AOR AR-DV10(ファーム1912Aベータ版適用) |
AR-DV10についてはAR-DV1とのスペック比較記事が下記関連記事にあります。ファームウェアアップデート方法はAR-DV10の説明書にあります。
■ショートカット機能とは
ショートカット機能はAR-DV10の操作をより良くする機能です。
お手持ちの無線機や広帯域受信機の操作キー周辺に文字が書かれているのを覚えているかと思います。
八重洲無線 VX-8D(生産完了)の操作キー周辺の文字 |
例えば八重洲無線のVX-8Dで周波数ステップを変える場合は側面の「F」(機能キー) +「2」を押すとすぐにステップ変更できます。
AR-DV10のショートカット機能は、これに相当する操作を(ようやく)実現できる機能なのです。
■実際にどうやって操作するか
一般的な無線機や受信機の操作は「F」や「Fn」などといったキーを押してから別のキーを押して機能を呼び出します。
AR-DV10は「CLR」下の鍵マークのボタンが「F」や「Fn」に相当する機能キーに当たります。
AR-DV10の実際の操作は "鍵マーク" + "2" のように、1~9(9通り)までの数字を押して機能を呼び出します。
■設定方法
"サーチ(プログラムスキャン)開始" を "1" へ登録する例を説明します。
これまでAR-DV10でサーチを始めるには「MENU」 + 「4」 + 「1」のように3回キーを押さなければサーチできませんでした。
しかし、これから説明する操作をすれば今後、"鍵マーク" + "1"でサーチが開始できるようになります。
(1) 鍵マークを押す
ショートカット呼出メニュー画面が表示されます。
(2)「.(点)」を押す
ショートカットの編集モードに入ります。
(3)「1」を押す
ショートカット操作を登録する数字キーを選ぶ画面が表示されます。
(4)「1」を押す
画面左上に小さな鍵マークが点滅しているのを確認します。
(5)「MENU」を押す
メニュー画面が表示されます。画面右上に鍵マークが点滅し続けているのを確認します。
(6)「4」を押す
引き続き、画面右上に鍵マークが点滅し続けているのを確認します。
(7)「1」を押す
画面左上に小さな鍵マークが点滅しているのを確認します。
(8) 鍵マークを押す
登録するショートカット操作に名前を付ける画面が現れます。
(9) ショートカットに名前を付ける
「←」「→」キーで名前のカーソルの移動、「CLR」キーで1文字削除ができます。よしおは SEARCH と入力しました。
(10) 「ENT」を押す
これで次回からサーチ開始を"鍵マーク"+"1"で開始できるようになりました。
■実際に操作する
現在AR-DV10はサーチ動作中のはずですから「ENT」でVFO-Zの状態にし、サーチを止めます。それでは"鍵マーク"+"1"を押してみてください。サーチが開始されたはずです。
うまくいかない場合は鍵マークを押し、1番に先ほど登録したショートカットの名前 "SEARCH" が表示されていることを確かめてください。
■ショートカット機能登録例
よしおはサーチ開始のほかにスキャン開始、ステップ変更、VFO-Aの操作を割り当てました。モード切替は既にボタンがあるので、このショートカット機能を使うことでサーチ、スキャン、VFO、ステップ操作の手間が1/3減ります。
AR-DV1とAR-DV10(オプションの専用ケース装着時) |
AR-DV10にショートカット機能が追加されたことで、階層奥深くに巣くうメニュー項目までたどり着く操作の手間が減ります。
このショートカット機能の操作法がしばらく続くかは分かりませんが、ひとまずファームウェア1912A以降に対応する操作法ということで、ここに備忘録として残します。
(関連記事はこの下です)
[関連記事]
・AR-DV10とAR-DV1発売前スペック比較 (2018/04/15)
・AR-DV10(1904Bファーム)の不具合らしき症状2例の考察 (2019/11/02)
・AR-DV10の音声データをLOGEXTRACTで読み込んでみる (2019/01/21)
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