・Icom Supplies Radios to Victims of Nuclear Accident(英文)
このニュースリリースによるとアイコムは福島原発の立ち入り制限区域内に立ち入る一時帰宅者に対して無線機の提供と防護服を装着した状態での無線機操作をレクチャーするスタッフを現地入りさせたとあります。
恐らく立ち入り制限区域に入る被災者に対して無線機の使い方を指導したものと思われますが、無線機メーカーが無線機だけでなくトランシーバーの使い方を教える技術者も派遣するのは異例であり、アイコムの復興支援への取り組みに熱いものを感じます。
アイコムが被災地に600台無線機器を送ったことは以前当ブログでもお伝えしました(文末、関連記事参照)が、この報道資料によるとこれまでにアイコムが東北・関東大震災被災地に提供した無線機の内訳は
・IC-4100(特小)...300台と充電池&充電器
・アマチュアハンディ機...200台と充電池&充電器
・IC-D50(登録局)...100台
とのことで、非常に多岐に渡っています。
今回の災害は皮肉にも携帯電話と比べた場合のトランシーバーの優位性を一般の方が理解する大きなきっかけとなりました。ニュース報道などで無線機はライフラインを支える縁の下の力持ちのためクローズアップされることは多くはありませんが現在でも復興に向けトランシーバーが警察、消防、自衛隊、民間ボランティアの方々の多大な助けとなっていることは間違いありません。
左から免許資格不要のIC-4300L(ロングアンテナ)、免許不要資格要の薄型ハイパワー機IC-DPR6、同中距離用IC-DPR3です
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・各無線機メーカーが大震災対応状況を発表
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