よしおのデムパな日: ソニー 2バンド防災ラジオICF-B300発表

ソニーから防災ラジオが発売予定です。

・ICF-B300 ラジオ／CDラジオ・ラジカセ - ソニー

ソニー ICF-B300(公式サイトから)

ICF-B300は単3アルカリ電池2本で約50時間、または内蔵充電池で駆動する、ライト付きの2バンド防災ラジオです。

AMは1710kHzまでのAMワイドまで、FMは95MHzまでの補完放送(ワイドFM)も受信します。

防水キャップと電池蓋を閉めた状態で防滴の基準IPX4に対応し、少雨でも使えます。

手回しハンドルと小型の太陽電池を装備し、本体の内蔵充電池を充電できます。

さて上記の通り、ICF-B300は単3アルカリ電池2本または内蔵充電池の電力でラジオと懐中電灯機能が使えますが、スマートフォンや携帯電話の充電にも対応します。

内蔵充電池への充電は下記3通りから選べます。

手回し充電
オプションのUSB ACアダプタからのUSB充電
太陽光充電

スマートフォンや携帯電話への充電用電源は下記3通りから選べます。

人力によるハンドルの手回し
充電済みの内蔵充電池
単3アルカリ乾電池

充電する機種によりますがICF-B300から1分間、手回しでスマートフォンや携帯電話へ充電すると約1分の通話または約25分の待ち受けができます。

IC-B300の内蔵充電池や新品のアルカリ乾電池でスマートフォンや携帯電話を充電した場合、最大の連続通話時間は約25分とありますが、この記載もお使いの機種によります。

ICF-B300でiPhoneを充電する場合はお手持ちのiPhoneに付属の充電ケーブルを使う必要があります。

ICF-B300の太陽光発電機能は直接スマートフォンや携帯電話へ充電できません(発電能力が少ないため)。

いよいよここからが本題です。ICF-B300は現行モデルICF-B99と色も形も一見同じように見えます。

ICF-B99(公式サイトから)

スペック比較をしましょう。下表はクリックで拡大します。

ICF-B99(左) vs ICF-B300(右)スペック比較表

表の左がICF-B99、右がICF-B300です。

薄い青色がスペックアップ部分、薄い赤色がスペックダウン部分です。

黄色は付属品の一部(太文字)が変更になった部分です。

ICF-B300はラジオ受信の使用時間がICF-B99よりもわずかに少なくなっています。

ICF-B300はICF-B99よりも高さが1ミリ増えていますが測定誤差と思います。重さは10g増えています。

ICF-B99ではガラケー用の充電プラグアダプターが付属されていましたが、ICF-B300ではそれがUSB-タイプCケーブルへ変更されています。

ICF-B300付属品(公式サイトから。右中ほどがUSB-Cケーブル)

ICF-B99付属品(公式サイトから。右中ほどが充電プラグアダプタ)

外観を比較すると、ICF-B300は選局窓の周波数目盛りの刻みがリニアスケールへ近づいたように見えます。

ICF-B300左側面(公式サイトから)

製品特徴に記載されているように、ICF-B300は「電気的チューニング方式により隣接する放送局と混信を緩和し、さらにチューニングしやすくなりました。」とあります。

これはICF-P27やICF-P37から始まった、新型チューナーが搭載されていることを意味しています。

ICF-P37については三才ブックスのラジオ受信バイブル2022に大変詳しく記載されています。興味があればそちらをご覧ください。

ソニーの新型チューナーは現在市販されているメーカー不明のダイヤル選局式防災ラジオより、夜間でも安定して受信できる特徴があります。

またICF-B300はICF-B99と比べ、受信感度の向上も期待できます。

この2バンド防滴防災ラジオICF-B300の発売は2022年8月26日(金)、価格はソニーストアで税込み16500円です。

よしおはICF-P27やICF-P37に各種充電機能とライト機能、防滴機能が追加されたものがICF-B300であるとみています。

それにしても何気ない防災ラジオの選局窓がかつて憧れていたリニアスケール表示に近づくとは、何ともうれしい事ではありませんか。

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