・SRF-R356 | ラジオ/CDラジオ・ラジカセ | ソニー
ソニー SRF-R356(公式サイトから) |
SRF-R356は単4アルカリ乾電池1本で27時間以上、または単4ニッケル水素充電池1本で動作するデジタルチューニング方式の名刺サイズラジオです。
大きさは最大で幅5.7×高さ9.45×厚み1.89センチ、重さは付属単4マンガン乾電池1本込みで約80グラムです。
外観は日本語表示のバックライト内蔵大型液晶ディスプレイとジョグレバー、7つの一発選局プリセットボタン、音量つまみ、バンド切り替えボタン、電源スイッチ、モノラルスピーカー、内蔵イヤホン巻取りスイッチ、ホールドスイッチ、オプションのヘッドホン用ステレオミニジャックなどを装備します。
SRF-R356上面(公式サイトから) |
スピーカーまわりの形状は同社製XDR-64TVやSRF-T355、SRF-T3355Kを彷彿させます。
キャリングケースを付属するので持ち運び時も安心です。
SRF-R356 地域選択(公式サイトから) |
受信バンドはAMが531~1710kHzのワイドバンド、FMが76~108MHzとワイドFM(FM補完放送)に対応しています。ワンセグテレビ音声やラジオNIKKEI、i-dioは受信できません。
時計合わせと地域選択をするだけで、安価な製品にありがちな煩わしいプリセット登録をすることなく、すぐに使い始められます。
アンテナはAMが内蔵バーアンテナ、(ワイド)FMがイヤホンアンテナです。
内蔵の巻取り式イヤホンは片耳ですが、オプションのスマートフォン用(4極)ではない3極式ステレオミニプラグヘッドホンを使うとFMステレオ放送がステレオで楽しめます。
そういう訳で型番がICFではなくSRFから始まっています。
SRF-R356内蔵イヤホン引き出し時(公式サイトから) |
写真から分かるように巻取り式イヤホンは新型のようです。
もちろんソニー製デジタル選局方式名刺サイズラジオに装備されている時計やアラーム、スリープタイマーなども標準装備されています。
さて、SRF-R356の最大の特徴はデジタル選局方式にもかかわらず、単4アルカリ乾電池1本で最大約100時間という驚異的なロングバッテリーライフにあります。
その秘密は「独自設計IC」にあるようです。
低価格品などに多く使われている低コスト部品を使ってもデジタル選局でここまでの電池寿命は実現できないはずなので、ソニーの本気度がうかがえます。
充電池も付属するオプションのラジオ用充電キットBCA-TRG3KITを使うと単4ニッケル水素充電池が繰り返し使え、電池交換がほぼ不要となりす。
単4ニッケル水素充電池使用時の電池寿命は本記事執筆時点で非公開ですが、これまでの名刺サイズラジオの電池持続時間の実績から単純計算すると、かなり低く見積もってもスピーカー使用時で約14~16時間、イヤホン使用時で約35~45時間と推定されます。
参考情報として、公式のスペック比較URLをここに張り付けておきます。
このSRF-R356の発売は(2018年)4月14日土曜日、価格は税抜き12880円を予定しています。
ワンセグ音声受信3バンドラジオXDR-64TVとXDR-56TVを立て続けにリリースした後に、まさかこのようなサプライズが控えていたとは嬉しい限りです。
待機電力がどの程度かは不明ですがこれほど長寿命であれば一時的な災害用として使えるかもしれません。
よしおは個人的にICF-SW7600GRとICF-EX5MK2という国産ラジオの名機が立て続けに終息したことに意気消沈しており、この調子で新製品が登場すると次に消えるラジオが気になりますが、このSRF-R356の登場は少なくとも朗報であることに間違いはないようです。
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