを効率よく回すためにも、プログラムスキャンのグループリンク機能追加が待ち望まれます。



  • 任意のグループを複数指定(セレクト)しメモリースキャンできない
連番、例えばグループ01~19などの連番は1組だけオプションのメモリー管理ソフトウェアCS-R8600で設定可能です。しかしグループ01と03のようなグループ番号飛ばしで複数グループが指定できません。この点AR-DV1は融通が利きます。

一方で、あるグループのうちの、あるチャンネルだけ選りすぐりスキャンする機能(セレクトメモリースキャン)はあります。説明書9-8~9-9ページにあるように9パターンが指定可能です。



  • 1グループのメモリーチャンネル数が最大100チャンネルまでしか設定できない
ユニデンアメリカのBCD436HPの1グループあたりのメモリーチャンネル数はこれまで400ほど登録実績があり事実上無制限と思われますがIC-R8600にはチャンネル数の制限があります。



  • 設定完了した直後のプログラムスキャンで指定したステップが反映されない
スキャン動作を開始すると直後はメモリー登録したステップではなくVFOで設定したステップとなります。ファームウェアのバグと思われます。

スキャンエッジ登録グループを変更し別のスキャンを走らせてからメモリー登録したプログラムスキャンを再度開始すると正常に動作します。



  • 数時間ほど電源切で放置すると2~6MHz周辺がしばらく受信できないことがある
例えば電源投入直前に150MHz帯FMを受信したあと電源を切り数時間放置、その後再度電源を入れなおし2MHz周辺のAMに合わせると はじめのうち他のラジオで受信できている周波数で音声がノイズだけとなりメーターも振れず、スコープにも電波がほとんど表示されない場合があります。

その後しばらくメインダイヤルをぐるぐる回し続けると、あるときいきなりふわっと信号レベルが正常に戻ることがありました。

短時間で電源を入切するとこの問題は発生しませんでした。ファームウェアのバグと思われます。



  • 空き容量のあるSDカードに録音できないことがある
録音データでSDカード容量が満杯になった後にアンマウント操作をし、そのSDカードのデータをPCへ録音データをすべて移動し、IC-R8600の電源を入れたまま空き容量のあるはずの そのSDカードを再装填し録音を開始すると稀にSD Card Fullが出現することがあります。

バージョン1.02で修正されたバグらしいのですが、1.10でも出現しました。電源を入れなおすとうまくいきます。



  • メモリースキャン中にスクリーンセーバーが指定した時間で動作しないことがある
15分でスクリーンセーバーをONにする設定をしメモリースキャンを開始すると15分経ってもスクリーンセーバーがONしないことがありました。

ファームウェアのバグと思われます。プログラムスキャンでは正常動作しているように見えます。



  • スキャンで受信中の電波がなくなった後、再スキャン開始までのディレイが2秒固定
バージョン1.10のIC-R8600では通信終了後再スキャン開始するまでの時間が2秒に固定され変更できません。これはCS-R8600のスキャン設定項目のヘルプ画面に英語で明記されています。

IC-R8600左側のダイヤルAのディレイ設定はプライオリティスキャン用のディレイ変更です。

CS-R8600にScan Delay設定は1秒からありますが、これは電波を受信し受信中からスキャンを再開するまでの時間で、交信終了を待たず再スキャンを開始するオプションです。

よしおが欲しいのは電波がなくなった後にスキャンを再開するまでのディレイ設定です。



  • DMRとTETRA、重要通信が受信できない
世界的に見てもDMR復調機能は必須です。この点はAR-DV1がまだ優勢です。



  • 同期検波の設定タイミングで音声の大きさが変わる
これまでの短波受信機でもUSBとLSBで音の出方が異なることはありましたが、同期検波機能を入れるタイミングで受信音声の大きさが変わる受信機は初めてです。





以上ファームウェア1.10のIC-R8600の使用感についてでした。

初期ロットでは純正の外部スピーカーSP-39ADをつなぐと雑音が発生し本来の電波が受信できなくなる不具合はありましたが、現在流通している海外向けを含む現行品は対策済みでしょう。




昨今の無線機や受信機は内部が10年前とは比べようもなくソフトウェアが複雑化しているためバグの一つや二つは致し方ないのですが、よしおはここ最近バグを含んだ製品をほぼ連続で引き当てており、面倒なバグ対応でいささか不満を覚える場合も少なからずある訳で...。

それにしても最近入手した製品は少なからず各社とも同じ傾向のバグを持っているので、結託してわざと仕込んでいるのではと勘ぐってしまいますね。


昔はソフトウェアなんてものはほぼ皆無で、現代ほど複雑ではなく目に見えて分かりやすい時代だったなぁと、かつての短波ラジオたちの一部をいくつか引っ張り出して短波放送を聴きながら現実逃避 古き良き時代を思い出しています(笑)。
RF-2200(左), ICF-5900(中央), RF-1150(右)


(関連記事はこの下です)

[関連記事]
アイコム 外部スピーカー SP-39ADプチレビュー (2017/04/29)

AR-DV1 ファームウェア1702Dの使用感 (2017/06/19)

【追記】アイコムアマチュア無線フェスティバル2016でIC-R8600を触る (2016/12/10)

2015/09/24

ニコン ワイヤレスマイクロホン ME-W1発売

ニコンからブルートゥースワイヤレスマイクロホンが8/27に発売されました。

ワイヤレスマイクロホン ME-W1 - ニコンイメージング

(公式サイトから引用)

ME-W1は最大で約50メートル離れて使えるBluetoothバージョン3.0 パワークラス1に準拠したワイヤレスマイクロホンです。
対応機種はニコン製の外部マイク入力端子を持つデジタル一眼レフカメラとミラーレス一眼、コンパクトデジタルカメラとのことです。

ヘッドホンやケーブル非装着時はIPX5の防滴性能(水没不可)を持ち、雨天でも使用可能なボディーとなっています。



ME-W1の送信機はステレオ外部マイクに対応し、内蔵マイクロホン使用時の音声はモノラルですが、φ3.5mmのステレオミニプラグを持つマイクME-1と接続することでステレオ音声によるブルートゥース転送が可能となります。

ME-W1の受信機にはモノラルマイクが内蔵され、撮影者の声を送信機の音声とミックスして録音が可能とのことです。φ3.5mmの外部マイク入力端子も装備しますがこちらはステレオマイクを接続してもモノラル音声で録音されるようです。

またME-W1送信機、受信機にはそれぞれヘッドホン端子が装備され、送信機、受信機間での同時通話トランシーバーとして動作します。このとき別途市販のヘッドホンやイヤホンが必須となり必然的に前述の防滴性能は発揮されないことに注意しましょう。



ME-W1には強風による内蔵マイクのボボボ(風切り)音を減らすウィンドスクリーンが付属。ただし送信機と受信機の両方に各1個付属しているかは不明です。

周波数特性は仕様表によると300ヘルツから9キロヘルツです。これは内蔵マイクロホン使用時のスペックと思われますが、外部ステレオマイク使用時にこの周波数特性が維持されるとすれば本格的な音楽収録用にはやや不向きとなります。

重さは電池込みで45グラム程度と軽量なため、よほどのことがない限り服のポケットや襟元に取り付けて邪魔になることは少ないのではと思います。



電源は送信機、受信機ともに単4型アルカリ乾電池またはニッケル水素充電池を各1本内蔵し、連続約3時間(新品アルカリ乾電池使用時)の使用が可能。つまり約3時間同時通話トランシーバーとしても使えるということです。

補足ですがME-W1を同時通話トランシーバーとして使用する場合、送信機と受信機の区別はありません。




さて、ここまでME-W1の仕様を眺めますと既に発売されているキャノンのWM-V1やソニーのECM-AW4といったBluetoothワイヤレスマイクロホンとほぼ同じスペックと気が付く方が少なからずいらっしゃると思います。となると他機種との違いが最も知りたい情報でしょう。

さっそく結論ですがスペックの観点から端的にまとめますと軽さで選ぶならソニーのECM-AW4(19グラム)、薄さ重視ならこのME-W1、同時通話トランシーバーとして買ってすぐ使いたい場合はイヤホン付属のECM-AW4かWM-V1、音質で選ぶならECM-AW4かこのME-W1のどちらかですね。

電源は全機種単4型ニッケル水素充電式電池に対応しています。バッテリーライフは全機種ともに約3時間、使用可能距離も全機種見通し最大約50メートルと違いはなく選定基準にはなりません。

水場で使用したい場合やワイヤレスステレオ音声転送が必要な場合は防滴性能と送信機にステレオ外部マイク端子が装備されたME-W1となります。

価格の観点ではソニーのECM-AW4が3機種で付属品が充実して最も安く、次いでキヤノンのWM-V1、そしてニコンのME-W1です(当記事執筆中現在、Amazon.co.jp調べ)。


その中で敢えてME-W1を選ぶ理由は繰り返しとなりますが、ECM-AW4やWM-V1にはないIPX5の防滴性能とステレオ外部マイク接続時のステレオ音声転送機能でしょう。

豊富な機能を求めるならニコンのME-W1に決まりです。

(関連記事はこの下です)

[関連記事]
トランシーバー内蔵ワイヤレスマイク3製品比較(2014/05/18)

2015/05/02

SONY ICZ-R100長期使用レポート4/4(受信感度や摩耗、まとめ)

ラジオレコーダーICZ-R100を1年以上使い続けた長期使用レビューの最終回はラジオの感度、各部のヘタリ具合、総評などをリポートします。第1回から第3回までは下の関連記事を参照ください。


◆AMラジオの受信感度
AMラジオの感度は内蔵アンテナ使用時、市販のライターサイズラジオや名刺サイズラジオと同等です。地元の放送局はストレスが少なく受信できます。

クレードルを介した場合はACアダプターからのノイズの影響を受けます。写真のように市販のフェライトコア(ノイズフィルター)をDCジャックに取り付けるとホワイトノイズは若干改善しますがブチブチ音のするパルスノイズは改善しませんでした。

付属AMループアンテナを接続しクレードルのAM外部アンテナ切り替えスイッチを外部へ切り替えると、それまで強く入感していたAMラジオが遠くで蚊の鳴く程度にまで低感度になりました。
アンテナや切り替えスイッチの接触不良を疑い試行錯誤しましたが改善せず。ICZ-R100付属のループアンテナを手持ちのICZ-R250TVに繋ぐとクリアに受信できました。どうやらクレードルに不具合がありそうです。

すでに保証期間が過ぎてしまったので、入手直後に付属のループアンテナをつなぎAMラジオが受信できるか確認すればよかったと後悔しています。



◆FMラジオの受信感度
FMラジオはウォークマンなど、ヘッドホンがアンテナとして動作するタイプのステレオラジオと同等です。

クレードルに搭載されているFM用外部アンテナ端子へ付属のFMラジオ用アンテナケーブルを接続すると設置場所にもよりますが、ヘッドホンアンテナと比べ体感的に若干感度が上がるようです。より低ノイズの録音を目指す場合はハイファイコンポ同様、FM放送用外部アンテナを設置すると良いでしょう。

AMラジオ同様、FMラジオもACアダプターからのノイズの影響を受けホワイトノイズが若干増加します。先の市販のフェライトコアをACアダプターのDCジャック付近に巻き付けるとずいぶん改善しました。

使用上の注意ですが、外部アンテナで受信中にヘッドホンを接続するとわずかながらヘッドホンがアンテナとして作用するようです。外部アンテナでFMラジオを録音する場合はヘッドホンをICZ-R100から取り外すことをお勧めします。



◆内蔵電池の性能低下について
さすがにほぼ毎日クレードルへ取り付け継ぎ足し充電し続けますと電池の劣化が気になります。

いまさらと思いますが、入手してから1年経った現在は週に1度の充電に切り替えました。フル充電後ICZ-R100本体をクレードルから取り外し、15~30分の番組を1週間録っては再生、まれにラジオを聴取する、これを1週間繰り返すと電池メーター表示は半分となります。今のところ支障はなさそうです。充電池劣化による本体のふくらみも今のところないように見えます。



◆クレードルの端子摩耗状況
ほとんど毎日、通算200回以上は挿抜していますが緩くなる、接触不良などはなさそうです。写真のように端子の極端な削れなどは見当たりません。


◆付属品
付属のUSBケーブルをICZ-R100以外で使用していたところ、ある日突然のマイクロUSBプラグ側が緩くなりそれ以降接触不良に陥り、すべての機器でICZ-R100に付属されていたそのUSBケーブルが使えなくなるトラブルに見舞われました。

別に用意したUSBケーブルをICZ-R100に接続すると正常に動作するため、恐らくICZ-R100付属のUSBケーブルへ2A以上の大電流を流し続け壊れてしまったのが原因と考えられます。

以上から付属のUSBケーブルはICZ-R100専用と考えておいた方がよさそうです。



■まとめ
ICZ-R100はAM放送の受信音声にかなりコモりがあるためAMラジオの語学番組を録音し学習する用途には不向きですが、FMラジオ録音用やPodcast再生用途としては実用的と思います。

ラジオ受信時に左右ボタンがプリセット選局用、上下ボタンがマニュアル選局用に割り当てられ、自在にラジオを操れる点は秀逸です。ハングアップなどソフトウェアのバグは見当たりません。

一方で「こうしてほしい」部分があるのもまた事実。そこで勝手に次期モデルへ追加してほしいマニアックな要望を大量に挙げてみました。

<機能>
・AMのハイファイ(高音質)化、または帯域フィルター切り替え
・FM補完放送受信
・ラジオ録音ボリューム調整
・シンクロ録音中の自動フォルダ切り替え、または1フォルダの保存ファイル数増加
・256kbps MP3もしくはLPCMのラジオ録音
・USB給電中の録音と再生、または乾電池ケースオプション
・イコライザー最大時の"根本的な"音割れ防止

<外観>
・前面や上面のボタン周囲に誤操作ガードをつける、またはボタンを凹ませ誤操作防止
・本体外形の丸みを少なくしデザインによりアクセントをつける

<操作>
・録音レベルガイド(レベルメーター)のレスポンス向上
・イージーサーチのレスポンス向上
・再生中の"キュルキュル"音声付きキュー&レビュー
・再生ボタンの使い勝手向上(直前の録音済みファイルがすぐに再生できるなど)

...と思いつくままに無理難題を書き連ねましたが、ともあれICZ-R100は外出先で使える小型ラジオレコーダーの中では総合的に使いやすい製品のひとつと思います。


2015年5月現在、外出先でも室内でも半々で使いたい場合はクレードル操作が快適なオリンパスのPJ-35を、ワンセグ音声録音にこだわらず主に外出先で使用する場合は比較的操作レスポンスの高いこのICZ-R100を選ぶことになりそうです。

(関連記事はこの下です)

[関連記事]
SONY ICZ-R100長期使用レポート3/4(使い勝手と音質編)(2015/04/19)

SONY ICZ-R100長期使用レポート2/4(ラジオ予約録音編)(2015/04/11)

SONY ICZ-R100長期使用レポート1/4(無線録音編)(2015/04/02)

ソニー、小型ラジオレコーダーICZ-R100発表&プチレビュー(2014/02/01)

ソニー ワンセグラジオレコーダーICZ-R250TV発表&プチレビュー(2014/10/05)

オリンパス、ワンセグ音声録音対応ICレコーダー発表(2013/09/15)

2015/04/19

ICZ-R100長期使用レポート3/4(使い勝手と音質編)

引き続きICZ-R100のレビューです。前回のラジオ予約録音に続き、今回は使い勝手や音質を中心にレポートします。



◆ボタンの使い勝手
電源やホールドがスライドスイッチなのは好感触です。
他機種のように、バッグやポケットに入れるとボタンが勝手に長押しされ電源が入ったりホールドが不用意に解除されて不用意に爆音が流れたり勝手に動作して電池がなくなることは1年通して一度もありません。

録音ボタンが非常に押しやすく、誤って押してしまう事態に何度か遭遇しました。本体正面を横から見るとわずかにボタン類が本体から出っ張っているように見えます。
本体上面のラジオプリセット用お気に入りラジオ局ボタン(1~3)も同様です。

本体正面の再生ボタンを押そうとすると思うように操作できないことがありました。指が太い場合に隣り合うボタンと同時押ししてしまうのが原因と思います。再生ボタンと上下左右ボタンの間に1ミリほどスペーサーを入れて欲しいです。

ボタンを押した時のクリック音はほとんどしません。静かな場所で操作中、携帯電話のボタンのようにカタカタ音を立てることはありません。

全体的に各ボタンが独立、もしくはもう少し表面から奥まった位置に配置されるといいと思います。



◆本体のレスポンス、動作
起動時間は、音楽以外や録音済みファイル以外がメモリーに大量にあると"お待ちください"が5分以上表示されることはありますが、データが殆ど録音済みファイルと音楽ファイルのみの場合は3秒前後です。電源を切った直後は約1秒で起動します。他メーカーの製品よりはさくさく動作するのではないでしょうか。

ラジオ聴取時の操作レスポンスは普通です。一方、録音済みファイル再生中のレスポンスはややもっさりで会議の原稿起こしには不適です。状況としては頭出しボタンをイージーサーチ(1度押すと数秒先や数秒前へスキップする)用に割り当てた際、操作して0.5~1秒後に音が出るイメージです。

再生中うっかり録音ボタンを押すなど操作を誤った時、元の状態へ戻すのに二手間ほど掛かります。UNDO機能があると便利です。カセットテープのようにキュー&レビュー(早回しや早戻し中に途切れなく音を出す)ができたらいいですね。

現状でも使えないことはありませんが総じてレスポンスをより早く、誤操作時の面倒な操作を少なくしてほしいです。



◆マイクロSDカードの挿入向きに注意
ICZ-R100のマイクロSDカードスロットはカードの上下にかかわらずどちらでも入れられます。

上の写真が正しい向きです。説明書を読めば分かることですが、誤った方向にカードを差し込むといつまでもカードが認識されず、マイクロSDカードが壊れている誤解をする場合があります。



◆音質
ヘッドホンを介した音質は普通の音楽プレーヤーとほぼ同等ですが重低音の録音と再生はやや苦手です。

ウォークマンのような派手な空間エフェクトはありませんが音楽ファイル再生時、多少の音質調整は可能です。ただしラジオ録音したファイルはそのままでは音質調整はできません。パソコンで録音済みファイルをMUSICフォルダへ移動し、初めて音質調整が可能となります。

カスタムイコライザーの全レベルを最大にするとファイルによっては再生音が割れることがあります。恐らくヘッドホン用内蔵アンプがぎりぎり5mW+5mW出力程度までしか再生できない設計と思われます。

クレードルのスピーカーの音はBGMとして流す用途や語学学習用途としては耳が痛くなることもなく聴きやすいです。クレードルのスピーカーは付属ACアダプターを接続しないと鳴りませんがICZ-R100本体には内蔵の小型スピーカーがあり思いのほかはっきり聞こえます。

マイク録音時の音質は一般的なコンデンサーマイクロホンで録音したときの音質です。特に内蔵マイクは立体感や低音の迫力にやや欠けるため演奏のデモテープ作成用としては不向きです。あくまでも会議などの高音質メモ録音用です。

ラジオ録音時に気になる点としては録音レベルが若干高いため、まれ(特にAM放送)に録音時に歪みが発生することが挙げられます。

ラジオ録音はマイクやライン入力録音と異なり手動録音レベル調整ができないのです。



次回は消耗部分の劣化具合や付属品などをレビュー予定です。

(関連記事はこの下です)

[関連記事]
SONY ICZ-R100長期使用レポート2/4(ラジオ予約録音編)(2015/04/11)

SONY ICZ-R100長期使用レポート1/4(無線録音編)(2015/04/02)

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オリンパス、ワンセグ音声録音対応ICレコーダー発表(2013/09/15)

2015/04/11

SONY ICZ-R100長期使用レポート2/4(ラジオ予約録音編)

前回の無線通信録音に引き続きICZ-R100の使用レポートです。今回はラジオ録音、予約録音で1年以上使用し気になった点をご紹介します。



◆AMラジオの語学番組を予約録音して使ってみる
幸いにも興味のある語学番組がAMラジオ放送で見つかったため1年以上その番組を予約録音し続け、外出先で聴いています。

早速使い続けた感想です。

予約録音時の時刻のズレは時刻補正機能を入にして1~2秒進む程度です。番組の頭切れが発生しないよう、録音開始時刻よりも数秒前から録音が開始されるようです。

クレードルに差した状態でAMラジオ放送を聴取あるいは録音するとどうしてもノイズが混入します。オーディオ用のノイズフィルター内蔵タップを使用し雑音から逃れる方法もありますがクレードルから本体を取り外しICZ-R100単体で録音すると電灯線から回り込むノイズは激減します。

本体のラジオの感度は普通。同サイズのラジオと同等です。外部アンテナはなぜか内蔵アンテナよりも著しく感度が低いため使っていません。アンテナ切り替えスイッチの接触不良かつなぎ方が悪いのでしょう。後日もう一度確認してみます。

問題点が1つ。AMラジオ放送受信時、"s"や"p"、"t"といった高音域を含む子音がほとんど聞き取れないのです。この状況は録音しても同じです。語学番組のテキストを見るとこれらの聴こえない子音は一応脳内補完できるのですが.....。こればかりは"らじる★らじる"やCDにはかないません。しかしらじる★らじるは放送時間のズレが多く、残念ながら予約録音には適しません。

恐らく、ラジオを知らない若い世代にとってこのAMラジオの電話のようなコモリ気味の音質は「音が悪い」印象を受けるかもしれません。ただそれにしてもICZ-R100のAMラジオの音質は他の手持ちのアナログ選局ラジオと比べても音のこもり具合が比較的顕著です。

よってAM放送の語学番組を録音し学習する用途にICZ-R100はどちらかというと不向きと言わざるを得ません。



◆FMラジオを録音・再生してみる
FM放送についてはMP3の比較的良好な圧縮音質で録音が可能です。FMラジオの感度はウォークマンやライターサイズラジオと同等かそれ以上です。


ソニーのラジオレコーダーは仕様上他メーカーの同製品よりもワンランク上の音質、192kbpsのMP3で録音が可能。

コンポーネントステレオで再生するとシンバルやドラムの高音域に圧縮音源特有のシャリ音が目立ち、本当に192kbpsで録音されているようには聞こえない気もしますが、まあ実用レベルと思います。欲を言えば320kbpsや240kbpsの録音モードが欲しいですね。

FMラジオ予約録音時の時刻のズレはもAMラジオ予約録音と同様、時刻補正ありで1~2秒進みますので番組の頭切れは今のところ一度もありません。



以上まとめますと、ICZ-R100は予約を含むラジオの録音動作自体は申し分ありません。FMラジオも実用レベルです。唯一AMラジオの録音はラジオの音質の問題で語学学習用途にはどちらかというと厳しいです。この問題はFM補完放送によりいずれ解決するでしょうが、そもそもICZ-R100はこの補完放送の受信機能がありません。

次期モデルには108MHzまで受信できる機能とAMの音質(AM帯域)切り替え機能があるとありがたいと思います。


次回は操作感や音質についてレポート予定です。

(関連記事はこの下です)


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SONY ICZ-R100長期使用レポート1/4(無線録音編)(2015/04/02)

ソニー、小型ラジオレコーダーICZ-R100発表&プチレビュー(2014/02/01)

2015/04/02

SONY ICZ-R100長期使用レポート1/4(無線録音編)

ソニーのポータブルラジオレコーダーICZ-R100を使用し始めて1年以上が経ちました。ここでは入手経緯やカタログスペックから読み取れない使い勝手を中心に気が付いたことをレビューし書き出してみます。


◆入手経緯
様々な無線がいよいよデジタル化されるとのことで、今のうちに内容をバックアップしようと考えたのがそもそものきっかけです。

単なる録音と再生であれば通常のICレコーダーでもよいのですが、VOR(音声起動録音)や音があると録音を開始するシンクロ録音機能を持ち、後々の使用も考え、起動時間が早くラジオの予約録音も可能なこちらを選びました。


◆無線通信の録音に使ってみた
八重洲無線(旧バーテックススタンダード)のVX-8Dを2波同時受信モードに、ICZ-R100をステレオ192kbpsに設定しシンクロ録音することにしました。

使用開始2日目、1フォルダ内に199ファイルまでしか格納できない仕様の制約にはまり、ICZ-R100は無線通信の録音には不適ということが分かりました。

当初シンクロ録音機能で無音部分を自動分割する設定にしていましたが、無線の交信回数はいとも簡単に300を超えるため、1通信1ファイルできる想定がファイルシステムの制約で、ファイル数が199に達してからは自動分割されず全通信が数珠つなぎになってしまう問題に何度も遭遇しました。

1フォルダ内最大199ファイルの制約は別フォルダを手動で指定しなおすことでいったんは収束しますが、結局再びファイル数がすぐに199となり、同じことを繰り返すはめに陥ります。

無線録音用には1フォルダ内へ最大6万ファイル程保存できるか、録音日をフォルダごとに自動仕分けする機能があると管理が楽です.....ということで無線の録音用としてICZ-R100を使用することはあきらめました。

--- 2へ続きます ---

(関連記事はこの下です)

[関連記事]
SONY ICZ-R100長期使用レポート2/4(ラジオ予約録音編)(2015/04/11)

ソニー、小型ラジオレコーダーICZ-R100発表&プチレビュー(2014/02/01)

ソニー ワンセグラジオレコーダーICZ-R250TV発表&プチレビュー(2014/10/05)

オリンパス、ワンセグ音声録音対応ICレコーダー発表(2013/09/15)

2014/10/05

ソニー ワンセグラジオレコーダーICZ-R250TV発表&プチレビュー

今年2014年2月の小型ラジオレコーダーICZ-R100の登場から間もなく、ソニーからワンセグテレビ音声録音に対応したラジオレコーダーが発表されました。

ICZ-R250TV | ポータブルラジオレコーダー | ソニー

(ソニー公式サイトより)


今回発表されたICZ-R250TVは一言で表すならば、現行モデルICZ-R51にワンセグTV音声受信機能が追加されたラジオ録音機です。もちろん予約録音にも対応しています。

インターネット接続不要のため通信料は一切不要。ラジオやワンセグTV放送が入れば携帯電話不感地帯であっても電気代だけで使えます。市販の乾電池も使え、持ち運んでの使用も可能です。


デモムービーが公式サイトにありましたので紹介します。



以下ICZ-R250TVについて、現行品ICZ-R51から新規、もしくはバージョンアップした機能を10点ほど挙げてみました。

1. ワンセグテレビ音声受信・録音機能(新規)

オリンパスのPJ-35, PJ-30に続くワンセグTV音声録音対応機です(PJ-30, PJ-35の詳細説明は本ページ下の関連記事参照)。
ワンセグTVの録音済みファイルは2014年10月の時点でICZ-R250TV内部でのみ再生可能です(著作権絡み)。
本体裏面にはワンセグ受信用外部アンテナ切り替えスイッチがあります。

2. ディクテーション(書き取り)機能(新規)

録音済みファイルを予め指定した時間間隔で一時停止しながら再生する機能です。
音声をメモしながら再生する用途に需要があるとのことです。

3. 高音質2チャンネルスピーカー

バスレフ型の採用により低音の再生能力が向上したようです。

4. ClearAudio+(クリアオーディオプラス)(新規)

イコライザーの手動設定が不要で上質な音が楽しめるそうです(後半の実機プチレポート参照)。

5. 乾電池4本と内蔵リチウムイオン充電池のデュアル電源(ICZ-R51は乾電池4本のみ)

後半の実機プチレポートにて触れています。

6. 大型アナログボリューム(ICZ-R51はシーソースイッチ)

ようやく直感的な音量操作が可能となりました。

7. お気に入り放送局登録数が3->5へ増加

放送局登録数が3では確かに不足と思っていましたのでありがたいです。

8. ファイル検索機能追加

「未再生ファイル」項目が新たに設けられ、録音済みファイルの検索性がさらに向上しました。

9. 将来計画されているAM放送再送信に対応した76~108MHzワイドバンド受信機能(新規)

AM難聴地区のAMラジオ放送が将来FMラジオで聴けるようになるFM補完中継局受信に対応しました。
個人的希望ですが、ICZ-R51やICZ-R100もファームのアップデート等でFM保管中継局受信に対応して欲しいものです。

10. 最大約20時間のスピーカー再生

内蔵リチウムイオン充電池と乾電池の併用でICZ-R51比で約1.8倍電池寿命が伸びました。


- - - - -


★ICZ-R250TVプチレポート★


早速先行展示されていますソニーショールームにて実機を触ってきました。なお、ここでレポート対象のICZ-R250TVのファームウェアはVer0.82のため製品とは若干異なる可能性があります。


■操作感

起動時間はファイル数が0の状態で電源を押してから約2秒。ICZ-R100の約1秒よりもわずかに遅い程度です。

ラジオ受信中の録音操作はこれまでと同様、録音ボタンを押してすぐ録音開始の高速応答。対してメニュー操作やイージーサーチ操作はこれまでのICZ-R50、ICZ-R51、ICZ-R100と同様に反応速度が0.5秒ほどと、もっさりです。これは共通設定にて操作音を消すとわずかに改善しますが、それでも原稿起こしで使うと若干煩わしい気もします。

操作ボタンが本体正面と天面へ集約され、ICZ-R51と比べボタンを探す手間が減りました。

本体上面の「速度調節」ボタン(写真右上)はこれまで同様、ファイル再生中だけ有効です。
(ソニー公式サイトより)

現行機も同様ですが、今後特に改善してほしいのは本体上面のICレコーダー操作ボタンの操作方法です。

ラジオ受信中に本体上部の再生ボタンを押してもすぐに再生とはなりません。必ず本体正面右の「録音済ファイル」ボタンを押し、再生するファイルを選び再生する必要があります。

「AM/FM/TV」ボタンと「マイク/オーディオ入力」ボタン、「予約」ボタンが1箇所に集約されている一方、再生モードボタンがやや遠く離れて配置され、しかも「録音済ファイル」ボタンというのは違和感がないとは言えないと思います。カセットテープ(死語?)を使うように、再生ボタンを押すと直前に止めた場所からすぐに音が出るとより使いやすいです。

補足ですが本体天面の再生ボタンは録音済みファイルの再生中に押すと一時停止ボタンとして機能します。


■ラジオ機能

写真からも分かるように、AM用内蔵アンテナ、FM用テレスコピック(ロッド)アンテナ、ワンセグTV音声用ホイップアンテナの3種がそれぞれ独立しています。FM/ワンセグ共用外部アンテナ端子は3.5ミリジャックのようです。ICZ-R250TVの外部アンテナ端子とF型コネクタを接続するプラグアダプタは付属しています。

FMアンテナは太さが約2センチで最大長が30センチ弱。ICZ-R51やICZ-R50より太く短いですがアンテナの金属部分を外へ露出することなく本体へ収納可能となっています。
(ソニー公式サイトより)


ワンセグTV音声アンテナは15センチ程度、可倒式です。アンテナエレメントはプラスチックらしき素材でコーティングされています。

気になるワンセグの感度ですが、比較したパナソニック製ワンセグ携帯電話では全く受信できない放送がICZ-R250TVでは途切れることなく復調することがありました。過信は禁物ですが比較的高感度の印象です。本体の感度とも相まって専用アンテナの効果が現れているのではと推測します。

厳密に実機比較をしたわけではありませんがFM、AMの感度は一見したところICZ-R50やICZ-R51とほぼ同感触でした。


■ICレコーダー機能

ICZ-R51と同様です。これまでと同様、ラジオ録音中のファイル再生には対応していません。


■音質

内蔵スピーカーはバスレフを謳うだけあって確かに低音は出ています。経験上おおよそ250ヘルツ以上が再生できていると思われます。ポータブルスピーカーSRS-Xシリーズのような重低音再生用パッシブラジエーターは非装備ですが少なくともICZ-R51より低域の再現性が向上しているようです。

ポータブルスピーカーSRS-X2などにも搭載されている「ClearAudio+」機能は録音済みファイルを再生すると設定項目が現れます。録音済みFMラジオ番組を「ClearAudio+」機能を使い聴取したところ高音域や話の内容がよりはっきり聴き取れるようになりました。

ICZ-R50、ICZ-R51に引き続き、スピーカーのステレオ感はまあまあです。


■その他
電池駆動についてスタッフに確認したところ単3乾電池を装填した場合、最初に内蔵充電池が消費され、その後乾電池駆動へスイッチするそうです。

本体底部には黒色のゴム足が取り付けてあります。


- - - - -


以上、まとめますとICZ-R250TVはワンセグ受信機能を搭載した機能強化ラジオレコーダーです。

ワンセグTV音声の受信や録音が不要な方にはICZ-R51をおすすめしますがICZ-R250TVではデザインや音量調整などの操作性が一部改良されています。

ラジオだけ録音したい場合はICZ-R51、ワンセグ音声も録音したい場合は今回発表されたICZ-R250TVと、機能で選ぶ方法もありますし、よりすっきりしたデザインや操作性で選ぶ方法もあります。


それにしても少々マニアックながら将来の状況を考慮しFM受信帯域を広げた機種を、ラジオレコーダーとしてリリースしたことに驚きを隠せません。お見事ですね。

このICZ-R250TVは今年(2014年)10月18日発売予定。実勢価格はおおよそ24000円くらいを見込んでいるようです。

私のように(笑)発売日まで待てない方は一度ショールームを訪れてみてはいかがでしょうか。

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2014/07/01

第7世代iPod nano FMラジオレビュー

iPod nanoとはご存知のようにアップル社の音楽プレーヤーです。今回は第7世代のiPod nano(以下、iPod nano)を取り上げます。

最近のiPodは動画再生や写真ビュアー機能、歩数計内蔵カロリー計算機(オプションで心拍計も接続可)、ブルートゥース4.0ヘッドセットに対応、現在の曲名やアーティスト名を合成音声で読み上げるなど、非常に多彩な機能を装備しています。

最も驚くのはその薄さ。高品位アルミボディをまといながら5.4ミリという驚異のスリムさを誇ります。比較の仕方があまりにも無謀ではありますが無骨な既存の受信機やトランシーバーとはまさに一線を画す万人向けの、持つものを楽しくさせる製品の一つと思います。



さて、実はこのiPod nanoにはFMラジオが搭載されています。そこでこのFMラジオの使い勝手や音質を調べてみました。

■使い勝手

iPod nanoのFMラジオにはチューニング方法に独特の遊び心が取り入れられています。一言で表すならば「デジアナチューニング」がふさわしいでしょう。

iPod nanoのFMラジオを起動すると左右頭出し表示、停止表示の上に昔懐かしいチューニング目盛りが表示されます。

このチューニング目盛りの画面表示は触れると本当にラジオの選局が可能で、思わず顔がほころぶアナログチューニングの感覚を味わうことができます。例えば指を素早く右または左へスワイプする(なぞる)とチューニング表示が素早く変わり、その後パッと手を画面から離すとチューニング目盛りが徐々に止まるというものです。


左右の頭出し表示を長押しすると放送局のスキャンが始まります。

よく聴く放送局をプリセットする機能もあります。周波数右上の小さな「☆」表示をタッチすると上の写真のようにチューニング目盛りに赤い台形の印が現れプリセットが完了し、次回の選局を容易にしてくれます。

この機能は直近のラジオで例えるならば、生産終了したソニーのFM/AMステレオラジオSRF-A300の「ポインターマーク(放送局目安)」をつける操作と同機能と言えば分かりやすい?でしょうか。
プリセット選局は左右の頭出し表示をクリックすることで可能です。もちろんチューニング目盛りをスワイプし台形の赤いマークを探す手動選局も可能です。

以上からiPod nanoの操作感はデジタル世代だけでなくアナログ世代も満足させられるほどのものと思われます。



ところでiPod nanoのFMラジオには「放送中の曲や番組を一時停止する」後追い再生機能も搭載されています。言い換えるならばラジオ放送番組を途中で少し止め、後で止めた部分から聴き始めたり放送中のラジオ放送を少し巻き戻したりする機能です。

実はFMラジオ放送局を選び終わった直後からiPod nanoは内部で番組をバッファリング(一時保存)し始めています。このバッファリングは無効にできません。そのため実放送よりも耳に届く時間が最小0.3~0.5秒程度遅れているのです。iPod nanoのFMラジオは時計をラジオの時報に合わせる用途にはどちらかというと不向きです。

放送中の曲や番組を一時停止する」後追い再生機能操作の一例ですがラジオ番組の再生を一時中断するときは本体左側面の音量ボタン+と―の間にあるくぼみ部分をクリックします。
もう一度同じ部分をクリックすると一時中断した場所からFMラジオの番組が楽しめるのです。


ここで一つ疑問が。商品説明には「最大15分前まで巻き戻して聴ける」とありますが、果たして15分以上一時停止するとどうなるのでしょうか。さっそく検証してみましょう。

15分以上一時停止状態でiPod nanoを放置した後に番組を再生すると、最後に一時停止した直後の番組内容は一瞬再生されたものの、次の瞬間すぐに現在から15分前の放送が再生され始めました。どうやら常に最新のラジオ放送をバッファリングし15分を超えた後は古いデータから削除する仕組みになっているようです。

この仕組みを知った上でiPod nanoを操れば「放送中の曲や番組を一時停止する」機能がより快適に使えるでしょう。





■iPod nanoのFMラジオの音質

推測ですがFMラジオ放送は圧縮されiPod nanoの内部でバッファリングされているはずです。もしこれが事実とするならば果たしてバッファリング時の圧縮による音質の低下はどうなっているのでしょう。

ここではソニーのICZ-R100を使い44.1kHz 192kbps MP3で録音したデータとiPod nanoのFMラジオの再生周波数特性を比べました。比較はいずれも各機器のヘッドホン端子からPCへ入力し、フリーソフトSoundEngine Freeのスペアナ機能で測定します。

まずはソニーのICZ-R100再生波形から。
17kHz周辺まで録音されているように見えます。


次にiPod nanoの再生波形。
15kHz以上の周波数が全く再生されませんでした。ICZ-R100の再生波形と比べると2kHz付近から徐々に高音域が減衰しているように見えます。確かに聴感上もiPod nanoのFMラジオは聴きやすさを損なわない程度に高音域が抑え気味に聞こえました。

iPod nanoのFMラジオ放送は128kbps以下のMP3のようなシャリシャリした音は確認できません。192kbpsのMP3でもシャリ音が顕著に現れる手持ちのコンポーネントステレオでiPod nanoのラジオを再生しても全くといっていいほどMP3特有の圧縮ノイズは分かりませんでした。


気がついたのはこれだけではありません。ステレオ感が通常のラジオで聴取する場合と若干異なるのです。これはまるでハイファイコンポのハイブレンド(ステレオとアナログの中間状態で受信し聴感上S/N感を上げシャー音を減らす)のステレオ感にきわめて酷似しています。

バッファリングデータの圧縮が仮に事実ならばiPod nanoはステレオ感を少なくする代わりにラジオの聴きやすさを重視し、加えて高音域のデータを少なくし圧縮時の聴感上の音質の劣化を抑える工夫をしていると考えられます。つまりアップルのFMラジオのコンセプトとしてはコアなファンが求めるバリバリのハイファイ感ではなく、素人でも聴きやすいと思える音作り、かといって音質面でアラは出したくないという思想と思われます。




以上まとめますと第7世代iPod nanoは操作性や機能、音質あらゆる面でアップルが工夫をこらした芸術作品と思います。

FMラジオ機能を掘り下げるだけでもAppleの思想が見えてくるものです。たかがFMラジオですが、その「たかがFMラジオ」にここまでこだわるAppleはなかなかのものと思いました。仮にもしアップルが広帯域受信機とは言わないまでもポータブル短波ラジオを出したら・・・ほぼ間違いなくすごいことになるでしょう。

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オリンパス、ワンセグ音声録音対応ICレコーダー発表 (2013/09/15)

2014/04/25

山善 カラー液晶AM・FMラジオレコーダーYVR-R303発表

リーズナブルかつユニーク家電をリリースし続けている山善から新型ラジオレコーダーが発表されました。
(山善ウェブサイトより引用)

「ラジオボイスレコーダー」を新発売 - YAMAZEN

YVR-R303製品案内 - 山善

YVR-R301、YVR-R302の置き換えという位置づけだそうです。





プレスリリースにも一部ありますが独断も含めたYVR-R303の主な特徴は以下と考えています。
1) カラー液晶表示
2) リニアPCM録音対応
3) ラジオ予約録音
4) 小型サイズながら大音量を実現
5) 時刻自動補正
6) ラジオ受信レベル表示
7) AM外部アンテナ端子


1) カラー液晶表示について。

これまで同社から発売されているラジオレコーダーにもカラー液晶のついたモデルはありましたがいずれも電池4本駆動でした。
YVR-R303は単4アルカリ乾電池2本または単4ニッケル水素充電池2本駆動でカラー液晶を搭載した画期的なモデルです。


2) リニアPCM録音対応について。

電池4本駆動モデルではリニアPCM録音再生に対応していましたが、縦長モデルでは初となります。
16bitの48kHzリニアPCM録音再生が可能となった反面、MP3録音に対応しなくなった(再生は可能)点はユーザーによってはマイナスポイントでしょう。個人的には128kbpsの音質で録音はほとんどしないため問題はないと考えています。


3) ラジオ予約録音について。

元々YVR-R301、YVR-R302に装備されている最大20件まで可能な予約録音機能は継承されています。スペックダウンしていなさそうな点は高評価です。


4) 小型サイズながら大音量を実現について。

YVR-R301、YVR-R302は単3電池1本駆動ということもあって音声出力が50mW止まりでしたがYVR-R303では電池4本クラスのモデルと同等の300mWという大音量を確保しています。


5) 時刻自動補正について。

オリンパスやソニー製品ではおなじみの機能ですが、ついに山善の製品にも装備されました。時刻を合わせ直す手間が省けるほど便利なものはありません。


6) ラジオ受信レベル表示について。

他社製品のラジオレコーダーには装備されていない機能です。
バリ3(死語?)=アンテナフルスケール=綺麗にラジオが聴ける・・・とは限らない部分がアナログラジオ故の奥深さですが、携帯電話やスマホと同じ形の電波表示は直感的に分かりやすいです。


7) AM外部アンテナ端子について。

アンテナは付属せずオプション扱いですが遂に低価格ラジオレコーダーにもいよいよ感度重視の波が到来したということでしょうか。外部アンテナを取り付けた時の性能アップが楽しみですね。





YVR-R303の代表的な特徴を挙げましたが従来機との違いがあまりよく分からなかったので、作成したYVR-R301、YVR-R302との仕様比較も併せて載せておきます。
(クリックして拡大)





このように今回発表された山善のラジオレコーダー、YVR-R303は上級機の機能を盛り込みつつ、ユーザーインターフェースを一新したことで従来機と比べ使いやすくなっている印象です。

ボタンの操作性や音質、ラジオの感度やカラー液晶のノイズの影響などは実際に使ってみなければ何とも言えません。しかしラジオの受信感度を向上する工夫はそこここに散りばめられているようですから、より一層快適なラジオ録音ライフを予感させるアイテムと思います。

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オリンパスICレコーダー v801で無線を録音 (2014/03/28)

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2014/03/28

オリンパスICレコーダー v801で無線を録音

いよいよ無線の世界でもデジタル化が差し迫っていることもあり、普段聴いている無線の内容を録音するためICレコーダーを導入しました。



無線通信の録音に必要なICレコーダーのスペックとしては主に

(1) 外部マイクorオーディオ入力端子あり
(2) 外部電源入力可能
(3) 音声起動録音機能
(4) タイムスタンプ機能
(5) パソコンと接続可能

が挙げられると思います。

今回は上記必要項目がすべて揃っている製品のうち、最も安価と思われるオリンパス製ICレコーダー、ボイストレックV-801を入手しました。起動時間が4秒と遅いものの、細かなカスタマイズが可能であったり操作レスポンスが良いため、テープレコーダーに慣れた方でも使いやすいと思います。

オリンパスのV801はエントリー機ながら最高192kbpsステレオ録音に対応しているため、VX-8シリーズを使った2波同時受信録音も可能です。FMラジオやリニアPCM録音が必要な場合はV802/V803/V822/V823という選択肢もありますが、手軽に録音する場合はこのV801で十分すぎると思います。



ご存知の通り無線を録音するためには無線を受信する受信機とICレコーダー、そしてそれらをつなぐ録音ケーブルも必要です。

安価なオリンパス製ICレコーダーの外部音声入力はマイクロホン入力となっているため100円ショップなどで販売されている普通のコードは使えません。

初心者の方にはメーカー純正品のダビング用コネクティングコードKA333の別途入手をおすすめします。


ここでは手持ちのマイク入力端子対応モノラル-ステレオケーブルを使いアルインコのDJ-X81(下の関連記事参照)とつなぎ録音してみます。



またコンセントと常時つなぐ電源も忘れてはいけません。不慣れな方はオリンパス純正USB接続ACアダプターA514も入手しましょう。


ここではメーカー保証外となりますが手持ちのUSB ACアダプターを代用しました。



ICレコーダーV801本体と受信機、ダビング用コード、ACアダプターが入手できたらV801の設定をカスタマイズします。時計は最初に設定してください。

メニューボタンを押し下記項目を変更します。
・録音レベル:H

・録音モード:WMA 32kbps(モノラル)

・音声同期録音:ON

・音声同期録音 > 無音検出時間:3秒

・音声同期録音 >モード:連続

・USB設定 > USB接続:ACアダプタ接続

すべて設定できたらメニューボタンを押しメニューを閉じます。



以上準備できたら最初にV801をACアダプターと接続しACアダプターをコンセントへ差し込みます。

V801表示右上に電源コードマークが出れば外部電源が正常に入力されています。



次にICレコーダーと受信機、KA333が準備できたらKA333付属のモノラル->ステレオ変換プラグ側を受信機へつなぎ、変換プラグをつながない側をICレコーダーへつなぎます。

プラグ先端の見た目とつなぎ先の対応は下の写真のようになるはずです。


この状態で各プラグを受信機、V801それぞれに差し込みます。

そして受信機のスケルチを開放した後、V801の録音ボタンを押します。このときまだ録音はされません。

録音する無線の内容にもよりますが、個人的には録音レベルメーターがだいたい「-12」まで触れる状態となるよう受信機の音量を調節するのが無難と考えます。



V801の左右ボタンで「音声同期レベル」を調節します。録音内容にもよりますがここでは値を36としました。


受信機の音量を調節したら受信機のスケルチを元に戻し、もう一度録音ボタンを押します。

これで受信するたびに録音する、無線自動録音システムが完成しました。

まるでワナや網を設置した後の漁師の気分です(笑)。



取り扱いの注意点が3点あります。

1つ目として、録音中は内蔵スピーカーから音が出ないため、無線を録音中に聴く場合はV801に付属のステレオイヤホンなどをつなぐ必要があります。

2つ目ですが、V801は音声同期録音で200ファイルが生成されるとそれ以上ファイルが生成されない仕様ですので定期的にパソコンへ録音ファイルを吸い上げるか手動で保存先フォルダを変更する必要があります。どうせなら自動でフォルダを生成してファイル生成ディレクトリを自動で変更してくれるといいのですが・・・。もっとも、この仕様はオリンパス以外のメーカーのICレコーダーも大体同じと記憶しています。

3つ目。堅い話を語るのはあまり好きではありませんが、日本の法律では録音した無線の内容を録音した本人だけで楽しむ必要があるようです。くれぐれもご注意ください。



いずれ聞けなくなる無線。今のうちに録音して少しでも多く受信ライフを満喫しようではありませんか。

(関連記事はこの下です)

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【追記】アルインコ DJ-X81開封インプレッション