2018/09/23

閉局前のIRIB日本語放送を楽しむ

IRIBイランイスラム日本語放送が閉局するということで9月22日 19時50分から1時間屋外で受信してみました。

 
当日の受信状況は浅い変調にフェージングが重なり、なかなか入りのよくない状況。
XHDATA D-808とTECSUN PL-365で受信

混信はないものの設置した外部アンテナでさえ受信が厳しい状況でした。

もはや定番のELPA(朝日電器)のER-C57WR、XHDATA D-808をはじめとする短波ラジオを受信用として準備した他に広帯域受信機IC-R30も追加し、最後の放送を録音しました。
ER-C57WR(左)とIC-R30(右)

折角の機会なので往年の名機スカイセンサーCF-5950も投入しましたが経年変化が原因なのか、全く受信できず。

逆に、意外に健闘したのがIC-R30でした。外出先での短波放送の録音に今後重宝しそうです。
IC-R30で最後のIRIB日本語放送録音中

IC-R30のSメーターは見た目上、フルスケールですが軽く振れるので残念ながら受信状況とは一致していません。


ICF-SW7600GRではなく敢えてICF-SW07を引っ張り出したり、台湾山進電気のATS-909Xなども投入。

ランタンで周囲を照らしながらSWLをする光景は一見するともうペディです。まあ、周囲から見ると職質間違いなしですが(笑)
ICF-SW07と仲間たち

こうやって短波ラジオを数種類受信状態にすると各機種の個性が見えてきます。

持参したラジオの中でソニーの短波ラジオから流れる音の耳当たりの良さは、どんなにフィルターを切り替えても最近のDSPラジオでは味わえないものがありました。

やはりラジオの価格には造りもさることながら、それなりの理由があるものです。

ソニー製短波ラジオの生産終了が悔やまれますのでここはひとつICF-SW7600GRにダイヤルを付けた、選局中ミュートしないPLLラジオの発売を新生アイワにお願いしたいところです。



IRIB日本語放送終了後は何とも言えない気分になり、つい勢いで一杯やってしまいました


※お酒は二十歳になってから

ソニーがICF-M780N以外のすべての短波ラジオの国内販売を取りやめたショックは相変わらず引きずっていますが、追い打ちをかけるように各国の日本語短波放送が徐々に終息する状況を目の当たりにすると毎回寂しく思います。


もはや短波放送は忘れ去られる存在なのでしょうか。

(関連記事はこの下です)


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