DJ-R200D |
[音]
- 送信音質はDJ-P222と変わらず。つまり変調は浅めだがクリアで強風の風吹かれに強い
- 受信音質は高音が強調されている。そのせいか、モニター時のブチブチ音はさほど気にならないレベルというのが第一印象
- ボタンを押した後のビープ音が出る時のポップノイズ(ボフッ音)は程度が軽減されている
- DJ-R100Dよりも音量が大きく、よりはっきり聞こえるようになったようだ
- 音声ガイダンスは音量を1(最小)にしてもうるさい。イヤホンマイクをつなぐとビープ音は適度に小さくなるがガイダンス音声は爆音でうるさいと思う(切可能)
[新機能]
- 音声ガイダンスありにすると電源ボタンを押すたびに現在の無線機の状態をしゃべってくれる
- ショックセンサー(マンダウンと同じ?)はDJ-R200Dに軽い衝撃を与えたりトランシーバーを傾けるとアラームを送信する。このモードでダイヤルを3回押すと下記のような説明書にはない表示が現れる
- (タイムアウトペナルティ)短縮モードはモード14とモード15。モード14が単信、モード15が複信(同時通話)
- 単信の短縮モード(下記写真)の動作はトーン周波数100Hzで中継b12を送信後、トーン周波数136Hzくらいで中継b21へ移動し送信、以降これを繰り返す周波数ホッピング。b21が使用中の場合はb12に留まる。制御チャンネルの送信動作はなし
[端子の仕様変更]
- イヤホンマイクジャックが1ピン防水タイプへ変更された。従来の2ピンタイプは非防水タイプの変換コネクタが必要(予想通り)
- 外部電源のDCジャックの防水キャップが着脱式となった
[そのほか気になることの確認]
- 電話モードは引き続き使用可能。DJ-R100Dとの互換性はあるがコンパンダ機能は併用不可
- 手元にある市販の2400mAh 単3型ニッケル水素充電池を使用したところ、下記の電圧でもあっさりと起動した(メーカー保証外、自己責任)
- DJ-R100D(下記写真左)とDJ-R200D(下記写真右)を並べるとDJ-R200Dのバックライトが明るい。ボタンもLEDで光っている(ツマミと側面ボタンは光らない)
- アンテナの長さはDJ-R100D、DJ-R200D(いずれもロングアンテナ"L"タイプ)でそれほど違いはない
- 受信信号録音機能は説明書に記載がないようで試していない
- 温度センサーへのアクセス方法は不明(説明書に記載なし)
- 着信バイブレーターは、音は静かになったが振動の強さはDJ-R100Dと変わらず弱い。但し電池の減りは少なくなったようだ(すぐに電池切れマークは表示されない)
- 着信音、エンドピーなどの音色はDJ-R100Dなどと変わらず
- Sメーター表示、3分タイムアウトをカウントダウン表示、周波数表示は引き続き搭載
- スキャン速度が倍速化した (DJ-R100D, DJ-P24, DJ-P23比)
- チャンネルセレクト、音量つまみはクリック感増
[DJ-R200Dで削られた?機能]
- 親機と子機間だけが通話でき、子機間同士の無駄な通話や勝手な連絡を禁止できる、クロスTSQモード(DJ-P27互換)
- 相手との距離を音の変化で捉える、ビーコンモード
- ケアモニター
- 通話モード変更の誤操作を防ぐモード固定DIPスイッチ
[まとめ]
特定小電力トランシーバーDJ-R200Dシリーズは基本的にDJ-R100Dの操作性を受け継いだ後継モデルであり、DJ-R100Dに大幅な機能追加といくつかの機能入れ替えがされたものという認識でよさそうです。もっとも関心のあった日本語音声ガイダンス機能は、チャンネルやグループ番号を読み上げてくれるのは良いのですが、セットモードでは表示項目名や設定内容を読み上げてくれると思いきや、セットモード表示の順番の番号だけを読み上げるという、さほど意味をなさない動作と思いました。
発声が操作後にワンテンポ遅れるのも気になりました。音声発声中に無線機が操作不能になることはありませんでした。
今回はDJ-R200Dについて気になったこと、簡単に確かめられることをチェックしました。
メーカーWebサイトにアップされる補足説明書が後日登場するらしいので、もう少し詳しいレビューは後日掲載予定です。応えられるか分かりませんが、リクエストがあればコメントへどうぞ。
(関連記事はこの下です)
[関連記事]
・アルインコ 全部入り特小無線機DJ-R200Dシリーズ発表(2016/12/07)
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