FT-65は付属リチウムイオン充電池で動作する5Wアナログデュアルバンドハンディです。
大きさは幅5.25×高さ10.45×厚み3.1センチ、重さはアンテナと付属充電池込みで約260グラムです。
付属品は約9時間以上使える1950mAh充電池SBR-25LI、急速充電器SBH-22、充電用ACアダプターSAD-20B、ベルトクリップSHB-18、アンテナです。
オプションとして約12.5時間以上使える2500mAhリチウムイオン充電池SBR-26LI、プログラミングケーブルSCU-35、クローンケーブルSCU-36、VOXイヤホンマイクSSM-512Bがあります。オプションの価格は税抜き5000円を超えるものはなく非常にリーズナブルです。
送信周波数は144MHz/430MHzのアマチュアバンド、受信周波数は補完放送に対応したFMラジオ、136~174MHzと400~480MHzです。VHF航空無線の受信には対応しないようです。
スピーカーの音声出力は1ワット、多少の雨とホコリならば使用可能なIP54です。MIL-STD-810C/D/Eに対応しタフさも兼ね備えており業務用無線機クラスのハイスペック装備です。
P1~P4で設定を一発で呼び出せるクイックリコールキー、正面の高輝度LEDライト、スキャン、ARTS、DTMFなどに対応しています。
FMラジオ受信機能はありますが無線を待ち受けながらラジオを楽しめるAFデュアル機能の記載はカタログからは確認できません。
スピーカーマイク端子はありますが外部電源端子はないようです。
KANHAM2017で配布されたスペック表を載せておきます。
次に外観をチェックします。なおレビュー対象の本体はサンプルであり発売直前の最終品ではないことをお断りしておきます。
FT-65の正面にはテンキーとクイックリコールキー(QRK)が4種類、上下ボタン、LEDライト、視認性のよいフルドット液晶表示、マイクがあります。
左側にはPTT、モニター、機能(F)キーがあります。
右側にはスピーカーマイクジャックがあります。
上部には電源と音量の共用ツマミ、エマージェンシーボタン、アンテナコネクターがあります。
電源は回してカチッと音がして入切するオーソドックスなタイプです。このツマミは電源/音量共用の専用ツマミでメインダイヤルにはなりません。
アンテナコネクターは上のようにケンウッドのTPZ-D503と同じSMAオスタイプで、国内で流通しているSMAアンテナを使用する場合は別途変換アダプターが必要です。
バッテリーの着脱はベルトクリップがない状態であれば下部のスイッチをスライドするとすぐにポップアップする扱いやすい方式です。
ベルトクリップ装着時はベルトクリップの端を持ち上げるとバッテリー交換がしやすくなります。
このFT-65は税抜き29800円、発売は未定となっています。
説明員によるとFT-65はFT-60の後継機とのことですが、キーボードにバックライトがないらしく受信範囲も極端に狭いので、国内でこのまま発売されるならば実売価格はFT-60よりも安くなると予想します。
(関連記事はこの下です)
[関連記事]
・米八重洲無線 アマチュアハンディFT-25R,FT-65R発表 (2017/02/10)
・八重洲無線 FT-70D発表, FT-60/VX-6スペック比較 (2017/04/12)
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