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2018/12/23

AR-DV1にトランキングTETRAテストファーム1812Aを入れる

AORからクリスマスプレゼントとして、SDR受信機AR-DV1用のTETRAトランキング無線対応ファームウェアが公開されました。

ファームウェアダウンロード AR-DV1 製品情報 株式会社エーオーアール AOR, LTD



テスト版ということを理解したうえで、メモリーを含むシステムバックアップ後、早速ファームアップしてみました。

既存のメモリーは全消去されるようです。

上記ページにある説明資料によると、1812Aテストファームで新たに追加されたT-TCモードはTETRAトランキングのスロット自動選択と手動選択、サーチしながらのスロットスキャンにも対応しているようです。


基本的な使い方はいつも通りAR-DV1のファームアップ後、

  1. MODEボタンを押してダイヤルでT-TCに合わせる
  2. TETRAトランキング無線周波数に合わせる
  3. ダイヤルを1回押してスロット選択画面を出し、ダイヤルを回してスロットを自動、1~4から選ぶ

これだけです。



注意すべき点としては本ファームはベータ版であることと、TETRAトランキングの復調に対応しているとはいえ、北米のスキャナーのようなトランキングシステム(目的の通信の自動追従)には対応しないため、手動で周波数とスロットを追いかけなければならないことが挙げられます。



そこでスペアナの登場となりますが、AR-DV1単体ではTETRAの周波数がスペアナで見られないので、移動受信をするならばユピテルのMVT-9000、八重洲無線のVX-8D(現行品はFT1XDFT2D)またはRF Explorer 6G Comboのスペクトラムスコープ機能と併用しながら使いたいですね。

IC-R30のスペアナは使いづらいので、あまりお勧めできません。

固定使用で予算が許せばアイコムのIC-R8600との併用が今のところ最善の選択かと個人的には考えます。まあIC-R8600がTETRA復調できれば丸く収まるのですが...。



よしおの環境ではまだTETRAの復調には至っていませんが、機会があれば国外、空港周辺へAR-DV1をスペアナ機能の付いたハンディ機と一緒に持参し、試したいと思います。

なおハンディSDR受信機、AR-DV10のTETRAトランキング対応ファームは本記事執筆時点で非公開です。

(関連記事はこの下です)


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2018/08/20

AR-DV10(ファーム1807A)とIC-R30(ファーム1.06)どちらが良い?

国内で使用されているごく一部のデジタル通信の復調に対応した受信機AOR AR-DV10アイコム IC-R30が発売され4~5か月経ちました。ここではAR-DV10IC-R30の使い勝手について簡単に触れ、2018年8月中旬時点でどちらの稼働率が多いかを説明します。レビュー対象のAR-DV10のファームウェアは1807A、IC-R30のファームウェアは1.06です。
IC-R30(手前)、AR-DV10(奥)



まずアイコム IC-R30について。
アイコム IC-R30デュアルワッチ中

一言でいえばほぼ合格の受信機です。

ユーザーインターフェースが日本語で見やすく、説明書はほぼ不要で操作しやすいです。

マイナーバグは残留するも、マニアックな使い方をしなければある程度は許せるレベルに抑えられています。

何より2波同時高速スキャン受信、位置情報も記録する2波同時録音の存在が大きいです。

外部アンテナにつながなければ短波以上の受信で困る状況は、2波同時受信中以外あまりありません。


よしおがファームウェア1.06で大きな問題と考えているIC-R30の動作は、
  • ディレイ1秒設定のプログラムスキャン+録音中にファイルが分割されない状況が多々発生する
  • 2波同時受信中に内部発振が複数発生する
  • 一時スキップのメモリー数と一時スキップ動作の分数が極端に少ないあるいは短い
  • デジタル通信により復調音量の差が極端
  • UHF航空無線のプログラムスキャン設定に謎の制限が存在する
といったところです。

またIC-R30のデメリットとして、(当然でしょうが)秘話の掛かったデジタル通信は秘話コードを設定しなければ内容の分かる音声として聴けない、つまりすべてのデジタル通信に秘話が掛かっているとほぼ受信機として機能しないこと、世界標準となりつつあるDMRやTETRAは復調できないことがあります。





次にAOR AR-DV10について。
AOR AR-DV10アナログ波受信中

操作性に癖があるため、とっつきにくい印象はあります。

ドットマトリックス液晶を採用したAR8000からの伝統ですが、ガラケーと比べると、設定項目があまり直感的に使えないので初心者は特に使いづらいと思うかもしれません。

受信感度はAR-DV1よりも高感度に仕上がっている反面、特に160MHz帯や460MHz帯に本来受信されるべきではない電波の出現が顕著のため、どうしてもAR-DV1より使い勝手が良くない印象を受けてしまいます。

また米国人の手の大きさに合わせたボディ形状は面白いのですが日本人にはやや大柄。

手持ち受信するとどうしても大きさと重さがネックになり、積極的に持ち出したい気がしません。


しかしそれを差し引いたとしても、最大の持ち出したくないと思わせる要因は録音機能の貧弱さです。これを印象付けるのは下記製品の出現が極めて大きいです。

よしおはこの受信機の登場後、受信スタイルが一変しました。

それまでイヤホンを付け現場受信していたスタイルから、外出中は受信機にほとんど触れず録音状態でスキャンし受信機をバッグに入れ放置するスタイルに変えました。

この受信スタイルの変更により、どうしても確認したい場合以外は受信機を半自動で放置し、受信機に使っていた時間や手間を無線以外のラジオの受信、写真撮影、SNSによる情報収集などへ充てるようにしました。

活動場所により他の電子機器が発する不正電波による受信機の一時スキップ操作は度々必要ですが、このスタイルならば受信機を動作させカバンに入れ、移動するだけで受信した電波がほぼ録音できるので現場受信の手軽さが増すだけでなく、警察屋さんからの職質も減っていると思います(笑)



少し興奮してしまいました。話をファームウェア1807AのAR-DV10の録音機能に戻しましょう。

AR-DV10の録音機能の貧弱さとは具体的に、ファイルが分割して記録されず、金太郎飴方式で最後まで連続してなるべく1ファイルに保存されることです。

またAR-DV10には受信周波数や受信日時はおろか、DMRカラーコードやデジタル簡易無線のUC、NXDN(IDAS)のRAN、アナログ用のトーン周波数やDCSコードを記録する機能もありません。

録音ファイルの保存日時は録音停止操作時刻となります。要するに市販のICレコーダーよりも使い勝手が良くないということです。

これらの仕様がよしおの現在の受信スタイルと合わず使い勝手を悪く感じさせ、結局使用頻度を極端に低くしています。


電池の持ちについては良くない印象を受けますが、IC-R30との電池の持ちの差は2時間程度のため、ほぼ気のせいと考えています。

また、よしおは欧州で購入した予備バッテリーも所有している(下記関連記事参照)ため、電池の持ちを大きな問題とは考えていません。
巷で報告されるAR-DV10のバッテリーの持ちの悪さを印象付ける原因は、1990年代のポータブル機器に見られた、表示される電池残量マークのレベルがコロコロ変わるアバウトさにあると思います。



ここまで辛口コメントが続きましたがAR-DV10にもメリットはあります。

ファーム1807Aを搭載したAR-DV10の良いところですが、やはりDMRをはじめとするデジタル通信の復調可能範囲が広いこと、デジタル自動判別モードを備えているところが挙げられます。

あと何度も繰り返しますがスピーカー使用時、デジタル特有のモガモガ音が軽減され復調音が聞き取りやすいこと、通信による音量の大小が比較的均一になっていることもメリットです。





で、結局ファームウェア1807AのAR-DV10とファームウェア1.06のIC-R30、どちらが良いかですが、現時点の稼働率を比べるとIC-R30に軍配が上がります。

よしおは現在、受信スタイルを大きく変えた上記受信機とIC-R30を併用し、IC-R30はデジタルのシングル受信とし、外出先の受信活動時に音声を聞かず、受信活動は受信機にほぼお任せする状況です。
IC-R30(左)とAR-DV10(右)

もっともこれで受信活動ができるのは、秘話の掛かっていない通話がよしおの生息地周辺で多いことが一つの理由です。

今後、DMRや秘話の掛かった通信のみとなった場合はAR-DV10の稼働率がより高くなるかもしれません。

本当は1台ですべて済ませられると良いのですが、なかなか理想的にはならないので、どうしても外出先では2台あるいは3台持ちとなってしまいます。


まもなくハムフェア2018の会場でAORが新機能を装備したAR-DV10の新ファームウェアを先行公開するとのことですから、もしかするとこれによりよしおの受信スタイルは再び一変するかもしれません。

録音機能の強化のみならず、ユーザーコードスケルチ機能やFPGAならではの受信性能の大幅改善(ダブルスーパーヘテロダイン化?)、スペシャル機能の向上、無線の受信待ち受け中にラジオを聴取できるAFデュアル追加、受信機本体の発熱減少など、AR-DV10の新ファームに対する妄想と期待は膨らみます。

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2017/06/19

AR-DV1 ファームウェア1702Dの使用感

今年(2017年)の2月にリリースされてから久しく経ちますがAR-DV1のファームウェア1702Dについて、気が付いた部分をいくつか書いてみます。
AR-DV1 短波受信中


〇受信ジャンルの若干の拡充

これは雑誌ラジオライフに記載があります。ここでは詳しく語りません。


〇受信中に発生するキーン音は少し軽減されたように聞こえる

以前のレビューで実験した(下記関連記事参照)、電源を入れると本体からキーン音が出る症状は若干少なくなったように見えます。


〇IFフィルターの設定が保存されない

受信モードを切り替えると以前に設定していたフィルター設定が反映されません。例えば受信モード切替直後AMは8kHz、同期検波AMは3.8kHzに強制的に設定されます。


〇サーチ中に隣接周波数の電波でサーチが止まらない

例えば6.25kHzステップでサーチ中351.20625MHzを受信中にダイヤルを”+”へ1クリック分回すとS3ほどの351.2125MHzの電波があるにもかかわらずスキップして次の周波数くらいから内部的にサーチ動作を継続するという症状です。

これはファームウェアが1702D以前からあった症状かもしれませんが、ずっと気が付きませんでした。


〇サーチパスメモリライト中に音量調整できない

1702D以前からの症状で、個人的にこの音量調整ができない場合があることに使いづらさを感じています。


〇デジタルモードのデコード品質の悪さ

これはアイコムのIC-R8600とAR-DV1を比べると分かります。

IC-R8600はDMRやアルインコ方式、八重洲のC4FMデジタル、TETRAが現時点(2017年6月)では復調できないため、国内のデジタル化した"聴きたい"無線が復調できないにせよ、PCに頼らずスタンドアロンで動作するデジタル通信用受信機としての優位性は世界的に見てもAR-DV1が以前として圧倒的です(当記事執筆時点)。

デジタル方式の無線機の開発に慣れたアイコムだからかもしれませんが特に弱い電波を受信したときの復調音はIC-R8600のほうがクリアに聞こえるので、AR-DV1ももう少し頑張ってほしいと思いました。


〇操作時の不安定さ

再現しづらい不安定動作がまれに顔を出す症状が散見されます。

具体例を挙げると、サーチ中にスキャンバンクリンクを設定しようと画面を呼び出すと電波を受信中にスキャンバンクリンク画面が消え操作できないことがある、切り替えたはずのIFフィルターやモード切替がタイミングによって反映されない(例えばFMモードでIFフィルターを15kHzから8kHzに設定しても実際は15kHz設定に固定されたような動作をする)ことがある、IFフィルターをメインダイヤルで素早く切り替えるとかつて対策されたはずのピー音が出てSメーター表示がフルスケールで固定される現象がごくまれに出るなどです。





と、勝手気ままにいろいろ書き連ねましたが、次回(1702D以降)のファームウェアアップデートがある場合、よしお個人的には「受信ジャンルの拡充」、「サーチ中に隣接周波数の電波でサーチが止まらない」症状の改善、「操作時の不安定さ」の改善を優先的に希望します。

AR-DV1はデジタルボイスレシーバーです。TETRAのトランキング無線など受信ジャンルの拡充が最優先なので少しの不具合ならば許せると考えています。
仮に新たな不具合が出たとしてもひとつ前のファームウェアに書き戻し糊口をしのげるのがAR-DV1の魅力のひとつと思います。


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ポータブル電源Sherpa100をAR-DV1と組み合わせて使う (2017/01/15)

2017/01/15

ポータブル電源Sherpa100をAR-DV1と組み合わせて使う

AORのAR-DV1には様々なデジタル復調モードが装備されているため、現時点(2017年1月現在)では外へ持ち出したい受信機の一つです。しかし移動時の電源確保がネックとなり屋外への持ち出しには躊躇します。

そこで今回はリチウムイオン充電池内蔵のポータブル電源との組み合わせでAR-DV1を使う方法を提案します。

GoalZero Sherpa 100

提案するポータブル電源、ゴールゼロ社のSherpa100は98Whのリチウムイオン充電池を内蔵したモバイル電源です。

大きさは幅4.7×高さ3.8×奥行13.3センチメートル、重さ約864グラムと一般的なスマートフォン用モバイル電源よりも二回り以上大きく重くなっています。

上記のように手元を照らす白色LEDライトも内蔵しています。
 
Sherpa 100使用例

Sherpa100には5V 2.1アンペアのUSB電源端子2つのほか、12V 10アンペア出力端子とノートPC用19V 6アンペアの電源があります。USB端子以外はすべて付属のケーブルを使い機器とつなぐ必要があります。

オプションのSherpa ACインバーターを使用すると家庭用100Vコンセントで100ワットまでの機器が使えます。



それではこのポータブル電源Sherpa 100の12V端子とAR-DV1をつなぎ動作するかチェックしましょう。

構成はSherpa 100、付属のシガーライターソケット、ノイズフィルターを取り付けた手持ちのシガーライターケーブル、そしてAR-DV1受信機です。配線加工は一切不要です。


結果は...


このようにあっさりと使えました。


Sherpa 100のスペックが正しく、効率を考慮すれば、AR-DV1を組み合わせて使う場合は満充電後おおよそ5時間は使える計算です。



このSherpa 100は付属ACアダプターを使い家庭用コンセントから約3時間程度、オプション品番「98043」の専用充電コードを使い自動車バッテリーから約4時間程度で満充電されます。

加えて太陽電池のオプションが選択可能。真夏の場合はオプションNomad 20へ直射日光を当てれば最短2日で太陽電池だけで満充電可能です。
Sherpa100とNomad20

よしおは防災対策用品としてポータブル電源Sherpa 100を室内窓側に置いた20ワット太陽電池Nomad 20などと組み合わせ、2年以上使い続けています。

ご覧のように2年以上窓側に放置したNomad 20は直射日光にさらし続けたため色があせています。しかし太陽電池の発電性能はさほど変化がないように思います。


一般的に太陽電池は屋内に置くと屋外よりも発電効率がずいぶん下がりますが、それでもこれまで使ってきた太陽電池電源システムよりもよく充電され、不具合は感じません。



オプションの太陽電池は追加接続が可能です。例えば下記のように20ワットのNomad 20と14ワットのNomad 14を接続すると、Sherpa 100の充電をスピードアップできます。
Sherpa100, Nomad14, Nomad20接続
よしおはさらに7ワットパネルNomad 7を2枚加え最大4枚つなぎターボ化したこともあります。



さて、Sherpa 100には下位モデルSherpa 50があります。大きな違いは内蔵リチウムイオン充電池の中身とUSB端子の数、各端子の出力電流の違いです。
Sherpa50(上), Sherpa100(下)



AR-DV1とSherpa 50との組み合わせも動作します。ラジオNIKKEIも聴けました。


Sherpa50に適合する太陽電池はNomad 14またはNomad 20です(写真はNomad 14との組み合わせ)。


Sherpa 50のUSB端子は接続するスマートフォンやタブレット、デジタルカメラの機種により充電モードに入らない場合がありました(Sherpa 100は問題なく充電可能)。ちなみにユニデンのデジタルハンディースキャナーBCD436HPは充電可能です。





このGoal Zeroのポータブル電源Sherpa 100はHFや6mのアマチュア無線運用にはあまり適しませんが、AR-DV1で2m HAM以上のアナログFM波やデジタル波を探す場合に使えそうなことは分かりました。いずれ登場するアイコムのIC-R8600にも使えるかもしれません。


敢えて、いまいちの点を挙げるならば米国開発品のため、新品でも小キズがあったり、同じ製品でも入手により本体やLEDの色違いなどばらつきがあったり、付属品が変更される場合があるなど、一流国内メーカー品と比べ見劣りすることは否めません。

まあ、最近国内で流通する安価な製品でも塗装がはがれていたり液晶にゴミが入っているなど同様のことは多々ありますが…。



Sherpa 100は無線機や受信機を想定した造りではありませんが、重さ1キログラムを切り、仰々しいゴツさもなく小型。無改造状態で拡張性もあるのでAR-DV1と組み合わせ、アウトドアでデジタル無線の受信ライフを楽しむポータブル電源としては比較的理想に近いと思います。

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AOR AR-DV1ファーム1609Dリリース

本日、AORの公式英語サイトにTETRAを実装したアップデートが来ました!




早速ファームを更新しT-DMの出現を確認...。

AUTOモードによるTETRA(T-DM)通信の自動判別機能が動作しないこと、メモリー時TETRAモードとほかのモードの混在スキャンが不可だったり、DMOレピーターモードとTRUNKINGモードに未対応などまだまだ制約はありますが、これでまたAR-DV1の可能性が広がりました。

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AR-DV1のキーン音の考察

ご存知のとおりAORのデジタルボイスレシーバーAR-DV1を使用しています。
ファームを最新の1602Aに更新しましたが以前お話ししたようにAR-DV1のキーン音が相変わらず煩わしいです。

このキーンという音声がAR-DV1から出ていることは個人的には間違いないと思いますが「聞こえない」という方がいらっしゃいましたので事実をチェックしました。


最初にキーン音の発生がスピーカーからなのかそれ以外なのか不明であったためAR-DV1のPHONESジャックにステレオミニプラグを差し込んでみました。

結果、何も変わりませんでした。これはキーン音がスピーカーからではなく内部から出力されていることを示唆しています。


次にAR-DV1のノイズを録音し音声成分の解析を試みました。

* 検証機材
- AOR AR-DV1
- SONY ICZ-R250TV ICレコーダー
- WaveSpectra 音声成分解析用ソフト
- 音声成分解析用PC

ICZ-R250TVには44.1kHz/16bit リニアPCM録音機能があります。


検証方法は以下です;
1) ICZ-R250TVでAR-DV1のキーン音を録音
2) WaveSpectraで音声成分をチェック


結果は以下の通りです;
(AR-DV1電源切時)

(AR-DV1 D-CRモード受信時)


上記のようにAR-DV1から高域音声ノイズが発生していることが分かりました。ピークは9.6kHz, 12kHz, 14.5kHz, 17kHz, 19.5kHzです。もしかすると19.5kHzは折り返し歪みかもしれません。

恐らく音声周波数が高音のため人によっては聞こえないと思います。よしおがオオカミ中高年?でないことは証明されました(苦笑)



ひとまず懸案事項は解決しまし...おっと、このAR-DV1の高音ノイズを止めるという真の問題がまだでした。

モスキートノイズとの戦いはまだ始まったばかりです(笑)

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AR-DV1 ファーム1512Dプチレビュー

国内で使用されている一部のデジタル無線が復調可能なAR-DV1にファームウェア1512Dを適用しました。

デジタル本記事作成時点で1601Bのファームがリリースされていますが今回は一つ前のバージョンを適用し気が付いたことなどを少しだけ書いてみます。


1512Aで発生していた、アナログモードに設定すると電源起動直後からブー音が消えない、Sメーターが固着することがある問題は解消したようです。

メモリースキャン関係はファームウェアのバージョンアップ中に誤ってデータを消失させてしまったため未確認です。

ある周波数でAUTOモードでデジタル通信を復調し、周波数を変え次のデジタル無線を復調しようとするとまれにゴミデータが復調される症状は引き続きありますが大した問題ではありません。


当初のレビューで待機中にAR-DV1からキーン音が聞こえてうるさい件は引き続き健在です。これに関しては新たにMODE切替によってキーン音の周波数が変化する現象を確認しました。

具体的にはAUTOを含むデジタル復調モードのキーン音が最もうるさく、次いでFM、AM/SSBなど、の順です。詳しく調べてはいませんがこの順でキーン音の周波数が下がるというものです。

あくまでも予想ですが音声をD/A変換する際のサンプリング周波数がAR-DV1本体から出てしまい、結果キーン音が出ているのではと推測します。


このキーン音がスピーカーから出力されているのであれば、音声サンプリング周波数を上げてキーン音を追いやるか別途フィルターを追加することで収束するのかもしれません。

AR-DV1はファームウェアのアップデートにより進化する受信機です。今後のバージョンアップに期待しましょう。

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AR-DV1 ファーム1511Bミニレビューその2

引き続きAR-DV1が稼働中です。ここでは私よしおの視点でAR-DV1のファームウェア1511Bで気になったことを紹介します。私以外の視点の詳しい1511Bファームのレビューはラジオライフ2016年1月号徹底使用リポートに記載されています。

また、1511Bを適用したレビューその1は下記関連記事を参照ください。



ファームウェア1511Bを適用したAR-DV1を稼働中、あるときから急にSDカード関連の不具合らしき症状が発生し現在に至ります。まれに液晶の一部が固まったりもしました。

その症状とはSDカードを挿したままだと電源が切れなくなるという問題です。はじめのうちは正常にカードを認識していたのですが、あるときから急にSDカードを認識する表示が常時点灯しなくなりました。指定のフォーマットツールでカードを初期化したのですが結果は変わらず。


これに伴いSDカード録音再生機能も動作しなくなりました。PCではこのSDカードは認識されます。現在はSDカードを外して使っています。

別のSDカードを使うとうまくいくかもしれませんので容量を変えてみる、旧ファームの再インストールなどを近いうちに試してみようと思います。それよりも先に新たなファームウェアが登場するかもしれませんが.....。




まだまだ課題の多そうなAR-DV1ですが、そうは言ってもAMの帯域幅を15kHzに変えると高域だけはAMラジオのHi-Fi感が際立つため少しずつ気に入り始めてはいます。

内蔵スピーカーによる再生では気が付きませんが、ヘッドホンを使用すると全般的に鼻をつまんだような音で深みのある音質ではありません。恐らく低音が増強されるとこの問題は解決できるかもしれません。


そもそもAR-DV1のコンセプトはデジタル復調機でしょうから音質を求めるのは筋違いなのかもしれません。しかしアナログ復調モードがある以上、どうしても手持ちの短波ラジオなどと比べてしまいます。音はいいほうが良いですよね。

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AR-DV1 ファーム1511Bのミニレビューなど

AORのSDR受信機AR-DV1に1511Bのファームウェアをインストールしてみました。ここではこの1511Bファームのうち、ごく一部をレポートします。


前回の記事「AOR AR-DV1、ファーム1510Bのミニレビュー(下記、関連記事参照)」にて取り上げた11項目のうち、スケルチのプツプツ開閉繰り返す問題と秘話コード設定状態で録音してしばらくすると電源が切れなくなる問題は解消もしくは症状が緩和したようです。他の項目については確認中もしくは変化なしのように思います。

一方これまで問題となっていた、モードによってスケルチレベルがバラバラという症状は緩和されているように聴こえます。スケルチレベルが浅くても効果があるようになりました。

また更新情報には記載はないようですがデジタル復調モード(DA表示)の挙動も結果として変更されているようで、1510Bよりも積極的に復調するようです。これにより雑音混じりのアナログ波もまれにデジタルと誤判定するようですが、アナログ波と分かっていれば最初からFMモードに固定すれば(当然ですが)この誤判定問題は解消します。



録音に関する新たな問題が浮上しました。SDカードに録音されるスケルチレベルと本体のスピーカーやヘッドホンでモニターするスケルチレベルが異なる?という現象です。

具体的には本体スピーカーやヘッドホン基準でスケルチを雑音が聴こえないぎりぎりのレベルに設定するとSDカードにはスケルチ開放状態、つまりモニター状態で録音されます。

これにより交信がない状態では録音動作を停止するまで永遠と雑音が録音され、録音時にスケルチを効かせるためにはさらにスケルチを絞る必要があります。恐らく上記の「モードによってスケルチレベルがバラバラ」の症状改善時、単純に録音中のスケルチレベルが未修正となったと思われます。




ファームウェアのアップデートとは関連の少ない話題をいくつか.....。

AR-DV1のアナログモードで有効なトーンスケルチやDCSのサーチ機能は非常に優秀です。

受信状況にもよりますが比較的弱電界であっても受信とほぼ同時に正確なトーンまたはコードを表示してくれます。その速度はあのユニデンアメリカの主要スキャナーに装備されているCTCSS/DCSラピッドデコード機能をさらに上回ると思いました。


AR-DV1の取扱説明書も(今さらですが)最近初めて読みました(苦笑)。ビギナーにとってこの説明書は図が少なく専門用語が羅列されており難解でしょうが、私よしおにとっては1度読めばほぼ内容が分かる構成のため非常に好印象です。



引き続き今後のファームウェアのアップデートに期待します。

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AOR AR-DV1、ファーム1510Bのミニレビュー

エーオーアールのデジタル復調受信機、AR-DV1を導入開始しました。
AR-DV1



AR-DV1は適用したファームにより動作が大幅に変身するAORの新感覚受信機です。

現状1511Bファームが公開中ですが今回はファームウェア1510Bを適用した状態でのレビューとなります。ここではラジオライフ12月号記載されていない内容を中心に紹介します。





現状1510Bファーム適用状態のAR-DV1の気付いたことを列挙します。

(1) 動作中AR-DV1本体からキーンという音がする

(2) ボタンの一部バックライト色が設定した色にならない(橙がほぼ白など)

(3) 電源投入後数時間するとACアダプターがけっこう熱くなる

(4) ▲/▼ボタンが押しにくい

(5) スケルチを軽く閉じるとプツプツ開閉を繰り返す

(6) AUTOモードで秘話コード状態で録音ししばらくすると電源が切れなくなる

(7) デジタルモードで終話時"バサッ"と音がする場合がある

(8) AUTOモードでDCS設定時、指定していないDCSの交信でもスケルチが開く

(9) 録音が交信ごとに1ファイルにならず連続で記録される

(10) 録音済みファイルに周波数等の詳細情報が記録されない

(11) AUTOモードでDCS設定し録音するとピーという異音が聴こえ録音もされる





サーチは八重洲無線のVR-160よりもわずかに速い程度です。スキャンは未確認です。

スペアナ機能がないのはやや不便と思いました。

短波放送は付属のロッドアンテナでも良好に受信できました。恐らく電灯線がアンテナになっているのでしょう。

電源OFF状態で画面に小さく時刻表示があるのは嬉しいです。





今年2015年9月にようやく国内でも発売となったAR-DV1。誰もが期待するであろう独自方式の通信は現状復調不可能ではあるものの、ひとまず351MHzの登録局(簡易デジタル)やD-STAR、八重洲のC4FM無線は受信できたことを確認しました。「デジタルボイスレシーバー」のうたい文句は死守できていると思います。

ファームウェア1510Bでは録音機能がユニデンアメリカのBCD436HPBCD536HPなどには遠く及びませんが、いずれID3タグに詳細情報を付加するMP3録音モードが搭載されるなど、上記に挙げた問題も徐々に解決していくことでしょう。

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