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2021/04/03

アイワAR-A10プチレビュー

アイワから今年(2021年)2月末にAR-A10が発売されました。ここでは外観をチェックし、1ヶ月間触った感想を簡単に紹介します。
アイワ AR-A10黒
アイワ AR-A10黒、FMアンテナ引出状態

 

 ■AR-A10とは

AR-A10は単1アルカリ乾電池3本で約350時間、2週間以上連続で使える、テーブルトップ型2バンドラジオです。

電池駆動以外に、付属の電源コードでコンセントから電源を取ることも可能です。

日本国内のAMラジオとワイドFM(補完放送)を含むFMラジオが楽しめます。 

大きさは幅21×厚み6.3×高さ14.8センチ、コミックよりも一回り大きいA5版の雑誌サイズです。

重さは単1アルカリ乾電池を含め約1100グラムですが実際に持つと1キロあるとは思えないほど軽く感じます。

受信に使うアンテナはAMが内蔵バーアンテナ、FMがロッドアンテナです。

色は黒と白の2色が選べます。よしおは黒を選びました。 

 

 

■外観 

まずは外観をチェックします。 

正面にはモノラルスピーカーがあります。


 

日本語表示のつまみ類は大型の電源スイッチ共用音量つまみ、AM/FMバンド切り替え、選局ダイヤル、音質切り替えの4つです。

ラジオの選局窓は最近では珍しい、横に長いタイプです。

選局窓の周囲は艶あり光沢になっています。

AR-A10選局窓周囲(光沢の反射が見える)

 

裏に単1電池収納スペースとACコードのコネクターがあります。

 


上部には90度折り畳み式キャリングハンドルとFM用ロッドアンテナがあります。

FMアンテナは回転機構付きで、最大60cmまで伸びます。


モノラルイヤホン端子は右側にあります。


 

 

■AR-A10の感想

AR-A10の良い点と気になる点を挙げます。

●良い点

  • 人の声が大きくはっきり聞ける
  • サ行やタ行の発音がAMラジオでもはっきり聞こえる
  • コンセントから電源を取ると最大音量にしても音が割れない
  • 音質が2種類選べる
  • 音質切り替えをクリア側にすると人の声がより強調される
  • 直感で操作できる
  • 選局中は無音にならない
  • 選局する文字盤が横に広く、放送に合わせやすい
  • 感度は割とよい
  • 電池の持ちは確かに小型ラジオよりも圧倒的によい
  • 電池を入れても思いの外軽量に感じる

 

●気になる点

  • 夜間AM放送を聴取中、弱い電波の隣に強い電波があると自動的に強い電波を受信する
  • スピーカー、イヤホン共に音楽向きの音質ではない
  • FM放送を聴取中、音質切り替えをクリア側にすると人の声がキンキンうるさい
  • 音質切り替えをソフト側にすると中低音が強調される
  • 音量つまみと電源スイッチが一体なので毎回音量を合わせる必要がある
  • 近所の携帯電話基地局の電波がカブる(特にAM受信中)
  • FMラジオの90MHz以上でデジタル無線やポケベル(死語?)の制御音が入る

 

補足しますと、よしおの近所には最近新しい電話会社の携帯基地局が立ち、少なくとも所有するラジオの半分以上がこの20メートル離れた基地局によって妨害を受けています。

よってAR-A10だけが新しい電話会社の携帯基地局の電波に弱い訳ではありません。 


FM放送を聴取中に音質切り替えスイッチをクリア側にしたときのキンキンうるさい感覚は、東京駅の中央線ホームで鳴るアナウンスや、最近流行のセルフレジに匹敵します。

どうやらクリア側の音質切り替えは、耳の聴こえ辛い方向けに用意されているようです。


ラジオマニア2020や2019でも取り上げられていたと記憶していますが、90MHz帯にデジタル無線が被る傾向は最近のDSPラジオ特有のクセなのでしょうか(通話内容が聞ければこの上ないのですが...)。 

AR-A10 ハンドル展開時


 

■総評 

以上をまとめるとAR-A10は工事現場でも使えるほどの大音量が鳴らせ、コストパフォーマンスが良く、特に高齢の方に最適なラジオです。 

ニュースやトーク番組、語学学習の聴取には重宝すると思います。 

人の声を中心に再生する音質は1960年代のラジオに少しだけ似ている気がします。 

強いて言うなれば、音質切り替えにノーマル音質設定が欲しかったですね。

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2020/12/30

アイワ、ポケットラジオAR-AP35とラジカセTR-A30発売中

アイワから小型ポケットラジオとコンパクトラジカセが発売中です。

●ポケットラジオAR-AP35
AR-AP35 アナログポケットラジオ - アイワジャパン株式会社

●ラジカセTR-A30
TR-A30 ラジオカセットレコーダー - アイワジャパン株式会社



●ポケットラジオAR-AP35

アイワ AR-AP35(公式サイトから)

 

AR-AP35は単4電池2本で約30時間動作する縦型の2バンドポケットラジオです。

本体の大きさは横5.5×縦9×薄さ1.9センチ、重さは電池込みで約85グラムです。

AR-AP35大きさイメージ(公式サイトから)

 

色は黒とシルバーが選べます。本体色が黒の製品のアイワロゴは赤色です。

AMラジオは内蔵バーアンテナで受信し、FMラジオはロッドアンテナを伸ばして受信します。イヤホンはアンテナにはなりません。
 

受信範囲はAMが522-1620kHz、FMが76-108MHzで国内のFM放送とワイドFM(AMラジオをFMで聞けるサービスの電波)の受信に対応します。


スピーカーの音声出力は200mWなので家の中で使うとかなり大音量で鳴らせます。

ステレオイヤホンと着脱可能なストラップが付属します。ステレオイヤホンを使うとFMラジオがステレオで聞けます。

スイッチ類は本体上面と左右にあります。

AR-AP35各部名称(公式サイトから)

 

上面には音量ダイヤルと収納されたロッドアンテナ、ステレオイヤホンジャック、ストラップ取り付け用の穴があります。
 

左側面には電源とバンド切替共用スイッチが、右側面には選局ダイヤルがあります。

正面には選局窓とFMステレオランプ、直径3.6センチのモノラルスピーカーがあります。

電波を受信できたことを示す同調ランプはありません。

裏面には電池を入れる蓋があります。

公開されたスペックからするとAR-AP35は故障の少ないDSP方式でしょう。




●ラジカセTR-A30

アイワ TR-A30カセット蓋展開(公式サイトから)

 

TR-A30は単3電池2本で約15時間動作する、手のひらサイズのラジオカセットテープレコーダーです。

大きさは12×8.7×3.8センチ、重さは電池込みで約250グラムです。

色は黒と白、シルバーの3色から選べます。黒色の製品のアイワロゴは赤色です。



TR-A30(公式サイトから)

 

付属品はUSB給電ケーブルと外部マイクロホン、マイクロホン用の風防(風除け)です。

 

TR-A30付属USB電源ケーブル(公式サイトから)

TR-A30付属両耳イヤホン(公式サイトから)

カセット操作ボタンを上面とすると、上面にはカセット用の録音再生ボタンと早送り巻き戻しボタン、停止ボタンがあります。また音量ダイヤルもあります。

TR-A30操作部(上)と右側面(下)(公式サイトから)

 

FMラジオ受信用の折りたたみ式ロッドアンテナもあります。

左側面には付属USBケーブルを接続するDCジャックがあります。

右側面には両耳モノラルのイヤホンジャック、モノラル外部マイクロホンジャック、テープとラジオのバンド切替が共用のファンクションスイッチ、ラジオの選局ダイヤルがあります。

カセットの再生音とラジオを鳴らす内蔵スピーカーは450ミリワットと、単3電池を使う割にはかなりの大音量です。

雑踏の中でもそれなりに大きく聞こえると思います。

 

カセット部について。ステレオと明記されていないので録音と再生の音声は恐らくモノラルです。

外部マイクロホン端子はありますが内蔵マイクロホンはありません。

つまり、付属のマイクロホンを外してしまうとラジオ以外の録音はできません。

 

オートリバースと音声起動録音(VOR、VOS)、テープカウンターといった機能はありません。

再生しながら早送りや巻き戻しをしてキュルキュル鳴らすキュー&レビューはできません。

動作中を示すLEDランプもありません。


スピードコントロール機能やピッチコントロールはありません。

90分を超えるカセットテープは使用不可能で60分以下のテープの使用が推奨されています。

あくまでもカセットを本体で楽しむ製品ですので、パソコンへの取り込みを含むUSB端子での入出力やメモリーカードの使用には対応しませんが、パソコン側にオーディオ入出力端子があれば音声のやりとりは可能です。

パソコンからの音声をTR-A30のカセットで録音する場合は「抵抗入り」ケーブルが必須です。

ラジオ番組を受信しながらカセットへ録音することは可能です。


ラジオ部について。受信範囲は530-1605kHzのAMと76-108MHzのワイドFMを含むFM放送です。

AMラジオを受信する場合は本体の向きを変えて受信し、FMラジオを受信する場合はロッドアンテナを伸ばして受信します。イヤホンはアンテナになりません。

音声はモノラルです。ステレオイヤホン使用時は両耳でモノラル音声を楽しめます。



TR-A30はカセットとラジオ共に必要最低限の機能を持つ製品です。

質感や機能性能に全盛期の高性能は望めず、価格なりですので、カセットの回転ムラや録音再生ノイズ、音質は雰囲気と割り切るべきと思います。

音質の良いラジカセが必要ならばソニーのCDラジカセCFD-S401をおすすめします(プチレビュー記事が下にあります)。

 

 

 

このポケット2バンドラジオAR-AP35と小型ラジカセTR-A30は2020年12月現在、発売中です。
店頭価格はAR-AP35が税抜き1200円前後、TR-A30は税抜き4500円前後です。

アイワがこの時期に超低価格のラジオとラジカセを投入してきた事に少し驚いています。

今回投入されたアイワブランドの2製品は他社製品よりも付属品が充実しaiwaロゴが追加され、差別化が図られています。

他社製品との性能の差がどの程度かは買ってみなければわかりませんが、価格なりでしょう。

個人的には黒地に赤のaiwaロゴは結構雰囲気がいいなと思います。
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アイワ 4バンドステレオラジオAR-MDS25プチレビュー

新生アイワから今年(2018年)11月に発売された短波ラジオAR-MDS25 を入手したので、各部写真をいくつか交えて簡単にレビューします。
アイワ AR-MDS25

その前におさらいですが、AR-MDS25は単3アルカリ電池3本で約39時間使える、ステレオスピーカー内蔵の長波/AM/短波/FMが受信できる4バンドラジオです。

一部地域ではAM放送を高音質で聴けるワイドFMにステレオで対応します。短波は2.3-21.95MHzを連続カバーします。

FMは一部地域の放送中継波も受信可能な64MHzからの拡張が可能です。

本体サイズはポッキーの箱を2回りほど大きくしたようなイメージです。





さて、このAR-MDS25は中国徳生(TECSUN)PL-398MPとそっくりです。違いは見た目上おおよそ、
  • 液晶バックライトが橙から青になった
  • ボタンのライトがなくなった
  • キャリングケースが非付属になった
  • オプションの単3充電池へのUSB充電機能の廃止
  • 液晶を除く本体の日本語表示化と表示文字の拡大
  • 外観仕上げの色味変更(ブラスト加工したようなつや消しブラック)
です。

AR-MDS25中央表示操作部
AR-MDS25左スピーカー
AR-MDS25 右操作部
AR-MDS25 ライト/スヌーズボタン



それではAR-MDS25の良いところ、気になるところを挙げていきます。

[良いところ]

  • ステレオスピーカー内蔵
  • 内蔵スピーカーで人の声がはっきり聞き取れる
  • 周波数表示が大きく(よしおのような老眼でも)見やすい
  • 青色液晶バックライト内蔵
  • 時計とアラーム、温度計が意外に一人旅で使える
  • 背面のスタンドを引き出して使ってもロッドアンテナを上に向けて立てられる
  • ロッドアンテナが88センチと長い
  • 電源の入りが比較的速い
  • AM、短波、FMの感度がDX(遠距離受信)に使えるレベル
  • FMのステレオ感がそこそこある
  • FMは10KHzステップ、長波/AM/短波は1kHzステップで選局できる
  • 周波数が直接キーボードから入力できる
  • FM以外の受信帯域幅調整が5段階あり、夜間の混信対策にかなり有効
  • AGCのレスポンスが良くDSPにしては選局しやすい
  • 上面のライト/スヌーズボタンで液晶バックライトが切れる
  • 簡単選局を一度押すと周辺の放送電波をAR-MDS25が勝手に探してプリセット登録してくれる(ETM)
AR-MDS25 アンテナ根元引出状態
AR-MDS25 MP3プレーヤー操作部
AR-MDS25左側面
AR-MDS25右側面


[気になるところ]

  • ボタンのライトがなく、夜間操作しづらい
  • 選局ダイヤルのステップ(FAST/SLOW)が固定できず、ダイヤルの回す速さで勝手にステップが切り替わるので操作が煩わしい
  • 電池の蓋が開けづらく毎回壊したかと思わせる造り(裏を返せば蓋が落ちにくい)
  • ロッドアンテナ根本の引き出しと収納に少し力とコツが要る
  • 箱出し状態で液晶パネルの透明部分に細かい傷が3箇所以上、液晶内部にいくつか細かい塵が、本体裏には派手に擦った痕が何箇所も既に付いていた。またロッドアンテナ固定ネジ山がつぶれていた
  • 性能に支障はないが、スピーカー穴内の成型が不均一
  • 本体下のスピーカー穴を塞ぐと音がくっきりする(開いている理由が謎)
  • 内蔵スピーカーの音質がアクティブスピーカー全盛の現代にしてはチープ
  • ソフトミュート?による受信音量の急変とリミッター効果がきつい
  • 選局ダイヤルを回すと選局中、受信音声に無音が入り、アナログラジオのようなダイヤルを回しながら放送を探す使い方ができない
AR-MDS25 電池蓋付近
AR-MDS25 箱だし状態の擦ったような傷とつぶれたネジ穴
AR-MDS25 根元の引出と収納の厳しいアンテナ根元





まとめますとAR-MDS25は高感度でステレオ音声を手軽に確認できるので、全国を飛び回るPL-398MPユーザーのような、移動先での遠距離受信用途に最適な1台です。

キャンプやツーリングに1台、といきたいところですがどうしてもFM以外を受信中の予期せぬ受信音量の大小変化が問題となるため、のんびり聴く用途には疑問符が付きます。

ネジ山のつぶれや本体裏の擦り傷など品質面に懸念があるとは言え、国内の量販店で買える世界的に見ても数少ないステレオスピーカー内蔵の、しかもアイワブランドのポータブル短波ラジオですから、コレクションとして1台所有するには良いかなと思いました。

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