・ファームウェアダウンロード AR-DV1 製品情報 株式会社エーオーアール AOR, LTD
テスト版ということを理解したうえで、メモリーを含むシステムバックアップ後、早速ファームアップしてみました。
既存のメモリーは全消去されるようです。
上記ページにある説明資料によると、1812Aテストファームで新たに追加されたT-TCモードはTETRAトランキングのスロット自動選択と手動選択、サーチしながらのスロットスキャンにも対応しているようです。
基本的な使い方はいつも通りAR-DV1のファームアップ後、
- MODEボタンを押してダイヤルでT-TCに合わせる
- TETRAトランキング無線周波数に合わせる
- ダイヤルを1回押してスロット選択画面を出し、ダイヤルを回してスロットを自動、1~4から選ぶ
これだけです。
注意すべき点としては本ファームはベータ版であることと、TETRAトランキングの復調に対応しているとはいえ、北米のスキャナーのようなトランキングシステム(目的の通信の自動追従)には対応しないため、手動で周波数とスロットを追いかけなければならないことが挙げられます。
そこでスペアナの登場となりますが、AR-DV1単体ではTETRAの周波数がスペアナで見られないので、移動受信をするならばユピテルのMVT-9000、八重洲無線のVX-8D(現行品はFT1XD、FT2D)またはRF Explorer 6G Comboのスペクトラムスコープ機能と併用しながら使いたいですね。
IC-R30のスペアナは使いづらいので、あまりお勧めできません。
固定使用で予算が許せばアイコムのIC-R8600との併用が今のところ最善の選択かと個人的には考えます。まあIC-R8600がTETRA復調できれば丸く収まるのですが...。
よしおの環境ではまだTETRAの復調には至っていませんが、機会があれば国外、空港周辺へAR-DV1をスペアナ機能の付いたハンディ機と一緒に持参し、試したいと思います。
なおハンディSDR受信機、AR-DV10のTETRAトランキング対応ファームは本記事執筆時点で非公開です。
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