現地で使うスキャナーは過去に実績のある(関連記事「デイトンハムベンション」参照)米ユニデンのBCD436HPを今回も持参する予定ですが本当にグアムで使えるか、リハーサルも兼ねて出発前に確かめることにしました。
米ユニデンスキャナーBCD436HP+コメット製アンテナ |
まずSentinelソフトウェア上で最新のHPDBをダウンロードし、グアムが登録されていることを確認します。HPDBとはネット上で公開されている米国とカナダの周波数データベース、要は北米の周波数帳です。
Sentinelソフトウェア上のHPDB州別周波数リスト |
上記のとおり、確かにグアムはHPDB上に登録されていました。
次に、最新のHPDBをBCD436HPへ書き込み、BCD436HP本体でグアムの郵便番号を入力して現地の周波数が呼び出せるか確認します。
蛇足ですが、BCD436HPにはカナダ又は米国の郵便番号を入力するだけで受信したい地域の周波数リストを自動で呼び出せる機能があります。この機能は日本では使えませんが、米国やカナダで使う分には自分で全周波数を入力する手間が不要なので、受信は非常に楽です。
例えばグアム国際空港の郵便番号は96913なので、これをBCD436HPへ入力すればグアム国際空港の周波数が設定されるはず...
結果は下記のとおり"Out of Range"、つまり未登録のようです。他のグアムの郵便番号を入力しましたが全部同じ結果でした。
試しにグアムではなく、ハワイのホノルル国際空港の郵便番号96819を入力すると...
米国として認識されたようです。ニューヨークの郵便番号も同じように認識されました。
もう一度グアムの郵便番号を手あたり次第入力しましたが、すべてOut of Rangeでした。どうやらBCD436HPにとってグアムは米国ではないようです(笑)
郵便番号による設定は諦め、今度は直接緯度と経度を入力して認識するか確かめます。
何度入力してもスキャンするものが何もないと表示されました。
やはりBCD436HPにとってグアムは米国ではないらしいです(笑)
残された手段はSentinelソフトウェアからグアムで使われている周波数を手作業でひたすら入力する、つまり日本の受信機と同じ手間を掛けるしかありません。
郵便番号を入れるだけで即使えるはずのBCD436HPの存在価値が...。
というわけで、グアムでBCD436HPは米国本土やハワイ州のようにすぐ使えないことが分かりました。
この時点で原因が本当にBCD436HP本体にあるのか、HPDBの登録情報のどこかに問題があるのかはまだ分かりません。
しかし少なくともSentinel上でHPDBにグアムの周波数データーは存在するので、問題があるとするならばBCD436HP本体なのか...
このとき、グアム出発まで残り9時間。トランキングを含む大量の現地周波数をBCD436HPへ手動入力する時間はもうありません。
しかしこのままではグアムで受信する当初の
次回へ続きます。
(関連記事はこの下です)
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