2018/12/16

東芝エルイー 録音できるCDラジオTY-CX700発売&スペック比較

東芝エルイートレーディングからマイクを内蔵した薄型のCDラジオが発売されます。

TY-CX700:SD_USB_CDラジオ:東芝エルイートレーディング株式会社

TY-CX700:新製品情報:東芝エルイートレーディング株式会社

東芝エルイー TY-CX700(公式サイトから)

TY-CX700は付属電源コードでコンセントから、またはオプションの単3アルカリ電池6本でCD再生時約3時間使える、壁掛けにも対応するスリムなCDラジオです。リモコンが付属します。
TY-CX700リモコン(公式サイトから)

大きさは幅31×高さ15.1×厚み6.9センチ、重さは電池込みで約1.4キログラムです。

TY-CX700はCDの再生、AM/FM/ワイドFMラジオ、2GBまでのSDカード、32GBまでのSDHCカードまたは32GBまでのUSBメモリーに入っている、192kbpsまでのMP3ファイル再生と録音が可能です。

MP3録音のビットレートとモノラルorステレオは非公開ですが、内蔵マイクとオプションのオーディオコードを使い外部入力音声、CD、ラジオの音声はSDカードまたはUSBメモリーへ録音できます。

SDからUSB、USBからSDへのダビング方法は説明書に書いてないように見えますが、USBメモリーとSDカードの録音ボタンは独立しており、製品情報にも「SDカードとUSB間でデータの複製が可能。」とあるので、できるのでしょう。
TY-CX700右上面(公式サイトから)

オーディオCDのUSBまたはSDへ倍速ダビングも可能です。

製品情報にはマイク入力端子があると記載されていますが、説明書には書いてないため誤記でしょう。内蔵マイクのミキシング機能はないようです。

タイマー再生機能は1件の内蔵マイク以外の音源を指定時間に再生できます。

タイマー録音機能は2組のラジオ番組または外部入力音声をSDまたはUSBへ録音できます。





次に、肝心のラジオ機能をチェックします。
TY-CX700上面(公式サイトから)

TY-CX700は531-1710kHzのワイドAMと76-108MHzのFM/ワイドFMステレオ放送が受信できます。
アンテナはAMが内蔵バーのみ、FMがロッドアンテナのみで外部アンテナ端子はありません。

選局は地域設定で予め登録済みの放送局リストから選ぶ方法と5つのお好み選局ボタンから選ぶ方法、手動があります。手動選局ではスキャンも使えます。

お好み選局ボタンはAM/FMで各5、合計10の周波数をプリセットできます。





さて、このTY-CX700は外観からCDラジオのTY-C300の後継機に見えますが、TY-C300には録音機能がないので恐らくTY-CRX71の後継機と言うべきでしょう。

ということでTY-CRX71TY-CX700をスペック比較します。まずは一般定格から(クリックで拡大)。


先に挙げたようにお好み選局ボタンが3つから5つへ増加しています。

内蔵マイクが追加されました。

TY-CRX71はACアダプター駆動でしたが、今回のTY-CX700は電源内蔵に変更され、なおかつ本体サイズがひと回り小型化されています。

乾電池使用時の電池寿命はスピーカー出力アップのためか25パーセントダウンしているように見えますが、使用電池が単2から単3へ変更されているため、実質燃費は50パーセント以上向上していると言えます。

TY-CRX71のラジオ聴取中の電池使用時間が約16時間ですので、CDの電池の持ちから単純計算するとTY-CX700のラジオ聴取時の電池寿命は半日程度でしょう。


次に機能比較します(クリックで拡大)。


時刻自動補正機能が追加され、NHK第一または第二のAM放送で同期するようになりました。

スリープタイマーほTY-CRX71からありましたが、TY-CX700にはラジオや外部入力音声のタイマー録音機能と全入力ソースのタイマー再生機能が追加されています。

TY-CX700で新規追加されたタイマー録音機能は2組設定できますが、2組の終了~開始時刻間は5分以上空ける必要があります。
もしかするとTY-CWX90と同じような、異なる曜日であっても5分以上空ける必要があるかもしれません。この辺りはソニーやパナソニックのラジオレコーダーには無縁の制約です。



TY-CX700(公式サイトから)

以上、TY-CX700の各部仕様のプレビューとTY-CRX71とのスペック比較でした。

このTY-CX700は来年(2019年)1月中頃に発売予定。価格は税抜きで1万1000円程度とのことです。

タイマー録音機能やラジオによる時刻自動補正機能、果ては受信周波数一覧表までも付属するということで、使い方さえ工夫すれば少しは期待できそうなCDラジオです。

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