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2021/09/12

デジタル復調ハンディ受信機4機種雑感2021

ふと、今年(2021年)はまだデジタル復調対応受信機の話をしていないことに気がつきました。そこで現行品(必ずしも店頭に在庫がある訳ではないですが)のデジタル復調対応ハンディ受信機4機種の特徴と、機種毎のよしおの使い方等について簡単にまとめ、最後に受信機の選び方を語ります。

これから語る4機種

 

 

アイコム IC-R30(ファームウェアVer.1.11)

ICOM IC-R30(一部写真加工)

2波同時受信と2波同時録音対応のデジタル復調ハンディ受信機です。

ただしデジタル波同士の2波同時受信は非対応でデジタル×アナログ、アナログ×アナログの組み合わせならば2波同時受信が可能です。

国内では主にD-STARデジタルアマチュア無線、秘話のない主要なデジタル簡易無線(登録局、免許局)が聞けます。

日本語表示とBluetoothに対応し、とにかく使いやすいです。

純正ヘッドセットオプションVS-3でスマートフォンの音楽を聴きながら受信待ち受けができます。

日本国内で聴けるデジタル波用の復調モードが少ないため、よしおは割当の決まった無線の受信に使っています。



AOR AR-DV10(ファームウェアVer.2104A)

AOR AR-DV10(一部写真加工)

恐らく世界最大クラスのデジタル復調モード数を誇るデジタル復調対応のハンディ受信機です。

IC-R30で聞ける全デジタルモードに加え、八重洲C4FM方式とアルインコ方式の一部デジタルアマチュア無線、日本だけでなく海外で多く使われるDMR、最近やっと日本でも使われ始めたテトラ(TETRA)等に対応しています。

有料ファームウェアを追加購入すると特定の通話相手だけを狙い受信できるテトラ用の機能が追加できます。

よしおはこの有料ファームウェアを購入し、関東の某大型空港でこの受信機を振り回し楽しんでいます。

最近はほとんど遠出できませんが、旅行にはほぼ必ず持ち歩く1台です。



ユニデンアメリカ BCD436HP

Uniden America BCD436HP

日本ではノーサポートの北米向けスキャナーです。

有料オプションの追加で、日本ではDMRとごくごく一部のNXDNが受信できます。

録音機能、トーンスケルチやデジタルコードスケルチの瞬時割り出し、付近の電波に同調し音声を受信するクロースコール(アルインコDJ-X11の瞬間同調に相当)など、とにかく機能は豊富です。

エアバンド(航空無線)がかなり聞きやすいです。

感度は低いと言われますが、よしおの使い方ではそれほどでも...と思います。

説明書は全部英語ですが、よしお個人としてはIC-R30よりも総合的に使いやすく、一番のお気に入りです。


 

米ウィスラー(Whistler) TRX-1

Whistler TRX-1(写真一部加工)
Whistler TRX-1(写真一部加工)

こちらも日本ではノーサポートの北米等向けスキャナーです。

写真はアウターケースを外した状態です。

日本ではDMRが受信できます。

録音機能など、BCD436HPに酷似する機能があります。

こちらも説明書は全部英語です。

そういえばグアムで使用して以来、当機種の出番があまりなかった事に気が付きました(下記関連記事参照)。




■結局どれが良いのか


よしおの個人的な意見として、このような趣味性の高い物は目的はさておき、まず見た目で選ぶべきと考えます。

上記で紹介したデジタル復調対応ハンディ受信機4機種は従来のアナログ専用受信機よりも操作がはるかに複雑で、説明書を読むだけで疲れてしまうことが少なくありません(特に外国語ならばなおさら)。

操作に慣れる前に挫折してしまうと、その後のモチベーションの維持が難しいものです。

そんな挫折しそうな場合があっても、手に入れた製品の形が気に入っていれば「もう少し続けてみようか」となる可能性は高くなります。

ですから(無線機もラジオも同じですが)受信機は、気に入った見た目であること。それがよしおの持論です。

もちろん、最初気に入らなくとも、使い続けている間に良さの見えてくる製品があるのも事実です。



なんだか途中から何を話したいのか分からなくなってきました(笑)

今年(2021年)は主要部品の不足で、受信機自体の生産や購入が困難な状況です。

つまり一度タイミングを逃すといつ買えるか分かりません。

 

購入をせかすつもりはありませんが(笑)、少しでも気に入った製品を見つけた場合、なるべく早めに手に入れておくのがよい状況にあることは間違いないでしょう。

(関連記事はこの下です)


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2020/04/27

グアムで無線を受信する4~総括~

米国の無線を受信したいが為にグアム旅行するシリーズ。今回は締めくくりとしてグアムでの受信成果とTRX-1の使い勝手を語ります。



まずは受信成果から。
RF Explorer+AR-DV10で移動受信中(一部加工済)

グアムでは概ねアナログの比率が多く、デジタルが思いのほか少ない印象でした。

UHF帯でP25を発見しましたが暗号化されていました。

450MHz帯ではアナログ通信が比較的多く使用されていました。

空港では400MHz帯アナログ波の他、Radio Referenceのデータベースに未掲載のTETRAらしき波を観測しました。AR-DV10でしばらく待機しましたが音声の復調には至っていません。



次に米国でのTRX-1の使い勝手について。
グアムでTRX-1受信中の様子


日本で死蔵状態だった、手持ちのTRX-1の初陣を飾った場所がグアムとなった訳ですが、一言で言うとTRX-1は初心者が苦戦するスキャナーと思いました。その苦労話は下記関連記事にまとめています。

TRX-1では800MHzのトランキングのみ受信に成功しましたが、米ユニデンBCD436HP同様、英語の説明書を読んでも勝手が分かりづらいので、とりあえず触ることが重要でしょう。

ただ、何故かグアムの周波数を郵便番号で地域設定できなくなってしまったBCD436HPに対して、TRX-1はほぼ強制的に地域設定でき、こうしてグアムで活躍した訳ですから、応用性はかなりあると思いました。


AR-DV10RF Explorerも連携してうまく使うことができたと思います。特に海外ではどんな電波が現れるか予想外のことばかりが起こるので、多彩な復調モードに対応するAR-DV10の必要性を改めて実感した次第です。


Whistler(ウィスラー) TRX-1

出発前から冷や汗ばかりでしたが、何とか本場米国の無線を無事受信できて良かったです。

機会があれば、次回はラジオの遠距離受信も試したいですね。

(関連記事はこの下です)


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グアムで無線を受信する3~受信録音できない?~


米国の無線を聞きたいがためにグアムへ旅するシリーズ。第3回はグアムへ到着し現地で受信活動を始めた時のトラブルをお話します。これまでのストーリーは下記関連記事を参照ください。
左からRF Explorer、AR-DV10、TRX-1(グアムにて)


出国当日、何とか日本からグアム行きの飛行機へ乗り込み、無事グアム国際空港へ到着しました。

今回よしおがグアム旅行で選んだ受信機とスキャナーは前回紹介した米ウィスラーのTRX-1AOR AR-DV10、そしてSeed StudioのRF Explorerです。

米ユニデンのBCD436HPを持参しなかった理由は第1回(下記関連記事参照)のストーリーで触れています。

アイコムのIC-R30はNXDNに対応するも、海外で多用されるDMRやTETRAが復調できないため得られるメリットは少ないと判断し、今回もお留守番です。

ただAR-DV10のサーチやスキャン速度はIC-R30よりも遅い(それでも他の受信機と同じくらい速い)ので、それを補うためハンドヘルドスペクトラムアナライザーRF Explorerも持参することにしました。



グアムの宿泊地へ到着後、早速TRX-1を起動しました。

しばらくすると800MHz帯のLTRトランキングで反応が。
グアムでトランキング無線受信中のTRX-1

デジタルではありませんがひとまず受信成功のようです。800MHz帯の電波が続々と受信できました。


しかし800MHz帯以外の電波、例えば450MHz帯のアナログレピーターがAR-DV10とRF Explorerでは反応するも、TRX-1で受信できていません。

どうやら周波数データベースのインポートに一部失敗したようです。

TRX-1の英語の取扱説明書を読んでみるも分からないので、800MHz以外の受信をAR-DV10に任せTRX-1をトランキング受信専用としました。



ひとまずTRX-1でグアムの無線受信に成功したので次は受信内容がTRX-1で録音できているか確かめます。

米ユニデンのBCD436HPは録音ボタンを押せばすぐ録音開始され、録音ボタンを押さなくてもある程度は受信内容とログが保存される仕様ですが、このTRX-1はそう簡単にはいきませんでした。

TRX-1本体設定で録音オプションEnable Recordを有効にしたのですが、一向に録音されないのです。
Program MenuのGlobal Settingsで録音を有効にした状態

取扱説明書によると、表示の「psDr」のうち「r」が「R」になっていれば録音され、受信中は右上の再生マークが録音マーク「●」に変わるとありますが、録音オプションを有効にしても全く「●」は表示されず録音されません。
psDr表示(録音されていない)状態のTRX-1


このままでは受信結果を持ち帰れない...。


説明書を読んでいても答えが出ないのでTRX-1を色々触っていると、どうやらスキャンするメモリーチャンネル又はトランキンググループ毎に録音する/しないを切り替えなければならないことが分かりました。

そこで数百チャンネル存在するメモリーチャンネルの録音設定を手作業で1チャンネル、または1トランキンググループ毎に全部録音有効化することになりました(笑)

[録音有効化操作方法]


(1) MENU > Browse Objects を十字キーの上下で選びSELを押す

(2) 十字キーの左右で前回のストーリーでインポートしたグアムの周波数のバンク名を選び、十字キー上下で任意のチャンネルやトランキンググループに合わせMENUを押す

(3) 十字キーの上を何度か押しRecordへカーソルを移動しSELを押して録音を有効化

(4) 最後に十字キーの下を何度か押しSave Changesに合わせ、SELを押す

psDr表示がpsDRへ変わり、録音が有効になりました。

この操作をチャンネル数、トランキンググループの数だけ繰り返します(汗)



こうしてTRX-1で受信した内容をやっと本体内録音できるようになりました。

米ユニデンやアイコムのような、単純に録音開始/終了だけの操作ならばよかったのですが...。

グアムでの受信体験記はもう少し長くなりそうなので次回へ続きます。

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