2017/08/12

ケンコー 多機能防災ラジオKR-005AWFSE &スペック比較

一眼レフカメラのレンズや天体望遠鏡など光学製品で有名なケンコーから太陽電池と手回し充電付きの防災ラジオが発売されています。

多機能防災ラジオ KR-005AWFSE | ケンコー・トキナー

ケンコー KR-005AWFSE (公式サイトから)


KR-005AWFSEはAMとFMの2バンドが受信可能な多機能防災ラジオです。

大きさは幅14×高さ8×厚み3.8センチ、重さは乾電池なしの場合おおよそ230グラムです。

電源は3.7V 500mAh内蔵充電池のほか、オプションの単4乾電池3本です。

ラジオはAMが530-1650kHz、FMが76-108MHzです。FM補完放送にも対応しています。KR-005AWFSEは同調ランプを装備しています。


AMとFMラジオの他、USB機器を充電するためのUSB端子、内蔵充電池を充電する定格2ワットの手回しハンドル付きダイナモと定格200ミリワットの太陽電池パネル、15ルーメンのライトが装備されています。
ケンコー KR-005AWFSE (公式サイトから)

乾電池使用時はUSB機器の充電や内蔵充電池の充電ができないようです。

ラジオを聴取するための内蔵スピーカーは直径5センチ、最大音量は500ミリワット。雑踏の中でもそこそこ聴ける音量です。





さて、この太陽電池と手回しUSB充電機能のついた同種の多機能ラジオは他社からも登場しています。

ここでは2017年現在各社から発売中のラジオ、ライト、サイレン、手回しダイナモ充電、太陽電池のついた多機能ラジオの中から、スターリングクラブの5605 マルチパワーステーション26000 スターリングターボソニーのICF-B99アンドーのソーラーLEDライトラジオ R10-088KLZ、全5製品とスペック比較をします。

まずは機能から(クリックで拡大)。

今回取り上げたKR-005AWFSEは乾電池でのUSB給電に対応していませんがソニーのICF-B99とスターリングクラブの5605は乾電池によるUSB電源出力に対応します。

実使用時の太陽電池の出力は定格よりも極めて小さいため、機種すべて直接電源としてUSB出力はできません。ただし手回し充電でのUSB直接給電は上に挙げたどの機種も対応しています。

スターリングクラブの2機種のみランタン機能があります。

少雨で濡れていても使えるのはソニーのICF-B99のみのようです。



次に先程の5機種の詳細スペックを比較します(クリックで拡大)。


AMラジオの受信範囲はソニーのICF-B99が1710kHzまでと最大。続いてKR-005AWFSEが1650kHzまで受信できます。FMはスターリングクラブの6000ターボ以外が補完放送に対応します。

乾電池寿命はソニーのICF-B99とスターリングクラブの5605が最大約100時間で他を圧倒しています。

このKR-005AWFSEとアンドーのR10-088KLZ以外はイヤホン端子を装備しています。

KR-005AWFSEはソニーのICF-B99のようにキャリングポーチを付属しません。非常用持ち出し袋に入れる際は突然のサイレン鳴動などスイッチの誤動作を少なくするため、一般的な衝撃吸収袋に入れることをおすすめします。



以上、ケンコーから発売中の多機能ラジオKR-005AWFSEの特徴確認と現行モデル類似品とのスペックを比較しました。

KR-005AWFSEを敢えて選ぶメリットはスペックから見る限り音の大きさくらいでしょう。ラジオの受信感度など性能が他を圧倒するなどすればより選択肢に入ると思います。

(関連記事はこの下です)


[関連記事]
【追記】【プチレビュー】TY-JKR5、使用前に遭遇した症状と対策 (2016/11/28)

パナソニック 小型ラジオRF-P155,RF-P55など4機種発表 (2016/11/11)

防災ラジオの選び方(2016年版) (2016/11/21)

オーム電機 長寿命ポケットラジオRAD-P2226S発売中 (2017/07/19)

0 件のコメント:

コメントを投稿

現在コメントに返信できない状態です。ご不便をお掛けします。